「子供のうちに歯並びを整えた方が良いって本当?」
「子供の歯科矯正、治療費の相場はどれくらい?」
歯科矯正は歯並びや噛み合わせを整える効果があり、子供の時に治療を受ける人も増えています。現に子供のうちに歯科矯正をする方が安くすんだりと、得なことは多いのは事実です。
とはいえ治療にはかなり高額な費用がかかるため、歯科矯正をしたくてもできない人もいるでしょう。
今回は、子供が歯科矯正を受けるメリットや治療費の準備方法についてご紹介します。
目次
子供の歯科矯正の治療方法と費用相場
まずは歯科矯正の治療方法と費用についてご紹介します。
治療方法
子供の歯科矯正は、タイミングによって2種類の治療方法に分かれます。
乳歯と永久歯が混在している時に行う1期治療と、永久歯が全てそろった時に行う2期治療です。
今回は1期治療について、解説します。
1期治療は混合歯列期とも呼ばれており、治療期間は最短で1年、最長で4年ほどです。
主に、
・顎骨を整える
・歯並びや悪習慣の改善
・永久歯のスペース確保
この3つを目標としています。
乳歯が抜け始めるのはおよそ6歳、完全に永久歯に生え変わるのは11歳くらいなので小学生を対象とした治療方法だといえるでしょう。
1期治療のメインとなるのは、以下の2つの方法です。
①床矯正装置
②マウスピース型矯正装置
これらは噛み合わせの状態や歯列の発育に応じて使い分けることが多いです。
床矯正装置とは、樹脂製プレートと歯を動かす金属のばねで出来た装置のことで噛み合わせの治療に使われます。
顎を広げて歯を並べるスペースを作り、永久歯がきれいに並ぶように口内の広さを整えることが目標です。
マウスピース型装置は、以下の治療に使われます。
・上顎前突(出っ歯)
・反対咬合(受け口)
・開咬症(前歯が噛み合わない)など
就寝時や日中の少ない時間で装着するため、負担が少ないことがメリットです。
また歯ぎしりなどの悪習慣の改善にも効果的だといわれています。
費用相場
歯科矯正にかかる費用は治療内容や治療期間によって異なりますが、10万円から50万円程度が相場です。
歯科矯正は初診やカウンセリングから完了するまで、数年かかるのが一般的。その中での費用を最初に一括して払う場合やその都度払う場合など、支払い方法はクリニックによって異なります。
費用の支払い方法に関しては、後半で詳しく解説しますのでご覧ください。
ここでは、歯科矯正にかかる費用の内訳をご紹介します。
初診・カウンセリング
まずは治療の説明を聞いたり、おおよその費用を教えてもらったりするためにカウンセリングを受ける必要があります。
初診にかかる費用は無料の場合もあり、高くても5,000円程度です。
精密検査・診察料
カウンセリングを受けて実際に治療を希望する場合は、精密検査を行い今後の詳しい治療方針を決定させます。
レントゲン撮影や歯型の作成を行うため、5万円程度の費用がかかります。
またこの精密検査では、普段受けるような虫歯や歯周病の検査も同時にしてもらえることが多いです。
治療スタート後の費用
治療に使用する器具費用はクリニックによって異なりますが、相場は以下の通りです。
床矯正装置 | 約3万円〜5万円 |
マウスピース型装置 | 約1万5,000円〜2万円 |
治療過程において装置を作り直すこともあるので、一概にこの金額とはいえません。
また2期治療でよく行われるワイヤー矯正が1期治療で使われることがあり、この場合は費用がやや高額になります。
このワイヤー矯正はマルチブラケットといい、歯1本ずつにブラケットという留め具をつけてワイヤーを通し少しずつ動かしていく方法です。
保定期間
治療が終了すると、保定期間に入ります。
保定期間とはワイヤーやマウスピースを利用して、動かした歯が戻らないように固定をしておくことです。
またこの時、虫歯や永久歯への生え変わりもチェックします。
1回の診察あたり5,000円程度が相場ですが、矯正装置費用に含まれていることもあります。個人差はありますが、1年程度保定し毎月診察を受けるとなると、トータルで6万円程度とみておきましょう。
歯科矯正は基本的に保険適用外で10割負担…
歯科矯正は保険適用外なので、費用は全額自己負担です。
命に関わる治療ではなく、美しさを追及する治療という認識なのかもしれません。
分かりやすくいえば、美容整形や医療脱毛などと同じようなジャンルに該当しているということです。
ただし保険適用となるケースや、医療費控除を受けられる場合もあるのでご紹介します。
保険が適用されるケース
子供の歯科矯正が保険適用になるのは、
- 顎変形症
- 生まれつき見られる口腔の先天性異常(指定された59の疾患)
- 前歯の永久歯が3歯以上萌出不全で起きる噛み合わせの以上(手術を要する場合に限る)
これらに該当する場合です。
顎変形症とは、顎骨の成長に不具合が生じ噛み合わせに問題が出ている疾患です。
顎関節症の治療は顎の骨を切る外科的手術が必要となる場合があり、その前後で歯科矯正を行うことがあります。
その際は保険適用となりますが、受診している医療機関が顎口腔機能診断施設に指定されていない場合は対象外なので注意してください。
医療費控除の対象になる
歯科矯正は、医療費控除の対象となります。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に確定申告を行うと所得控除を受けられる制度です。
本人だけでなく家族の医療費も合算されるので、子供の歯科矯正費用も対象となります。
医療費控除を受けることで自己負担額を減らすことができるので、確定申告の手続きを忘れずに行いましょう。
子供のうちに歯科矯正をしておく4つのメリット
子供の歯科矯正、特に永久歯が生え揃う前の1期治療を受けるメリットは、全部で4つあります。
①悪習慣が改善しやすい
歯科矯正は子供によく見られる口呼吸や歯ぎしりなど、歯列や嚙み合わせに影響する習慣を治せるチャンスになります。
②治療費を抑えられる
永久歯がそろった状態で始める2期治療は、1期治療に比べて使う器具の料金が高めです。
また大人になるほど歯列を動かすのに時間がかかるため、子供のうちに治療を受けた方が費用総額は少なくすむというメリットがあります。
③顎骨の発育を整えられる
顎骨の発達途中である子供のうちに歯科矯正の治療を受けることで、永久歯が綺麗に並ぶよう口内を整えることが可能です。
④虫歯の予防
歯科矯正の治療中は月に1回程度診察が必要なケースが多いです。
頻繁にクリニックに通うことでその都度歯の状態を確認してもらえるので、虫歯の予防に繋がります。
お金がないけど子供の歯科矯正費用が必要な場合はどうすればいい?
「子供のうちに歯科矯正を受けさせたいけど、金銭面にそんな余裕がない」という家庭も多いはず。
ここでは歯科矯正費用の準備方法についてまとめました。
①支払い方法でクリニックを選ぶ
歯科矯正費用の支払いはクリニックによって異なるので、希望する支払い方法で申し込みができるところを選ぶとよいでしょう。
多くのクリニックは、以下の2種類のどちらかに該当します。
・トータルフィー制度
・処置別支払制度
トータルフィー制度は、治療スタートから保定期間まで必要な全ての料金をまとめて支払う方法です。
治療スタート段階で必要な額を把握しておけることがメリットですが、まとまったお金を事前に準備しなければならないことがデメリットです。
また処置別支払制度は、診察費、処置費、矯正装置費など各料金が発生した際にその都度支払いをする方法です。
まとめてお金を準備する必要はありませんが、トータルでかかる費用を予想できないことがデメリットといえます。
②クレジットカードの分割払いを利用する
持っているクレジットカードの分割払いを利用する方法もあります。
ただし分割手数料は10%~15%とやや高めなので、事前に確認しておきましょう。
クレジットカードでの支払いは、ポイントが貯まることや特別な申し込みが必要ないことがメリットです。
③銀行カードローンに申し込む
歯科矯正でかかる費用は、歯の治療に特化したデンタルローンを利用できます。
金利は3%~8%と低めですが、治療費の見積書や診察証明などが必要で手続きはやや複雑です。
クリニックによって提携している場合もありますが、もし自分で申し込む場合は既に持っている銀行から借り入れするのが最もスムーズでしょう。
こちらの記事(低金利でおすすめの銀行カードローンランキング|審査が厳しいって本当?)で詳しく紹介しています。
④カードローンで借入する
消費者金融のカードローンで借り入れし、治療費用に充てるという方法もあります。
カードローンは即日融資が可能なので、すぐに治療費を準備したいという場合におススメです。さらにWeb完結でカード発行なしで借入できる場合がほとんどなので、周囲にバレることなく借りられるというメリットもあります、
おすすめのカードローンは、この後詳しくご紹介します。
歯科矯正費用を準備しよう!おすすめのカードローン3選
①プロミス
金利 | 4.5%~17.8% |
審査時間 | 最短30分 |
融資スピード | 最短30分 |
web完結 | 可能 |
無利息期間 | 30日間 |
学生の利用 | 可能 |
業界最大手「プロミス」は、2020年オリコン顧客満足度調査「ノンバンクカードローン第1位」を獲得した評判の高いカードローン会社です。Webからの申込で即日融資を受けることができます。
分類ではカードローンとなりますが、カード不要で融資や返済をアプリで管理できるアプリローンを推奨しており、スマホで操作して24時間365日すぐに振り込んでもらえる即フリキャッシングが利用可能です。
また初回利用日の翌日から30日間の無利息期間も用意されているので、短期の借入なら金利ゼロで借り入れできるのも嬉しいポイント!少額融資を受ける際に重要な最高金利は17.8%と、カードローンの中でも低金利となっています。
9:00~21:00の時間であれば、スマートフォンから最短15秒で回答できる事前審査を受けることができ、融資を受けられるかどうかを瞬時に判断できます。その後の流れも速いので、急にお金が必要になった時に最適です!
②アコム
金利(実質年率) | 3.00%~18.00% |
無利息期間 | 初回契約時から30日間 |
契約限度額 | 1万円~800万円 |
学生の利用 | 可能 |
申し込み条件 | 成人以上の安定した収入と返済能力を有する方 |
「アコム」は、アコム株式会社が提供する消費者金融カードローン。アコム株式会社は2008年に三菱UFJフィナンシャル・グループと資本提携し、連結子会社となりました。
アコムは24時間365日借入可能な振込キャッシングサービスや、カードローンのカードにクレジット機能を付けられたり、審査スピードが早いなど、大手企業ならではのサービスレベルの高さが特徴です。
初回利用時の30日間無利息期間サービスや、返済に困った時に返済額を一時的に減額できるサポートなども用意されているので、カードローン初心者の方へのサポートが手厚くなっています。
③SMBCモビット
金利 | 3.0%~18.0% |
審査時間 | 10秒簡易審査 |
融資スピード | 最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があり |
web完結 | 可能 |
在籍確認 | Web完結を選べば職場連絡なし |
SMBCモビットは他の大手カードローンと比べると歴史が浅く、知名度もプロミスやアイフルより低いですが、バレにくいカードローンとして人気を獲得しています
その最大の特徴は、審査時に電話による勤務先への職場連絡が不要な点。申込時にWeb完結を選択すれば、社名入りの健康保険証などを使った書類審査で確認が完了します。スマホを使って返済可能となっておりカードレスなので、周囲にバレたくない人は必ずWeb完結を選日ましょう。
また必要情報を入力するだけで審査に通過できるかを簡易的に判断してくれる10秒簡易審査や、返済額に応じてTポイントが付与される手軽さとお得さも魅力。
24時間振り込み対応しているため即日融資が可能ですし、返済可能なATMが多いので利便性も抜群です。
歯科矯正費用を少しでも安くする方法はある?
ここまでの内容でも分かるように、歯科矯正の費用は決して安くありません。
ここでは「少しでも治療費を安くしたい」という方のために、3つの方法をご紹介します。
【歯科矯正費用を安くする3つの方法】
①部分矯正ができないか聞いてみる
②治療方法を選ぶ
③複数のクリニックを受診する
歯科矯正は全体矯正以外にも、「上の歯だけ」「前歯だけ」など部分的に矯正することができます。
部分矯正にかかる費用は、全体矯正の30~50%程度です。気になる部分が一部であれば、部分矯正で治療を受けられないか聞いてみましょう。
また治療方法や希望する装置によって、料金は大きく異なります。
例えば、歯に固定するワイヤーは本来金具ですがこれを透明にすると装置費用は高くなります。数多くの矯正器具がありますが、安く済ませたいのであれば見た目の妥協が必要です。
このように歯科矯正と一言で言っても、治療方針や使用する器具などはクリニックによって違うので当然費用も同じではありません。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、見積もりを比較してみることをおススメします。費用を安く抑えられるだけでなく、相性の良い歯科医師に出会えるチャンスも増えるでしょう。
まとめ
今回は、子供の歯科矯正における治療方法や費用相場について解説しました。
歯科矯正は歯並びを綺麗にするだけでなく、虫歯の予防や顎骨を整える効果も期待できますが、保険適用外であり自己負担額は高めです。
ローンやクレジットカードをうまく活用して、無理のない支払いを計画しましょう。
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