消費者金融の大手であるアコムは最短20分で即日融資を受けられるカードローンです。
しかし気軽に申し込める反面、消費者金融を利用したことがない人からはアコムではどのような在籍確認が行われるか分からず、周囲に借入がバレてしまうのではないかと考え利用をためらっている方も少なくありません。
結論から言うと、アコムでは原則として電話による勤務先への在籍確認を行っていないため職場や家族にばれてしまう可能性はほとんどないです。
この記事では、アコム申し込み時の審査における在籍確認について詳しく解説します。
★アコムについて、下記の記事で1から10まで詳しく説明しています！
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目次
アコムは在籍確認の電話が原則なし※
アコムに申し込み手続きをした場合、利用者が本当に申請した職場に在籍しているかを調べる審査が存在します。これは、在籍確認と言って申込人に返済能力があるかどうかを確認するため行われる審査の手順です。
アコムをはじめとしたカードローンでは全般的に在籍確認をなしにはできませんが、電話ではなく書面でのやり取りに切り替えてもらうことは可能です。詳しく説明していきます。
2020年以降、基本的に在籍確認は書類に変更
アコムの審査では原則、申し込みをした方の職場へ電話連絡することはありません。アコムに限らず金融機関が行なう審査の内容は一切公表されていませんが、在籍確認に関してはアコム公式サイトにて、「原則、実施しません」という説明があります。
※原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
「以前、アコムに申し込みをしたら在籍確認があった」という意見がある方もいるかもしれません。しかしそれは2022年以前の情報で、現在は電話連絡なしを実施しています。
「原則、在籍確認はなし」はアコム公式サイトに掲載された完全なオフィシャルな情報なので、間違いありません。
アコムで電話連絡なしでお金を借りる際に必要な書類
アコムで電話連絡なしでお金が借りる場合に必要なのは本人確認書類と収入証明書類の2種類の書類です。
本人確認書類
アコムに申し込み手続きをする際、本人確認書類として認められているのは次の書類です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート※住所の記載があるもの
- 保険証
本人確認書類には必ず申し込み時に申告した住所が記載されている必要があります。もしも住所変更を行っていない場合には、追加で、公共料金の領収書か住民票の写しの提出が必要です。
収入証明書類
また、借入希望額が50万円を超える場合、他社借入額とアコム希望額が100万円を超える場合は、収入証明書も提出しないといけません。収入証明書として認められているのは、次の書類です。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 市民税・県民税額決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書・青色申告書・収支内訳書
これらの書類以外のものは証明書として認められないため、注意しましょう。
なお、収入証明としてだけでなく、書類による在籍確認を行うために勤務先で働いていることを証明できるものとして上記書類の提出を求められることがあります。
アコムは申込者の同意なしで職場に電話が来ることはない
アコムの審査における在籍確認は「原則、実施していない」と公式で発表されていますが、在籍確認をしないことは、あくまで「原則」であって、100%実施しないとは述べていません。
先述した公式サイトでは、以下のような説明になっています。
もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
引用：アコム公式サイト「よくある質問」より
上記の説明文でわかるとおり、アコムでは場合によっては在籍確認を実施しています。もし在籍確認をする場合は、勤務先へ連絡をする前に、お客様の同意を得てから行ないます。本人の許可なくいきなり勤務先に連絡をすることはないため、安心です。
在籍確認の電話があるのはどんな人が多い？
アコムの審査で在籍確認が必要な人は、次のような特徴があります。
- 借入希望額が高額
- 提出した書類（本人確認書類・収入証明書）が不鮮明
- 個人事業主・自営業者
- 収入が不安定な人
アコムに限らず金融機関の審査で重要視されるのは、返済能力です。安定した収入がない・収入が極端に低いと返済能力も低くなり、返済の延滞・滞納が多発する恐れがあります。
そのような損害を回避するために、場合によっては在籍確認をして厳重に返済能力の有無を確認するのです。
借入希望額が少ない場合、本人確認書類・収入証明書でしっかりと証明ができれば問題ありませんが、勤務先を証明できない場合などは在籍確認が実施されるケースがあります。
また、個人事業主や自営業者は事業実態があることを確認しづらいこともあり、事業所内の固定電話に在籍確認が行われることが多いです。これは、収入が不安定な人や勤務形態が特殊な方にもいても同様となります。
個人名でかかってくるのでバレにくい
勤務先へ連絡しても在籍確認で怖いのが、職場での身バレです。消費者金融が職場に連絡してきたら会社の人たちと気まずくなると思っている方も少なくないでしょう。
アコムではそのようなお客様の気持ちを配慮して、アコムという社名を一切出さずに個人名での連絡を行なっています。この方法であればアコム利用・申し込みが職場の人間にバレる心配もありません。
アコムの在籍確認の流れと電話がかかってくるタイミング
アコムの審査における在籍確認はどのタイミングで実施されるのか、以下より申し込みから契約完了までの手順を説明します。
- 申し込み（ネットや電話で）
- アコムから連絡
- 必要書類の提出
- 本審査の結果報告
- 審査通過できれば契約（むじんくんであればその場でカード受け取り可能）
- サービス利用開始
在籍確認のタイミングは、3.の「必要書類の提出」です。この段階で勤務先を証明できる書類（給料明細など）を提出できれば問題ありません。
しかし、それができない場合は勤務先への電話連絡を実施する仕組みです。もし連絡してほしくない場合は契約キャンセルになります。
実際の電話内容・流れ
実際にアコムから在籍確認の電話がかかってきた際の流れは上記の通りです。
なお、もしも自分が電話に出られなくても「△△（申込人）は席を外しております」など、電話に出た人の発言から在籍していることが分かれば在籍確認は完了となります。
アコムの電話連絡による在籍確認の注意点
アコムの電話連絡による在籍確認が実施される場合、どのような注意点があるのか以下より説明します。
土日祝日に申し込むと在籍確認に時間がかかることとがある
アコムは土日祝日でもインターネット・むじんくん利用が可能であり、手続き内容に問題がなければ申し込みをして数十分でサービス利用ができます。
ただし電話連絡で在籍確認が必要だと、契約成立までに時間がかかるケースがあるので注意しなくてはいけません。
自分の職場が週末休みの場合、電話しても確認ができないため休み明けの平日まで待つ必要があります。申し込みをした当日にすぐ借入をしたいと考えている人は、なるべく平日に手続きをする・在籍証明ができる書類（給料明細など）を準備するようにしましょう。
大学生バイトの人はバイト先に在籍確認の電話が行われる
アコムでは、ボーナスがある会社の正社員であっても、学生や主婦のバイト・パートであっても、審査では同一に審査を行います。
学生や主婦は正社員のように高収入ではないから審査の基準は優しいということはないため、在籍確認が実施される可能性もあるのです。
バイトやパートの場合も、アコムがバイト先・パート先へと電話連絡をします。ただし、バイト・パートであっても原則として在籍確認は実施されない仕組みです。※原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
「希望借入額が高額」「提出した書類が不鮮明」の場合、最後の手段として在籍確認が行われます。
派遣社員の場合は派遣会社に在籍確認の電話が行われる
派遣社員の方がアコムに申し込みをした場合、電話連絡の在籍確認は派遣会社・派遣先の職場のどちらに連絡がいくのか疑問に思っている方もいると思います。
アコムが在籍確認でかける電話連絡先は、派遣会社です。ただし派遣会社がプライバシー保護を徹底している場合、在籍しているかどうか確認が取れないパターンもあり、その場合は、派遣先の職場へ連絡がいくかもしれません。
基本的に派遣会社に先に連絡がいくことを覚えておきましょう。
直近で転職していると在籍確認の電話が行われやすい
アコムに申し込みをする際、転職をして職場が変わっていた場合、電話連絡による在籍確認が実施されるケースもあります。
アコムの申し込み手続きで収入証明書を提出しても、それは前の職場の収入のため現在の収入の証明になりません。そのため、高額の借入を希望する際は、在籍確認が実施される可能性があります。
むじんくんでの申し込みでも必要に応じて勤務先へ電話連絡がある
最短で申し込みを完了させる方法が、ネット上で申し込み→残りの手続きはむじんくんで済ませる流れです。この手順であれば数十分で契約・カード発行が完了して利用できます。
ただし、収入・勤務先の証明が不十分だった場合、むじんくんのある場所で在籍確認が行われる仕組みです。
むじんくんの手続きは、契約機画面および担当オペレーターの電話による指示で進行します。必要に応じて勤務先への確認をする場合はオペレーターからの説明があるため、それに従い、もし勤務先への連絡が嫌な場合はそれを伝えましょう。ただし在籍確認が必要でそれを断った場合、契約手続きはキャンセルとなります。
アコムの在籍確認で審査が落ちる原因
在籍確認が原因で審査に落ちてしまう原因としては以下の3つが挙げられます。
①個人情報保護のため取次ができなかった
大手企業に勤めている人の場合、所属部署に直通の電話番号がなく外部からの電話は電話交換手が取次を行う場合も珍しくありません。中には個人名で連絡をしても個人情報保護のため取次を行っていない企業もあり、この場合には在籍確認が取れないことになります。
そのため、勤務実態が電話で全く確認ができず、在籍確認ができる書類等を追加で提出できない場合には審査落ちしてしまう可能性が高いです。
なお、不在により取次ができず、「〇〇は席を外しております」などの返答があった際には在籍確認が完了します。
②自分を知らない従業員が電話に出てしまった
もし電話に出た人が自分を知らず、「〇〇のことは知らない」などと答えてしまうと在籍確認が完了しません。アルバイトやパートタイマーの場合、シフトがかぶっていない従業員であれば自分の存在を知らないということも考えられるため注意が必要です。
これを回避するためには、電話による在籍確認が行われる前にあらかじめ電話を掛ける時間などを指定しておくことをおすすめします。
③なりすましや虚偽申告を行っていたことが発覚した
書類による在籍確認が取れず、勤務先に連絡しても在籍確認が取れない原因としてなりすましや虚偽申告を疑われることがあります。なりすましの場合、在籍確認の電話に本人が出たことで申し込みをしたのが別の人物であると発覚することも少なくありません。
また、勤務先への電話によって「〇〇は退職しています」などすでに退職している、そもそも在籍したことがないなどの事実が分かると審査に落ちるどころか法的措置を取られる可能性も高いです。
アコムの在籍確認に関するFAQ
アコムの在籍確認に関してよく挙がる質問を、以下にまとめてみました。質問とその回答を紹介します。
アコムは50万円以下の申し込みなら在籍確認なし？
アコムは基本的に50万円以下の希望額であれば、本人確認書類のみで契約可能です。ただし勤務先があまりにも不鮮明であった場合、収入証明書の提出および在籍確認が実施される可能性もあります。
正社員でないパート・アルバイトであっても、安定した収入があり職場の所在地が確認できれば、希望額50万円以下の契約は数十分で完了することが可能です。
アコムは給与明細を提出すれば在籍確認の電話がなしになる？
アコムの申し込み時に給与明細を提出すれば、どの会社からどれぐらいの収入を得ているかという証明になるため、アコムが電話での在籍確認をする必要はありません。
ただし、直近2ヶ月分の給与明細であること、数百万円単位といった高額の借入額を希望している場合は、電話での在籍確認をするケースもあります。
低い借入希望額（50万円以下）であれば、給与明細などの収入証明書は必要なく、よっぽどの問題がない限り本人確認書類だけで契約可能です。
アコムは増額審査の際も在籍確認が行われる？
アコムの増額審査では、原則、在籍確認はありません。※原則、電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
ただし増額の希望額が多い場合、それだけ借入しても返済の延滞・滞納が起きないことを証明しなくてはいけません。そのため、直近2ヶ月分の収入証明書の提出を求められるケースもあります。
アコムの増額審査において、電話による在籍確認が実施されるケースは、契約後に転職をして、契約時に登録した情報が変わった場合です。
転職をすると、契約時と比べて収入に大きな変化が生じている可能性があるため、アコム側が再審査を実施することもあります。
この場合、収入証明書の提出および電話での連絡があるケースもあるため、転職後は注意をしましょう。
まとめ
消費者金融の大手であるアコムは全国いたるところに無人契約機が設置してあります。全国どこにいても、手間をかけることなく簡単に契約手続きが行えるのが、アコム利用のメリットです。
ただし、希望借入額が数百万単位の高額を希望する場合、あるいは勤務先をはっきりと証明できない場合、アコムが勤務先へ電話連絡をして在籍確認を実施するケースもあります。
在籍確認を省いてスムーズに契約・増額をするにはどのような準備が必要か、事前にしっかりと対処ポイントを頭に入れておくことが大切です。
