転職・スクール
ライフスタイル
本サイトではプロモーションを掲載しています。

固定費を節約する6つの方法を紹介!今すぐ実践できる節約術と資産運用

家計の貯蓄を増やしたいと考えたら、まず見直さなければならないのが固定費です。食費や交際費を減らすのは一時的な効果しか得られませんが、固定費を見直すことで継続的な節約になります。

固定費を少しでも減らすことができれば何年・何十年分も節約できます。ただし固定費はインターネット回線やスマホの料金だったりと、生活必需品である場合が多いため、節約するのは難しい側面もあります。

この記事では、今すぐ見直すべき固定費と、固定費のの節約方法を6つに分けて紹介していきます。

固定費をいますぐ節約するべき理由

家計の収出項目は、月によってかかる費用が変わる「変動費」と、毎月かかる費用が変わらない「固定費」の2つに分けられます。

そのため、固定費は、少しでも月々の料金を見直すことができれば削減効果も継続します。わずかな手間で、何年・何十年も節約効果が持続するということです。

例えば4人家族で毎月7,000円かかっていた携帯料金を、4,000円の格安SIMに乗り換えたとします。そうするとたった半年で72,000円、1年後には144,000円も節約できるのです。

一方、「変動費」を節約するには、日々の地道な努力が必要です。日々の食費を減らしたり水道や電気の使用料を極力減らすなど、面倒だと思ってしまう方が多い節約方法です。

そのため、わずかの手間で節約できる「固定費」を節約することが、家計を見直す上で必要です。

今すぐ見直すべき7種類の固定費と節約術

今すぐ見直すべき固定費は、下記の7種類です。

  1. 水道・光熱費
  2. 通信費
  3. 居住費
  4. 保険料
  5. 車の維持費用
  6. サブスクリプションサービス
  7. 子供の教育費の節約

それでは、一つずつ順に見ていきましょう。

1. 水道光熱費の節約

固定費節約 光熱費

①電気

電気代を節約するためには、以下のような方法が考えられます。

  • 節電する
  • 省エネ家電に買い換える
  • 新電力に乗り換える

待機電力を減らしたり、テレビ・電気の付けっ放しをやめるといった、よくある節電方法である程度の電気代は節約できますが、限界があります。

また、古い家電は消費電力が多く、結果的に電気代が高くつくので、省エネの新しい家電に買い換えることでも電気代の節約ができます。しかし、買い替え費用がかさむため、長期的に考えると節約が成功した!とは言えないかもしれませんね。

そんな方におすすめなのが新電力への乗り換えです。新電力は電力自由化により、電気事業に参入してきた電力会社ですが、東京電力などの大手電力会社に比べて安い価格で電気を提供しているのが特徴です!

新電力の料金プランは大きく分けて2つのプランがあります。

  1. 基本料金が無料で使った分だけ支払うプラン
  2. 基本料金と使った分のどちらも支払う代わりに低価格に設定されているプラン

①の使った分だけ支払うプランは電気使用量の多いご家庭向け②の基本料金も使った分もどちらも安く設定されているプランは電気使用量が少ない1〜2人暮らし向けのプランとなっています。

さらに、新電力に乗り換えると電気代が安くなるだけでなく電気のトラブル時に無料で駆けつけてくれるサービスや、電気代に応じてポイントが還元される特典が付帯している点も、大手電力会社にはない魅力となっています。(付帯しているサービスや特典は電力会社によって異なります)

新電力に乗り換えると大手電力会社に比べて電気代が安くなる場合が多いのですが、電力会社の選び方によっては「乗り換えたのに高くなってしまった」という事態に陥ってしまう可能性もあるので要注意です。

②ガス

毎月のガス代は追い炊きの回数を減らしたり、お湯を沸かす時に電気ケトルなどで一旦沸かしてから使うことで節約ができます。

とはいっても家族が多くお風呂に入る時間がバラバラだったり、家事の合間に急いで食事を作っているご家庭では上記で説明したような節約方法は難しい場合があります。

実は、ガスも電気と同じように自由化されており、大手ガス会社よりも安い価格でガスが使えるようになっています。

ガスの場合は都市ガスとLPガス(プロパンガス)のどちらに契約しているかによって、ガス会社の乗り換えができるかが決まります。また、供給エリアが限局されているケースが多いので、契約前には必ず乗り換え可能かを調べるようにしましょう。

電力の中にはガスとのセット割を提供している会社も多く、ガスと電気を一緒に申し込むことで光熱費削減ができます。

③水道

毎月の水道代は基本料金と使った分が請求されています。

使用量によって1m3あたりの料金が異なり、水をたくさん使えば使うほど高くなる仕組みになっているので、どれだけ使用量を減らせるかが節約の鍵となります。

節水するためには、

  • お風呂での節水
  • トイレの洗浄水量

この2点が決め手となります。

お風呂で節水するには、シャワーの出しっ放しを1分でもやめる、湯船にためるお湯の量を減らすといった方法が挙げられます。洗い流すときにはシャワーを止めたり、節水シャワーヘッドに取り替えて水の使用量を抑えましょう。

トイレでの水使用量を減らすためには洗浄水量を減らす必要があります。「小」で水を流すと5リットル、「大」で流すと8リットルの水が使われるので、普段「大」で水を流している方は、「小」に変更するだけでも大幅に毎月の使用量を減らすことができます。

毎日の積み重ねで水道代は節約できるので、日頃から気をつけるようにしましょう。

2. 通信費の節約

スマホ料金やWi-Fi環境などの通信費も、光熱費と同様に節約が比較的簡単な支出のひとつ。族全員がスマホを持っている場合、大手キャリア会社から格安SIMに乗り換えるだけで、かなりの額を削減できる可能性があります。

大手キャリアの月平均料金は、一人当たり約8,000円ほどで4人家族の場合だと、毎月32,000円ほどかかっていることになります。それを一人当たり毎月約3,000円の格安SIMに乗り換えると、どのくらい違いが出るのかシュミレーションしてみましょう。

4人家族全員で格安SIMに乗り換えた場合

1ヶ月 6ヶ月 1年 2年
大手キャリア ¥32,000 ¥192,000 ¥384,000 ¥768,000
格安SIM ¥12,000 ¥72,000 ¥144,000 ¥288,000
差額 – ¥20,000 – ¥120,000 – ¥240,000  – ¥480,000

なんと2年間で480,000円も節約できます。

近年では格安SIM会社も増えていて、5Gにも対応している場合もありますね。そのため、乗り換えする時は手続き等が面倒でも、少しの手間で将来これだけの差が出てくることを念頭においておきましょう。

光回線の乗り換えも検討

おすすめの光回線

皆さんの自宅に最低1つは、Wi-Fi環境があると思います。近年はテレワークの広まりも相まって、より早い通信環境を求めている方も多いでしょう。

そんな方にオススメなのが光回線の乗り換えです。光回線は基本的にどこもスペックに違いはありませんが、対応地域やキャッシュバック金額に大きな差があります。

自分のご家庭に合った回線に乗り換えると、今までよりもお得に、そして快適にインターネット環境を使えるようになります。また、スマートフォンのキャリア会社を乗り換えたら、合わせて光回線もスマートフォンと同じ会社に乗り換えるのがおすすめです。

3. 住宅費の節約

住居費用の節約

固定費の中でも、かなり大きい割合を占めているのが住宅費。家賃は月収の30%ほどが目安とされているので、上回っている人は見直す必要があります。

家賃が収入に見合っていない方は、まず引越しを考えましょう。

ただ、持ち家がある方と賃貸を利用している方とでは節約術が変わってきます。ここからは、住宅ローンを借りている方、賃貸を利用している方によって異なる節約術を、紹介していきます。

賃貸を利用している場合の節約術

賃貸を利用していて、現在の家賃が高いと思っていたり、月収の30%以上を家賃で使っている場合、引越することをオススメします。

しかし引越しするには準備や資金が必要です。退去費用や新居の初期費用、そして引越し費用が新たにかかってしまいます。

契約更新のタイミングで引越しを検討するか、大家さんに家賃の交渉をしてみることをおすすめします。しかし、家賃を下げてもらうにはそれなりの理由がなければなりません。例えば周囲の家賃と比べて高いとか、建物が劣化しているといった明確な理由であれば、値下げ交渉ができます。

無理な家賃交渉をすると、かえって大家さんとの関係を崩す可能性があるのでご注意ください。

住宅ローンを借りてる場合の節約術

住宅ローンを借りて、持ち家に住んでいる場合の節約術は、大きく分けて2通りあります。

  1. 繰り上げ返済
  2. 借り換え

資金に余裕がある方の場合は住宅ローンの繰り上げ返済をすると良いでしょう。

毎月の支払額を増やして返済期間を短くすると、より短い期間で完済が可能です。その結果、利息総額が減ることになり結果的に大きな節約へと繋がるでしょう。

住宅ローンの借り換えは、現在の金利より低い住宅ローンに乗り換えることで毎月の返済額や利息が減る可能性がありますが、一概には言えません。

さらに、これから住宅ローンを組もうと思っている方はできるだけ多くの頭金を用意しましょう。元金が減るだけでなく金利を優遇してもらえるというメリットもあります。

4. 保険料の節約

保険はかなり幅広く、その人によって適したプランが大きく異なります。そのため、営業されただけで加入してしまったり、とりあえず加入してそのまま見直していない方は要注意です!

「結婚した」「妊娠・出産した」「マイホームを買った」「車を買った」など、人生において大きな出来事や、決断あった際には、無駄がないか保険証券を確認することをおすすめします。

保険には大きく分けて3つの種類があります。

①生命保険
②医療保険
③損害保険

生命保険は生死に関わる損失が起こった時に自分をカバーする保険で、定期保険や終身保険などが当てはまります。

医療保険はその名の通り、怪我や病気になってしまった時に治療費を負担してくれる保険です。持病や過去の疾病歴によって金額が異なります。また、がん保険やペット保険もこの項目に入ります。

損害保険は自動車保険や火災保険のことで、いざトラブルがあったときのための備えというイメージです。海外旅行保険や海外留学保険もこの項目に入ります。

特に損害保険は実損払いであり、実際の損害額よりも大きな額を保証してもらえることはありません。なので、自動車保険や火災保険など複数の保険に入っていないかを見直す必要があります。

5. 自動車の維持費用の節約

「毎日使っているから仕方ない…」と思っている車こそ、固定費節約に繋がることもあります。

自動車は保険料や車検、駐車場代、税金、ガソリン代など維持にお金がかかるものです。週末だけだったりあまり乗らない方は車を手放すという選択肢も考えられます。

最近ではカーシェアリングサービスやカーリースが広まってきているので、一度試しに利用してみて自分のライフスタイルにあっていると思えば、切り替えてみるのも一つの手段です。大幅な節約が期待できますよ。

6. 定期購入(サブスクリプション)の節約

主に趣味・娯楽のために支払っているであろう定期購入の節約。新聞やテレビの有料チャンネル、サプリメント、動画配信サービスなどがここに当てはまります。

近年はスマートフォンの利用が一般的になり、サブスクリプションサービスを利用している方が多いでしょう。音楽アプリやNetflix、U-NEXTなどの動画配信サービス、Kindle Unlimitedなどを購読している方をよく見かけます。

しかし、使っていないのについつい解約し忘れていた…なんてことはありませんか?

たった1,000円ほどでも積み重なれば1万、2万とかなりの額になってしまいます。一度見直してみたり、より経済的なサービスに乗り換えてみることをおすすめします。

7.子供の教育費の節約

子供のいる家庭では、子供の教育費も生活費に重くのしかかってきます。塾代をはじめ、習い事にかかる費用も高いものです。

中学校受験・高校受験・大学受験と順に塾代は高くなります。また、ピアノ教室へ通う場合は、練習のため自宅にピアノを購入する人もいます。

教育にかかる費用としてもさまざまな費用がかかりますが、苦手教科だけ塾へ通うことで塾の費用が抑えられ、ピアノを購入するときは中古ピアノを探すなど、節約の仕方は色々とあるものです。

また、最近では、幼児期から通える習い事が多いです。小さい頃から習い事に通わせていると、辞め時が難しくずるずると続けていることもあります。そのような場合に備え、辞め時を決めておくのも一つの手段です。

例えば、スイミングスクールへ通っている場合は、「25m泳げるようになったら」と決めると、目標をクリアし、良いタイミングで辞めることができます。

固定費を見直す際の注意点

それでは、固定費を見直す際に気をつけるべき注意点を知っておきましょう。

節約の目標を決める

固定費を見直す際には、まず節約の目標を具体的に設定しておくことで、達成感を味わいながら継続して節約できるでしょう。

例えば、毎月の光熱費を10%削減する、通信費を見直して年間で5万円節約するなど、具体的な数字を目指すことで、モチベーションが向上し、無駄な支出を見つけることができます。

家計簿をつける

家計簿をつけることで、どれだけの固定費が発生しているかを明確に把握できます。毎月の支出を詳細に記録し、どの項目が多くの予算を占めているかを確認しましょう。これにより、節約のポイントが見えてきます。

変動費も同時に見直す

固定費だけでなく、変動費も見直しましょう。食費や娯楽費などの変動費も合わせて検討することで、全体的に支出しやすい点や今後見直すべき点も見えてきます。固定費とのバランスを考えつつ、無駄な支出を削減していくと効果的です。

無理のない範囲で節約する

節約は長期的な取り組みが結果を生みます。そのため、無理な範囲での削減は続かないことがありますので、生活の質を保ちつつ着実に節約を進めましょう。例えば、贅沢な買い物を控える、趣味に工夫を凝らすなど、生活様式に合わせた節約が大切です。

固定費の節約で増えた貯蓄は資産運用に回そう

資産運用

ここまでに紹介した固定費の節約を全て実践した方や、固定費節約で得たお金でもっと貯蓄を増やしたいという方におすすめなのは、資産運用です。

資産運用とは手持ちのお金を使って資産を増やすことで、iDecoやつみたてNISAなどが当てはまります。周りでも始めた方が多いのではないでしょうか。

将来に向けて長期的な資産運用を行うことで、老後への蓄えが増えるだけでなく、節税対策にもなります。

初心者におすすめなのは、以下の5つの資産運用です。

①投資信託
②個人型確定拠出金(iDeco)
③REIT(不動産投資信託)
④太陽光発電投資
⑤個人向け国債

詳しくはこちらの記事「資産運用初心者でも安心!リスクが少ないおすすめの運用方法とやめた方がいい投資」で紹介しています。

固定費の節約に関するよくある質問

最後に、固定費の節約に関する、よくある質問を紹介します。

固定費と変動費の違いは?

固定費と変動費の違いは、毎月費用がかかるかどうかです。さらには、その金額がほぼ一定かどうかという点も違いになります。

固定費は、毎月ほぼ定額でかかる支出のことで、居住費・水道光熱費・通信費などが固定費です。一方、変動費は、毎月金額が異なる支出のことで、食費・衣服費・医療費・交際費などが該当します。

固定費の節約で一番効果的な節約方法は?

固定費の節約では、毎月の請求が大きいものから節約すると効果的に節約できます。

そこで、固定費で一番大きな請求となっているものは1位は水道光熱費です。次に、インターネット代やスマホ代金です。

生活する上で必要不可欠である水道光熱費ですが、毎月かかる費用も大きいことから、節電や節水を心がけることで固定費の節約につながります。

また、スマホ本体の代金が値上がりしていますが、中には割安な機種もあります。そのため、割安なスマホへの機種変更も節約につながるでしょう。

固定費の節約で保険を節約したい場合はどうすれば良い?

固定費の節約の中でも保険を見直したい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。

ファイナンシャルプランナーは、保険や投資に関する専門知識を持っています。さらに、市場の動向や保険商品の特性なども理解しているため、その人の希望に合った商品を紹介してくれるでしょう。

まとめ

固定費を節約することが如何に大切かお分かりいただけたでしょうか?

変動費とは違って日々の努力をしなくても、見直しを行うことで年間数万円から数十万円の節約ができるのが固定費です。

固定費を節約するためには、電機やガスなどの光熱費やネットやスマートフォンといった通信費などから見直してみることが重要です。

他にも保険に入っていれば、保険の料金やサブスクリプションも見直してみると、固定費を下げられる可能性があります。契約して利用していないまま、支払いだけ続けているというのは一番無駄になってしまうので、ぜひ見直しを行ってみましょう。

監修者コメント

現代では国が個人の資産運用を奨励し、家計のあり方が変化しています。固定費と変動費の違いを理解し、固定費の見直しを検討することは、家計の改善に向けた始めのステップです。光熱費や通信費の見直しと、保険の賢い見直しを通じて年間数万円から数十万円の節約に成功できれば、これにより大きな生涯支出の軽減が期待できます。固定費の見直しにより、食費などの変動費の節約が少なくて済むため、心にゆとりが生まれます。

監修者:四方裕伸

FP四方

一級ファイナンシャルプランニング技能士

家計の改善ポイントに焦点をあてたオンライン相談サービスを提供しています。

家計の見直しは生活の質を向上させ、将来に備えるための大切な一歩。 私のYouTubeチャンネル「リスクのコンサルタント」では、相談現場で実際に起きたエピソードを「FPの雑学」としてお届けし、皆様の家計改善のヒントやアイデアをわかりやすく提供しています。

私は家計見直しのきっかけを作るお手伝いとして、これまで多くの方に実際のアドバイスを通じてサポートしてきました。異なる業界で6つの事業を営む経営者としての経験を生かし、様々な視点からお金に関する悩みや疑問を解決し、より豊かな生活に向けて一緒に歩んでいければと思います。

YouTubeチャンネル「リスクのコンサルタント」

会社HP:https://ulifp.com/

◎関連記事