DMM FXのメリット・デメリットを知ってから申し込みたい、実際に利用者の声を聞いてみたいといった方に向けて、DMM FXの基本情報や、口コミ・評判からわかるメリット・デメリットを紹介していきます。
DMM FXは口座数80万を突破しており、FXを始めるうえで誰もが利用を検討するFX会社の1つとなっています。
DMM FXには他にはないメリットが多くありますが、その分デメリットと言える口コミも見かけました。
利用が向いている人や、実際の口座開設方法についてもご紹介しているので、参考にしてくださいね!
目次
DMM FXの基本情報
プレッド | 米ドル/円:0.2銭(コアタイム(原則固定)午前9時~翌午前5時) ユーロ/円:0.5銭(コアタイム(原則固定)午前9時~翌午前5時) 豪ドル/円:0.6銭(コアタイム(原則固定)午前9時~翌午前5時) |
取引通貨単位 | 10,000通貨 |
レバレッジ | 個人口座のレバレッジは25倍 法人口座のレバレッジは最大25倍 |
通貨ペア数 | 21通貨ペア |
注文方法 | ・即時注文 ・指値・逆指値注文 ・IFD注文 ・OCO注文 ・IFO注文 ・成行決済注文 ・FIFO注文 |
取引手数料 | 無料 |
DMM FXは、スマホ・パソコンの取引ツールが充実したネット証券です。 条件を満たしていれば、最短1時間で取引が始められます。
メールフォームや電話、LINEでサポートしてくれるので初心者の方も安心して始められる体制が整っています。 クイック入金をした場合は、入金即時反映ができますし、取引応援ポイントというサービスも提供されています。
また初心者の方に嬉しい、デモ取引が無料で利用できます。自分の資金を使っていきなり取引をするのが不安な方や、ネット証券が初めての方も、試してから利用を開始できます。
最大で3か月間デモ利用できるので、納得ができるまで使い込んでみましょう。
DMM FX の悪い評判・デメリット
DMM FXの悪い評判・デメリットは、以下の2つが挙げられます。
10,000通貨からの取引しかできない
DMM FXでは10,000通貨からしか取引ができないため、最初から多額の資金を準備しなければなりません。
同じFXを取り扱うSBI FXトレードの場合は1通貨単位から取引可能で、扱う通貨によっては5円からトレードできます。一方でDMM FXは10,000通貨からの取引となるので、最低でも数万円は準備しておくべきでしょう。
たとえば米ドル/日本円での取引を検討している方は、最低5万円程度の資金が必要になります。初心者など少額から挑戦したいという場合、他のFX会社で練習してからでも遅くないかもしれません。
トルコリラを扱っていない
DMM FXは、トルコリラの取引ができません。
DMM FXで扱う通貨は以下の21種類と、他のFX会社に比べてやや種類が少なめなのがデメリットとなっています。
- USD/JPY
- EUR/JPY
- GBP/JPY
- AUD/JPY
- NZD/JPY
- CAD/JPY
- CHF/JPY
- ZAR/JPY
- MXN/JPY
- EUR/USD
- GBP/USD
- AUD/USD
- NZD/USD
- EUR/GBP
- USD/CHF
- USD/CAD
- EUR/AUD
- EUR/NZD
- EUR/CHF
- GBP/AUD
- GBP/CHF
トルコリラは高金利通貨として人気が高く、スワップポイントを狙って取引をしているトレーダーの間では話題となっています。
とはいえ主要な通貨はある程度カバーできているので、「まずはメジャーな通貨から取引してみたい」という初心者の方には不便はないと言えるでしょう!
短時間に注文を繰り返せない
DMM FXでは、短時間で注文を繰り返すことは規約で禁止されています。数秒間の間で取引を何度も繰り返すことで利益を得ることを、スキャルピングといいますが、DMM FXではスキャルピングを禁止しているという記載はありません。
しかし、短時間での取引はサーバーやシステム上の負荷が増えてしまうため、短時間での繰り返し注文は規約で禁止と記載されています。規約違反となってしまう数秒単位での取引は控えましょう。
情報収集用のツールがない
DMM FXには今後のどの通貨にどんな展望があるのかなど情報収集ができるツールがありません。大手FXサービスの多くは独自の予想などを公開していることが多いですが、DMM FXの場合は投資に関する情報収集はすべて自分で行わなければいけないというデメリットがあります。
そのため、もともと自分で情報収集や分析をしている人以外には向いていないです。
サポート体制が充実していない
DMM FXでは24時間対応しているコールセンターやチャットボット、LINEなど複数の問い合わせサービスを用意していますが、サポート体制がいまいちであるという評判もあります。
特にコールセンターは24時間対応しているというものの、時間帯によっては繋がりにくいことも多くすぐに問題を解決できないという声も多いです。また、チャットボットについては定型文での返信のみで質問への回答が分かりずらい、もしくは回答自体ができないことが多いと感じる方もいました。
DMM FX の良い評判・メリット
DMM FXの良い評判・メリットは、以下のとおりです。
スプレッドが狭い
DMM FXの口コミで最も多く見られたのが、「スプレッドの狭さ」でした。
スプレッドとは、取引する2カ国間の金利差による利益のことを言います。
DMM FXでは、保有しているポジションを決済することなく、スワップポイントのみ受け取れるのです。
株券で取引できる
DMM FXでは、「DMM 株」で保有している株式を担保にして、FX取引ができます。また信用取引の担保以外にも、株式時価の70%相当額を「DMM FX」の証拠金として利用可能です。
たとえばDMM株で100万円相当額の株式を所有している場合、70万円をFX証拠金として活用できます。現金がない状態でもFX取引ができるので、株式投資をしているユーザーは挑戦しやすいといえますね。
株を保有したままFX取引をすれば、株式の配当や株主優待、キャピタルゲインの恩恵を受けながら、FXの為替差益やスワップポイントを得られます。
さらに、FX取引でレバレッジをかけ、効率よく資産を増やせる可能性が高まります。トレーダーのなかには、この2種類の投資を上手く活用している方が多くいます。
ポイントが貯まる
DMM FXを利用すると、取引ごとにポイントが貯まります。新規取引1lotに対し最大3倍のポイントがランクに応じて付与され、1ポイント1円として取引に利用できます。
またそのまま口座にキャッシュバックすることも可能です。
ランク | 取引回数 | ポイント付与 |
ゴールドランク | 直近3ヶ月の取引実績が月間200回以上 | 最大3倍 |
シルバーランク | 前月の新規取引回数が200回以上、もしくは前月までの3ヶ月連続で新規取引回数10回以上 | 最大2倍 |
ブロンズランク | 上記以外 | ポイントなし |
これらのランク判定は、毎月月末に行われています。
クイック入金ができる銀行が多い
DMM FXはクイック入金に利用できる取扱銀行数が多い点も強みのひとつです。
現在約340の金融機関に対応しており、24時間いつでもリアルタイムで反映されます。
クイック入金提携金融機関の一例
- ゆうちょ銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- 楽天銀行
- PayPay銀行
- auじぶん銀行
- イオン銀行
- セブン銀行
- 地方銀行 など
土日祝日も入金可能なので、仕事が休みの日をメインに取引しているトレーダーにも向いているでしょう。
クイック入金の方法は、以下のとおりです。
スマホからのクイック入金の手順
- アプリにログインして、ホーム画面の「クイック入金」を選択
- 金融機関を検索して、選択
- 入金額を確認して実行
パソコンからのクイック入金の手順
- ログイン後「DMMFX PLUS」を起動して、メニューからクイック入金を選択
- 金融機関と入金額を選択し、実行する
なおクイック入金に使用する銀行とは、インターネットバンキング等の契約が必要となります。
取引ツールが充実している
DMM FXの取引ツールが充実していて、使いやすいという点も良い口コミとして見られました。
DMM FXでは、以下のツールを使用できます。
DMM FXのツール
- スマホアプリDMM FX
- DMM FX PLUS
- DMM FX STANDARD
- 取引通信簿
- プレミアチャート
- 口座照会
スマホアプリDMM FX
iphoneやAndroidで利用できる、アプリ版の取引ツールです。操作性がよく、パソコンに負けない機能性も持ち合わせています。
外出先でも手軽に取引でき、利便性を向上させるツールのひとつですよ。
DMM FX PLUS
レイアウト、テクニカル、各種設定の変更が可能です。取引スタイルに応じてカスタマイズもできます。必要な項目を別で表示するポップアウト機能も便利です。
DMM FX STANDARD
スマートな操作画面が特徴的で、スムーズに取引や情報収集、分析が可能。FIFO注文機能と決済同時発機能を使えば、細かいトレードも簡単にできます。
自分のスタイルが確立している人におすすめです。
取引通信簿
取引結果を分かりやすくグラフ化して、分析ができます。FXは取引履歴を記録しておくことで、新しいトレードに役立つことも。
多種多様な取引データを可視化すれば、問題点もすぐ浮き彫りになるはずですので、勝率アップを目指している方は利用するに越したことはありません。
プレミアチャート
取引補助ツールのひとつで、29種類のテクニカルツールを搭載しています。
戦略を立てて勝率を上げる取引に挑戦したい方は、この機能を使うべきでしょう。
口座照会
リアルタイムで口座情報が表示されます。トレードで欠かすことのできない情報を1画面で確認でき、選択した時点の14種類の口座情報が確認できます。
手数料無料
DMM FXは各種手数料が無料であるため、取引に必要なコストを最小限にできる点も嬉しいポイントです。
DMM FXでは、以下の手数料が無料となります。
DMM FX 手数料無料
- 出金手数料
- クイック入金手数料
- 口座開設手数料
- 口座維持手数料
- ロスカット手数料
LINEでの問い合わせができる
DMM FXはサポートが充実している点も、魅力のひとつです。電話やメールだけでなく、LINEからの問い合わせにも対応。口座開設から取引方法まで気軽に相談できます。
電話はなかなか繋がりにくかったり、メールは返信までに時間がかかったりして、すぐ回答を得られるFX会社は多くありません。
その点LINEを利用できるDMM FXは、困ったときにすぐ返事がもらえるので、取引に慣れていない初心者にもおすすめです。
【LINE ID @sec.dmm.com】
即日取引可能
DMM FXではオンラインで本人確認をすれば、郵便物を受け取る前に取引を開始できます。
本人確認もAI判定で実施され、最短即日で口座開設が完了します。
また、口座開設から最短1時間で取引ができる場合もあります。「少しでも早く取引を始めたい」という方は、DMM FXをおすすめします。
デモトレードが利用できる
DMM FXではデモトレードを利用して、実際の資金を使わずに練習できます。
実際の取引で使用されているツールを使っているので、取引の練習だけでなく操作性などの使い勝手を確認できます。利用にあたってはユーザー登録が必要です。
パソコン、スマホ、iPadそれぞれデモトレードに対応しており、各ツールは以下のとおりです!
種類 | 使用できるデバイス | 特徴 | 実際のツール |
DEMO/STANDARD | パソコン、iPad | ・1画面に取引を集約 ・スピーディな操作が可能 |
DMM FX STANDARD |
DEMO/PLUS | パソコン | ・上級者向け ・好きなようにカスタマイズできる ・テクニカル指標20種類 |
DMM FX PLUS |
VIRTUAL | iPhone、android | ・アプリで操作できる ・レートの到達や指標発表をポップアップでお知らせ ・ワンタッチで注文可能 |
スマホアプリDMM FX |
【初心者必見】DMM FX の口座開設方法・使い方
ここでは、DMM FXの口座開設方法と、その後の取引時の使い方について解説します!
DMM FX の口座開設に必要な書類
DMM FXの口座開設をするには、本人確認書類が必要です。提出できる本人確認書類は、以下のとおり。
スマホでスピード撮影を利用する場合
- パターンA:マイナンバーカードの表面と裏面
- パターンB:運転免許証+マイナンバー通知カードもしくはマイナンバーが記載された住民票の写し・住民票記載事項証明書
- パターンC:在留カード+マイナンバー通知カードもしくはマイナンバーが記載された住民票の写し・住民票記載事項証明書
上記以外の方法で本人確認書類を提出する場合
マイナンバーが記載された住民票の写し・住民票記載事項証明書+顔写真なしの本人確認書類1点(健康保険証・印鑑登録証明書)
なおマイナンバーが記載された住民票の写し・住民票記載事項証明書は、発行から3ヶ月のものに限ります。
DMM FX の口座開設方法
DMM FXの口座開設方法は、以下のとおりです。
- 申し込み
- 本人確認
- 口座開設が完了
メールアドレスが必要となるので、持っていない方はあらかじめ取得しておきましょう。
「スマホでスピード本人確認」とは口座開設時の本人確認をオンラインで完結させる方法です。郵便物を受け取る必要がないので、すぐに取引を開始できます。本人確認書類を持った自分の写真を撮影し、AI判定によって本人確認が完了します。 なお「スマホでスピード本人確認」を使用しない場合は、 これらの方法で提出可能です。 本人確認に必要な書類については、前述したとおりです。
口座開設後に取引を始める方法は、本人確認書類の提出方法によって異なります。
口座開設以降の流れを解説します。 クイック入金は手数料が無料かつ、24時間のリアルタイム入金に対応しているので、おすすめです。DMM FX の使い方
DMM FX のスプレッド・スワップポイント
ここではDMM FXのスプレッドとスワップポイントを紹介します。
DMM FX のスプレッド
スプレッドとは、為替レートの売値と買値の価格差のことです。スプレッド幅が小さいほど、有利な取引環境であると判断できます。
スプレッドは業者ごとに異なりますが、狭いほどコスト削減が可能です。
DMM FXの基準スプレッドは、以下のとおりです。(一部抜粋)
USD/JPY | 0.2銭 |
EUR/JPY | 0.5銭 |
GBP/JPY | 0.9銭 |
AUD/JPY | 0.6銭 |
NZD/JPY | 0.8銭 |
CHF/JPY | 1.8銭 |
CAD/JPY | 0.7銭 |
DMM FXのスワップポイント
スワップポイントとは、2つの通貨を交換する際に発生する金利差のことです。高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売った場合、その金利差を利益として受け取ることができます!
スワップポイントは日々変動し、決済すると為替差益や為替差損と同時に確定します。
現在スワップポイントで利益を得るためにFXを始めたトレーダーも多く、メキシコペソや南アフリカランドが高金利通貨として有名です。
2022年3月17日時点でのDMM FXスワップポイントは、以下の通りです。
USD/JPY | 買い:33 売り:-18 |
EUR/JPY | 買い:-16 売り:13 |
GBP/JPY | 買い:37 売り:-40 |
※10,000通貨あたりの金額を円換算して表示
スワップポイントは各営業日のクローズ時点に付与され、各国の土日祝日によって変則的に受け渡しが行われます。
原則として、土曜日と日曜日のスワップポイントは先渡しとなり、通常木曜日に3日分加算されます。
DMM FX に関するQ&A
DMM FXに関する疑問を解説します。
①DMM FXを利用するメリットは?
DMM FXは取引ツールが充実している点や、手数料が無料である点がメリットです。スワップポイントも比較的狭いので、コストを抑えた取引が可能だといえます。
②DMM FXを利用するデメリットは?
高金利で有名なトルコリラを扱っていない点です。スワップポイントを狙った取引をしたいトレーダーには、あまり向いていないかもしれません。
また10,000通貨からの取引となるので、比較的多額の資金を準備が必要です。
③DMM FXを利用する際の申し込み方法は?
DMM FXはインターネットからの申し込みとなります。メールアドレスを準備して、公式サイトの申し込みフォームから必要事項を入力しましょう。本人確認が取れたら、口座が開設されて取引可能です。
④DMM FXを利用する際に必要な書類は?
マイナンバーカードと、運転免許証などの本人確認書類が必要です。提出方法によっても異なるので、詳細は公式サイトを確認してみてくださいね。
⑤DMM FXが向いている人は?
DMM FXは最低取引単位が10,000通貨であるため、資金に余裕のあるトレーダーに向いているといえます。取引ツールが充実しているので、細かく分析して勝率をより上げたいと考えている方にもおすすめです。
まとめ
DMM FXはLINEでの問い合わせができるなど、サポートが充実しているFX会社です。取引ツールも充実しているので、自分でカスタマイズしながら使いやすい方法で活用できる点も、ポイントです。
DMM FXは10,000通貨からの取引しかできないことや、トルコリラを扱っていない点はデメリットといえますが、手数料がかからなかったり、即日取引ができる点、デモトレードが利用できる点など、メリットもたくさんあります。
申し込みも最短即日で完了するので、気になる方は公式サイトからチェックしてみてください。
スプレッドが業界最安水準で、サービスが充実しているので安心して取引が行える点がDMM FXの特徴です。24時間のサポート体制が用意されていることも、選ばれる理由の一つです。また、取引ツールが豊富に用意されている点も使いやすいといえるでしょう。これからFX口座を開設しようと思っている人に向け、一番おすすめしたい口座です。
ただ、最低取引単位が10000通貨からとなり、まとまった資金が必要になることや、あまりに短時間に繰り替えして注文を行う行為を禁止している点には注意しておきましょう!
新井智美/トータルマネーコンサルタント
(保有資格)
・ファイナンシャルプランナー(CFP®)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員
コンサルタントとしての個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)や資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師のほか、大手金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績 は2,000本を超える。