アコムやアイフルのような大手消費者金融とは少し異なる特徴を持つ、金融機関の「アロー」。
即日振込が可能だったり、Web完結ができたりとメリットとも思えるポイントが目立ちますが、実は金利が他社よりも高額だったりとデメリットも多いのが事実。
そのため、審査の際にみられる信用情報に不安があったり、悪評が目立つことから申し込みをためらてっている方もいるでしょう。
この記事では金融機関のアローについて、口コミ・評判や審査内容、メリットとデメリットなどを解説していきます。
最後にはアローよりもおすすめのカードローンも紹介していきますよ!
目次
即日キャッシングが可能|アローの基本情報
アローは、愛知県名古屋市に拠点をおく消費者金融機関です。
融資額 | 200万円まで |
用途 | 原則自由 |
貸付利率 | 15.00%~19.94%(実質年率) |
遅延利率 | 19.94%(実質年率) |
返済方式・期間・回数 | 残高スライドリボルビング 契約日より5年60回 元利均等返済(2~180回 最長15年以内) ※相談の上、返済回数を設定。 |
担保・保証人 | 原則不要 |
申込年齢 | 25歳〜65歳 |
無利息期間 | なし |
融資までの期間 | 最短当日〜2日程度 |
在籍確認 | 基本あり |
- 申込前に融資可能か分かる3秒診断が利用できる
- 申込前に返済シミュレーションページが利用できる
- 返済日は5日・10日・15日・20日・25日・月末から自由に選択可能
アローでキャッシングするのはヤバイ?口コミ・評判を調査!
アローを利用した人の口コミや評判について、解説していきます。
アローの良い口コミ・評判
アローの良い口コミ・評判には以下のようなものが挙げられました。
- 郵送物がなくて家族にバレずに済んだ
- 電話での対応がとても丁寧だった
- 信用情報に問題があっても審査に通った
- 手続きから融資までがスムーズだった
良い口コミの中でも特に、対応の丁寧さやスピードが評価を受けている印象です。また他の消費者金融が利用できない方も、審査に通ったという声もありました。
以上の口コミから、アローを利用するメリットは下記の4点です。
①家族にバレにくい
アローは、Web・アプリ上で続きが完了する消費者金融機関なので、基本的に郵送物は送られてきません。
選択された金融機関で本人確認が完了していない場合は契約書類が郵送されますが、郵送物に社名は入りません。
そのため同居する家族にお金を借りていることがバレたくない、という方でも安心して利用できます。
しかし、会社へ事前に電話が来る「在籍確認」はなしにできないので注意しましょう。
②対応がスムーズ
アローはホームページからの申込となりますが、その後の電話対応や審査がスムーズで急いでいる方でも安心して利用できます。
審査は最短45分で完了するので、申込情報に問題がなければ1時間程度で融資を受けられます。
③信用情報に問題があっても審査に通りやすい
アローは債務整理中であったりブラックリストに載ったことがあったりしても、審査に通りやすい消費者金融機関であるとの評判です。
審査にはやや時間がかかるので即日融資は難しいですが、翌営業日には振り込んでくれたとの声も多数ありました。
大手の消費者金融機関の場合、信用情報に関する審査基準はかなり厳しく設定されています。
その面アローは、提出した書類や在籍確認、電話でのヒアリングに問題がなければ融資を受けられるケースが多いようです。
④安定した職についていなくても審査に通りやすい
アローは会社員や公務員など、毎月安定した給料がもらえる職業でなくても融資を受けられたという方が多くみられました。
自営業者やフリーランス、水商売の方でも、現在の収入状況を詳しく説明すれば、審査に通りやすくなります。
アローの悪い口コミ・評判
次にアローの悪い口コミや評判には、以下のようなものが挙げられました。
- 審査が厳しい
- 支払い日を過ぎると厳しく請求された
- 金利が高い
信用情報に問題があっても審査に通った、という声がある一方で、「審査基準が厳しいと感じた」という評判もみられました。
債務整理をした、ブラックリストに載ったという方は、他の申込者に比べて在籍確認や収入状況が厳しくチェックされていると考えられます。
そのうえで問題なければ融資を受けられるし、現在の返済状況にも問題が残るようであれば融資は難しいでしょう。
以上の口コミ・評判から、アローを利用するデメリットを解説していきます。
①返済能力がなければ融資は難しい
上記でも述べたように、返済能力がないと判断されたら融資を受けることはできません。
これは他の消費者金融機関と同じですし、返済できないと判断された人がお金を借りられないのは当然です。
②滞納すると厳しく請求される
アローは信用情報に問題があっても融資を受けられる場合があるため、その分返済に関しては厳しく管理されています。
そのため返済が遅れたり、滞納してしまったりすると、電話などで頻繁に連絡が来ます。
また滞納すると、遅延損害金(年率19.94%)を含めた返済が必要です。
遅延損害金は、以下のように計算します。
【遅延損害金=借り入れの残高×遅延損害の金利率÷365×遅れた日数】
もし10万円借りて返済予定日の3日後に返済する場合、100,000円×19.94%÷365×3日で約163円をプラスで支払う必要があります。
長期間滞納してしまうと、最悪の場合弁護士を通じて請求される可能性もあるので返済できる範囲内での借入を検討しましょう。
③金利が高い
アローは最高金利が19.94%とかなり高金利の消費者金融です。
これはどのくらい高いのかイメージがつきやすいように、比較表を用意しました。
カードローン | 金利 |
アロー | 15.0%〜19.94% |
三井住友カード カードローン (振り込み専用) |
1.5%〜14.4% |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
1.8%~14.6% |
SMBCモビット | 3.0%〜18.0% |
アコム | 3.0%〜18.0% |
これを見てみると、他社と比べてかなり金利が高いことがわかると思います。
今までローンを組んだことがない方や、ローンを借りたことがあっても滞納したことはないという方などは、その他の大手消費者金融をおすすめします。
アローと他社カードローンを徹底比較
お金を借りられる消費者金融機関は、アロー以外にも多数存在します。
下記項目に当てはまる方は、アローよりも消費者金融に申し込む方が利便性が高いです。なぜなら、低金利・スピードともに、これから紹介するカードローンがダントツ優れているからです。
<大手消費者金融のほうがおすすめの人>
- 今までローンを組んだことがない人
- ローンを滞納したことがない人
- 完済してから5年以上経過した人
それでは、おすすめの大手消費者金融を紹介していきます。
アコム
アコムはCMでもおなじみの消費者金融機関です。
アコムの基本情報
アコム | アロー | |
金利 | 年率3.00%~18.00% | 年率15.00%~19.94% |
融資可能額 | 1万円~800万円 | 200万円まで |
遅延損害金 | 年率20.00% | 年率19.94% |
申込条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 25歳〜65歳 |
- 即日融資可能
- 初回借入翌日から30日間の無利息期間あり
- 3秒診断で借り入れ可能かどうか判断できる
- 24時間電話対応
アローとの比較
アローと比較すると、金利が低く融資額も800万円までと高く設定されている点が強みです。
年齢の上限はありませんが、借入希望額によっては収入面を厳しく判断される可能性があります。
30日間の無利息期間があるので、一カ月以内での返済が可能な方は利用を検討してみてください。
プロミス
プロミスも、比較的有名な消費者金融機関です。
プロミスの基本情報
プロミス | アロー | |
金利 | 4.5%〜17.8%(初回利用時) | 15.00%~19.94% |
融資可能額 | 500万円まで | 200万円まで |
遅延損害金 | 年率20.00% | 年率19.94% |
申込条件 | 20-69歳で、本人に安定した収入がある | 25歳〜65歳 |
- 初回借入の翌日から30日間無利息
- 即日融資可能
- 銀行やコンビニで融資・返済可能
- 50万円以下の借入なら収入証明書類原則不要
- 利息は日割り計算。利用した日数分だけ加算される
- 振込キャッシングによる三井住友VISAプリペイドへのチャージ可能
- 「おとくらぶ」の会員優待・割引サービスあり
アローとの比較
アローと比較すると、プロミスは融資額が500万円までと高く設定されています。
金利もプロミスの方が低いため、アコムと同様に審査基準は厳しい可能性が高いでしょう。
申込年齢に上限がある点は、アローと同様です。
プロミスには30日間の無利息期間があるので、返済の目途がたっている方におすすめします。
SMBCモビット
SMBCモビットは、2000年にサービスを開始した比較的新しい消費者金融機関です。
SMBCモビットの基本情報
SMBCモビット | アロー | |
金利 | 3.0%〜18.0% | 15.00%~19.94% |
融資可能額 | 800万円 | 200万円まで |
遅延損害金 | 年率20.00% | 年率19.94% |
申込条件 | 満20~69歳で安定した収入がある | 25歳〜65歳 |
- web完結を選べば職場への電話連絡なし
- 10秒簡易審査あり
- 自社ATMなし
アローとの比較
SMBCモビットも、アローに比べて融資可能額が800万円と高く設定されています。
金利も低いので、審査基準はSMBCモビットの方が厳しいと判断できるでしょう。
申込年齢に上限がある点は、アローと同様です。
アローの審査基準は厳しい?
アローの審査基準は「他の消費者金融よりやさしい」という声と、「他より厳しい」という声の両方が見られました。
アローの公式サイトには、申込条件として以下が提示されています。
- 25歳以上65歳未満
- 他の貸金業者からの借入が年収の3分の1を超えていない
- 健康保険に加入している
- 勤続年数1年以上
- 他社からの借入を滞納していない
- 自営業者の場合は、確定申告等年収証明書が提出できる
他の消費者金融機関のように年収に関する要件がない代わりに、収入証明書の提出を依頼されたり勤続年数を確認されたりするケースが多いようです。
また他社からの借入・返済状況に関する要件もあり、これらはCICやJICCなどの信用情報機関によって事実が確認されます。
アローも他の消費者金融機関と同様に、
- 過去の借入に問題がないか
- 返済能力はあるか
この2点が確認されている、ということで間違いないでしょう。
審査落ちした人の特徴
アローの審査基準をもとに判断すると、審査落ちする人の特徴としては以下の4つが挙げられます。
- 他社からの借入額が多い
- 他社からの借入で滞納している
- 自営業者で、収入を証明できるものがない
- 勤続年数が短い
審査に通りやすくするためには
過去に債務整理を行っていたりブラックリストに載っていたりしても、以下の条件を満たせば審査に通る可能性に十分期待できます。
- 申込内容・申告は正直に行う
- 必要書類はすぐに提出する
- 安定した収入を得られる職についておく
- 他社からの借入・返済トラブルをなくす
過去の借入で問題があったとしても、申込時に嘘をつくとすぐにバレてしまいます。消費者金融機関は、申込者の情報を信用情報機関で必ず確認して審査の材料としているからです。
そのため申込内容には嘘をつかず、書類の提出を求められたらすぐに対応しましょう。
いかに「今後も誠実に対応します」「きちんと返済します」と思わせられるかどうかがカギを握っています。
また返済能力にも問題がない、と判断されるように安定した収入を得られる職についたり、他社からの借入・返済トラブルを整理しておいたりする必要もあります。
アローで融資を受ける流れ
アローでの融資を受けるには、以下の方法で手続きをしましょう。
- インターネットで申し込む(電話は不可)
- 審査結果がメールか電話で伝えられる
- アプリをインストール
- アプリから必要書類を提出
- 指定した金融機関に振込が実施される
アローは店舗がなく、電話や来店での手続きはできないので要注意です。
また提出する本人確認書類は、以下に該当するものを準備しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- パスポート
本人確認書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、電気やガスなどの公共料金の領収書も提出を求められます。
また場合によっては、収入を証明できる書類も必要です。
- 源泉徴収票
- 給料明細書直近2ヶ月分
- 確定申告書
申込時に入力する情報には、以下のようなものがあります。
- 名前・住所などの個人情報
- 借入希望額
- 融資の目的
- 在籍する会社の情報
- 勤務形態・給料 など
まとめ
今回は消費者金融機関「アロー」の基本情報や口コミ、他社との比較した場合の特徴について解説しました。
名前を聞く機会も少なくまだ馴染みの少ない消費者金融機関ですが、インターネットから簡単に手続きが出来る利便性の高い融資サービスを提供しています。
他社の消費者金融機関と比べるとやや金利は高く設定されていますが、債務整理をしていたりブラックリストに載ったりしたことがある方でも、返済能力を認められれば融資を受けられる点が強みです。
他の消費者金融機関を利用できなかった、という場合はアローの利用を検討してみてくださいね!
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