PayPay銀行ビジネスローンの審査は、決して甘いものではありません。銀行ならではの厳格な基準があり、事前の対策が合否を直接左右します。
しかし、年1.8%からの低金利や来店不要の利便性は非常に強力です。最大1,000万円の融資枠は、攻めの経営を支える大きな武器となるでしょう。
本記事では、審査落ちを防ぐコツや口コミをプロの視点で網羅しました。確実な資金調達を実現するために、重要ポイントをぜひ確認してください。
PayPay銀行ビジネスローンの基本情報
| 名称 | PayPay銀行株式会社(PayPay Bank Corporation) |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿2-1-1 |
| 設立/開業 | 2000年9月19日/2000年10月12日 |
| 資本金 | 722億1,000万円 |
| 金利 | ビジネスローン(法人向け):1.8%~13.8% ビジネスローン(個人事業主向け):1.8%~13.8% ビジネスローン(ヤフー出店者専用):1.45%~8.2% |
| 利用限度額 | 1,000万円 ※ヤフー出店者専用:50万円以上3,000万円 |
PayPay銀行のビジネスローンは、法人と個人事業主のどちらも利用できる事業専用ローンです。資金使途は事業目的に限定されており、運転資金や設備投資などに幅広く活用いただけます。
個人事業主として申し込む場合は、事業実態を証明する確定申告書などの書類が不可欠です。原則として担保や保証人が不要な仕組みは、小規模な経営者にとって非常に心強いでしょう。
手続きのすべてがオンラインで完結するため、急な資金ニーズにも迅速な対応が可能です。自社の経営状況に合わせて最適なプランを選び、効率的な事業運営に役立ててください。
PayPay銀行ビジネスローンの審査は厳しい?審査難易度
PayPay銀行ビジネスローンを借入したい方は、審査の内容について「PayPay銀行ビジネスローンの申込条件を満たした上で、PayPay銀行ビジネスローンの審査で重視されるポイントを抑える必要があります。 必要なポイントは以下の通りです。
- 事業の継続年数
- 経営状況
- 代表者の個人信用情報
PayPay銀行ビジネスローンの申込条件
PayPay銀行のビジネスローンは、だれでも申し込める訳ではありません。 申込できるのは、以下の条件を満たした方に限ります。
- 業歴2年以上、または決算を2期修了(個人事業主として行っていた事業を法人化した場合は、個人事業主からの業務歴を通算できる)
- 代表者が日本国籍を有しているか、外国籍で永住権を有している
- 申込時、代表者の年齢が満20歳以上満69歳以下である
PayPay銀行ビジネスローンの審査で重視されるポイント
PayPay銀行ビジネスローンで借入したい方は、審査を通過しなければ融資を受けられません。PayPay銀行に限らずあらゆる銀行の審査内容は公開されていませんが、以下の点に重きが置かれています。 「審査が厳しい」という口コミがありますが、PayPay銀行のビジネスローンの審査は「他のローンの契約内容や支払い状況の信頼度が低い」「事業計画に不足がある」「業歴が短い」「事業の継続性が低い」といった条件で落ちる可能性が高いので、厳しいというのは噂だけではありません。
①事業の継続年数
PayPay銀行ビジネスローンは、2年以上の事業実績を必要です。そのため、事業継続数は、とくに重視しています。 ただし、個人事業主として始めた事業を法人化したケースでは、個人事業主だった際の業務歴も通算できます。つまり法人としての事業実績が2年未満でも、個人事業主としての業務歴と法人の事業実績を合わせ2年以上の場合は、審査で問題にはなりません。 一方で事業開始から2年未満の場合は、PayPay銀行ビジネスローンを利用できません。そのため、2年未満の事業実績でも融資可能な金融機関を検討しましょう。
②経営状況
審査では法人、個人事業主問わず経営状況も詳しく確認しているでしょう。ビジネスローンの審査における経営状況の確認は、以下の3点をみているといわれています。
- 収益性:どれくらいの利益をあげているか
- 安全性:資金力は十分か(倒産のリスクはないか)
- 返済能力:ほかに借入がないか
③代表者の個人信用情報
審査では、代表者の信用も確認されます。たとえば審査の時点で税金の未納がある場合は、審査を通過できません。 ビジネスローンから借入をした方が税金の未納で差し押さえとなった場合、税金の回収が優先されビジネスローンの支払いは後回しになるためです。そのため税金の未納がある方は、貸し倒れのリスクがあると判断されます。 しかし税金の未納があった場合でも、税金の支払いを済ませてから審査に申込めば、審査に影響はありません。
PayPay銀行ビジネスローンのメリット・デメリット
お金を借り入れる際は、あとになって「ほかの銀行が良かった、ここで借りて損した」と後悔しないように、候補となる銀行のメリット・デメリットを確かめましょう。 以下でPayPay銀行ビジネスローンのメリット・デメリットを解説していますので、ビジネスローン選択のガイドラインとしてください。
PayPay銀行ビジネスローンのデメリット
PayPay銀行のデメリットを確認しましょう。金利の付く借入は、メリットだけでなくデメリットの確認も重要です。 PayPay銀行ビジネスローンの主なデメリットは、以下の2つです。
- 起業2年目未満の法人は利用不可
- 借入にはPayPay銀行の普通預金口座が必要
PayPay銀行ビジネスローンのメリット
PayPay銀行のビジネスローンには、主に以下のメリットがあります。
- 低い金利
- 数種類のローンから選択可能
- 借り入れ回数が無制限
- 口座に借入枠を追加可能
- 借入までをネットで完結
PayPay銀行ビジネスローンの審査に通るためのポイント
「信用情報の改善」「安定した収入の証明」など、事前にポイントを押さえておくことで、審査通過率は高まります。
信用情報の確認・改善
信用情報の健全性は、融資可否を決定付ける最も重要な要素となります。過去に支払遅延や滞納がある場合、返済能力が低いとみなされかねません。
まずはCICやJICCなどの専門機関で、自身の開示請求を行ってください。 もし事故情報が見つかれば、完済から一定期間待つ必要があります。 軽微な遅れであっても、繰り返すと審査に悪影響を及ぼす恐れがあります。
携帯料金や他社カードの引き落としも、日頃から徹底して管理しましょう。 信用記録は数年間残るため、クリーンな状態を保つことが不可欠です。 自身の信用状態を正確に把握することが、通過への近道となります。
安定した収入の証明
健全な経営実態を数字で証明することが、審査通過の大きな鍵です。用直近2期分の決算書や確定申告書において、黒字を維持しましょう。 赤字が出ている場合、その理由と今後の改善策を明確に説明すべきです。
売上の推移だけでなく、手元の現預金残高も重視される傾向にあります。 借入額に見合った安定したキャッシュフローの提示が求められるでしょう。
一時的な大きな利益よりも、継続的な積み重ねが評価の対象となります。 金融機関は返済の確実性を注視するため、嘘のない数値を提示してください。 税金の未納がないことも、経営の健全性を示す重要な要素となります。
申し込み内容の漏れ・ミスがない
申請データの正確性は、企業としての信頼に直結する重要項目です。 名前や住所、業種、創業日などの基本情報は正確に入力してください。
本人確認書類の内容と一文字でも異なると、確認作業が大幅に滞ります。 悪意のない誤入力であっても、虚偽申告を疑われる恐れがあるでしょう。
売上高や借入残高の数値も、公的書類と必ず照合して記入してください。 ネット完結型は機械的なチェックが入るため、些細なミスも許されません。
全ての項目を埋めた後に、最終確認を怠らない姿勢が大切です。 ケアレスミスをゼロに抑えるだけで、不要な不信感を回避できるはずです。
PayPay銀行ビジネスローンに審査落ちする人の特徴
PayPay銀行のビジネスローンに審査落ちしてしまう人もいます。どういった理由で審査に落ちてしまうのかをチェックしてみましょう。
税金を滞納している
税金を滞納してしまっている場合、審査落ちの可能性が高まります。税金を滞納するのは、納税義務を果たせないくらい業績が悪いと見なされ、PayPay銀行が融資しても返済できないと解釈されるからです。 手元に資金がないのが理由で滞納している場合、支払い代行サービスを実施している支払い.com利用をご検討ください。支払い.comで納税を行った後にPayPay銀行ビジネスローンに申し込めば、税金滞納を理由に審査に落ちることはなくなります。
他社からの多額の借入金がある
他社からの借入額が多すぎると、審査通過は非常に難しくなります。 返済能力を超えた過剰な貸し付けを、銀行は強く警戒するはずです。 借入件数の多さも、資金繰りの悪化を強く疑われる要因になり得ます。
月々の返済負担が利益を大幅に圧迫すれば、評価は下がるでしょう。 申し込み前に、既存の借入を少しでも減らす工夫が求められます。 他社の返済が1日でも遅れている際は、まず完済を優先してください。
健全な財務状況をアピールすることが、審査通過への第一歩です。 自社の債務状況を客観的に把握した上で、無理のない計画を立てましょう。 現在の負債を整理し、クリーンな状態で申請することが成功の鍵です。
赤字決算が連続している
2期連続の赤字決算は、事業の継続性を疑われる深刻な要因です。融資した資金が回収できないと判断されれば、否決に繋がります。 単発の赤字であれば、一時的な要因として説明も可能でしょう。
しかし、赤字が常態化していると、返済能力がないとみなされます。 経営再建を目的とした融資に対し、銀行は非常に慎重な姿勢です。 資金難を迅速に打開したいなら、赤字でも相談可能な業者を選びましょう。 ノンバンク系のビジネスローンなら、より柔軟な対応が期待できます。
自社の決算状況に合わせた、適切な申込先選びが何よりも不可欠です。 現状の収支を詳しく分析し、改善の見込みを論理的に伝えてください。
申請内容に不備がある
申請内容に不備があると、審査に落ちる原因になります。正確な情報が確認できず、企業としての信頼性が低いと判断されるためです。 誤入力などが虚偽の申告とみなされた場合、今後の取引にも悪影響を及ぼしかねません。提出前には、必要書類や入力項目に誤りがないかを念入りに確認してください。
会社の創業・設立からの期間が短い
創業や設立からの期間が短い企業は、審査に通りにくい傾向があります。事業の実績が少なく、継続的で安定した返済能力の証明が難しいためです。 PayPay銀行のビジネスローンでも、一定の営業年数が求められるでしょう。創業直後であれば、新規開業資金の融資に積極的な日本政策金融公庫などを検討してください。
PayPay銀行ビジネスローンの審査申し込み〜借り入れまでの流れ
PayPay銀行のビジネスローンが気になっている方も多いことでしょう。 以下では「ビジネスローンの申込から審査までの流れ」と「PayPay銀行ビジネスローンの必要書類」について、詳しく解説します。 最後まで解説に目を通し、どのビジネスローンを選ぶかの判断材料にしてください。
PayPay銀行ビジネスローンの必要書類
申込む際には、以下にあげる書類の提出が求められます。忘れずに準備しましょう。
- 事業実態の確認できる資料
- 所得証明資料
- 永住権または特別永住権の確認できる資料
- 古物商許可証
- 直近2年分の決算書(法人の場合)
PayPay銀行ビジネスローンの申込~審査の流れ
STEP 1:申込
ビジネスローンへの申し込みはインターネットを通じて行えます。PayPay銀行のWEBサイトにある「審査申込」から、必要事項を記入してください。
手続きの際は、マイナンバーや運転免許証といった本人確認証の提出が必須となります。郵送またはアップロードで、速やかに書類を提出しましょう。
STEP 2:審査
申し込みが完了すると、直ちに審査が開始されます。一般的な銀行融資より金利は高めですが、その分だけ素早い資金調達が可能です。
審査では、法人や個人事業主の資金繰りや財務の健全性が詳しく確認されるでしょう。申込者の返済能力が十分にあるかどうかが、厳格にチェックされる仕組みです。
STEP 3:ビジネス用口座の開設
ビジネスローンを利用するには、専用のビジネスアカウントが必要です。これは、法人や個人事業主に向けた普通預金口座を指しています。
そのため、既存のアカウントを持っていない方は、新規での開設手続きを行いましょう。融資を受けるための必須条件となるため、早めの準備を心がけてください。
STEP 4:契約
無事に審査を通過すれば、そのまま契約手続きへ移ります。来店は一切不要となっており、すべてインターネット上で完結できる仕組みです。
契約手続きの際、原則として法人代表者の連帯保証が求められるでしょう。同意書や連帯保証人の本人確認資料を、忘れずに提出してください。
PayPay銀行ビジネスローンの返済方法
返済は約定返済日にPayPay銀行の普通預金口座から自動的に行われるため、約定返済日前日までに返済する金額を入金してください。 約定返済日は毎月10日・20日・月末のいずれかを、PayPay銀行ビジネスローン申込時に選択します。 また約定返済以外にも、追加で返済が可能です。その際は専用サイトにログインして「ローン」をクリックし「ビジネスローン繰上返済」に進んでください。 次に「全額返済」を選択、または「返済金額」を入力しましょう。選択または入力が終わり確定ボタンをクリックすると、即時に返済額が引き落とされます。
PayPay銀行ビジネスローンの審査に関するFAQ

ここからは、本文で解説しきれなかったPayPay銀行に関する疑問について、質問形式でお答えします。
取り上げる質問は、以下の5つです。FAQに目を通して、PayPay銀行に関する疑問を解決してください。
PayPay銀行ビジネスローンの審査は時間がかかって遅い?
PayPay銀行ビジネスローンへ申込を行ってから結果がでるまでの時間は、申込内容・審査状況によって違います。
公式サイトには最短30分と記載されていますが、あくまでも「最短」の時間です。
緊急に資金が必要で時間のない方は、PayPay銀行に相談してください。
PayPay銀行ビジネスローンは金利が高い?
PayPay銀行のビジネスローンは、一般の銀行の融資に比べると高い金利を設定しています。
しかし、金利が高い理由は、「申込から借入までの期間が短い」ことや「普通銀行に比べて審査が通りやすい」など、利便性が高く融通を利きやすくしているためです。
とはいえ、金利が高いといっても、ビジネスローンの中では金利が低い部類に入ります。
PayPay銀行ビジネスローンは増枠できる?
PayPay銀行ビジネスローンは、借入可能額の増枠にも対応しています。増額の申込もWEBサイトからできるのでスムーズに手続きが行えます。
増枠する場合は専用のWEBサイトにアクセスして、メニューにある「増額審査申込」から申し込んでください。
そのほか、利用限度額は原則年に1回見直すため、借入可能額が増減する可能性があります。またPayPay銀行が必要と判断した場合には、その都度見直します。場合によっては新規利用を停止されるので、注意してください。
PayPay銀行ビジネスローンは残高の一括返済ができる?
PayPay銀行ビジネスローンでは、一部の返済または全額を返済する「繰上げ返済」が可能です。
繰上げ返済をする場合は専用サイトのメニューにある「ローン」をクリックし「ビジネスローン繰上げ返済」を選んでください。
ただし、2017年以前にPayPay銀行ビジネスローンを申込んで現在利用中の方が繰上げ返済を希望する場合は、PayPay銀行の承諾が必要です。該当する方は、電話でPayPay銀行に連絡してください。
TEL:0120‐369‐079 受付時間:平日9時~17時 休業日:土曜日・日曜日・祝日・12月31日~1月3日
PayPay銀行ビジネスローンに審査落ちしたらどうする?
PayPay銀行のビジネスローンに申込できる人の条件は、そこまで厳しくありません。とはいっても銀行ローンのため、それなりに審査基準が高く設定されており通過率は低いようです。
PayPay銀行の審査に落ちてしまったら、ほかのビジネスローンやカードローンなどを検討してください。
PayPay銀行以外では、以下の3つのビジネスローンが人気です。
- AGビジネスサポート
- りそなビジネスローン「活動力」
- GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」
まとめ
「審査が厳しい」「審査に落ちた」などの口コミも多いPayPay銀行ビジネスローン。申込から融資までをインターネットで行え、法人でも個人でも利用できる利便性の高いローンです。
ほかのビジネスローンに比べて金利が低く、利用限度額までなら必要な時に何度でも借入できるため、さまざまな状況であなたを助けてくれるでしょう。
とはいえ、PayPay銀行のビジネスローンの審査は少し厳しく、通過率が低いといわれています。審査に通過するためには、審査基準を確認してそれなりの準備が必要となるでしょう。
しかし審査は厳しめですが、ビジネスの場合いつまとまったお金が必要になるかわかりません。そのためビジネスローンに申込んでおけば、いつでも安心してお金を借りることができます。


