ガス代が払えない…2ヶ月以上滞納すると供給停止！お金がないときの対処法と再開までの流れ

ガス代が支払えなくなったらまずガス会社に電話で相談する必要があります。

そこで今回はガス代が支払えない時の対処法と、ガス代のために即日現金を用意する方法も、一緒に詳しく解説していきます！

ガス代が払えない！滞納〜停止までの流れは？

お金がないからとガス代を滞納し、支払わないままでいるとガスを強制的に止められてしまいます。ガスの供給を復活させるためには、滞納しているガス代を支払う以外に方法はありません。

基本的に滞納分のガス料金は一括支払いを求められますが、ガスはほとんどの会社が2ヶ月程度の滞納で供給をストップするため、そこまで大きな金額になりづらいです。

ただし滞納している期間中は延滞料金が毎日加算されていくので、早めに対処しなければ金額はどんどん膨らんでいくことになります。

①督促状が届く

ガス代金の支払い期限を過ぎると、まずは督促状が送られてきます。

支払い期限はどの会社も変わらず、検針日の翌日から30日後が期日です。

この期日を過ぎるとガス会社から督促状や再請求書などの、「未払いのガス代を払ってください」という内容の通知が届きます。

また支払い期限を過ぎてからの期間は、延滞利息が毎日加算されることになるので注意しましょう。

延滞利息は各ガス会社のホームページにて約0.027％と表記されていますが、これは日割計算の金利で実質年率は10％となっているので注意が必要です。

②供給停止予告が届く

督促状や再請求書に記載されている期限を過ぎても滞納したガス代が支払われない場合、供給停止予告が届きます。

これは「この日までに払わないとガスを止めます」という内容で、滞納が検針日の翌日から50日を過ぎた時点で送られてくる場合が多いです。

供給停止予告も無視した場合、本当にガスを止められてしまうことになります。

一度ガスが止められてしまうと、供給を再開してもらうには一度機器の点検をするため、自身が立ち会う必要があるなど意外と手間が増えてしまいます。

またガス会社は基本的に平日の8時～17時ほどが営業時間の場合が多いので、スケジュールを合わせるのが難しい場合もありますよね。

点検が遅れるほどガスの復活も遅れていくので、基本的にガスが止められてしまう前にお金を用意して滞納状態を解消することをオススメします。

③供給が停止される

ガスの供給が停止され、ガスが使えなくなります。

再度ガスを利用するためには、未払いのガス代を全額支払わなくてはなりません。

この際、滞納したガス代金の支払いは原則一括返済で、分割に応じてもらえるケースはほぼないようです。

また事前に特別な事情でガス代が払えない旨を説明したとしても、供給停止を引き延ばしてもらえることはないので、どうにかしてお金を用意する必要がありますね。

ガスが止まったからと言って滞納したガス代を払わなくてよくなる訳ではないので、ガスが止まった後も支払いの催促は続いていきます。

④未払い分の取り立てが発生

ガスが止まってもまだ支払いをしない場合、滞納している未払い料金の取り立てが始まります。

電話や訪問によって支払いの催促をされ、場合によっては会社などに連絡されてしまう可能性も考えられますね。

ここまできてしまったらこれ以上無視をせず、取り立ての電話や訪問にきちんと対応することをオススメします。

一般的に本人と連絡が取れている内は、家族や会社など本人以外に連絡されてしまうことはないので、無視をしないことと、着信があったら折り返すことを心がけましょう。

⑤裁判に発展する可能性もある

取り立てにも応じず、あまりにも悪質な滞納が続いた場合は、ガス会社側が裁判で一括返済請求を申し立てる可能性もあります。

最悪の場合、滞納額相当の財産の差し押さえとなるケースもあり得るので、ガス代を払わなくてもガスが止まるだけといった考え方は、大きなトラブルに発展する危険性が。

財産の差し押さえが執行されてしまうと、自宅にある換金できる財産や銀行口座、給料などが支払いに充てられてしまいます。

ガス代の滞納は裁判に発展することも考えられるということを覚えておきましょう。

※ガス代が払えないとブラックリスト入りする？

ガス代を支払えなくても信用情報に異動情報が記載されるいわゆるブラックリスト入りすることはありません。

ただし、これは料金の支払い方法を銀行引き落としや請求書支払いにしている場合のみです。もしクレジットカード払いに設定していて、そのクレジットカード料金が引き落とし不能になった際には異動情報に延滞の記録が残ります。

さらに長期間クレジットカードの利用料金を支払わないでいると異動情報が記載されブラックリスト入りしてしまう点にご注意ください。

ガス代を払えないからと滞納してしまうデメリット

ガス代を滞納すると、次のようなデメリットがあります。

ガスが使えなくなる

ガス代を滞納したとき、滞納から一定期間が経過するとガス会社によってガスが止められてしまいます。

止められるまでの期間はガス会社によって違いますが、一般的には検針日の翌日から50日後と言われており、支払い期限で言うと20日です。

支払期限を過ぎるとガス会社から書面などで督促があるため、この通知がきてからすぐに支払いをすればガスを止められることはありませんが、支払うお金がないからと無視しているとあっという間に止められてしまうので注意しましょう。

復旧までに時間がかかる

ガスはいったん停止すると、滞納した料金を支払ってからガスが復旧するまでには時間がかかります。

繁忙期でなければ料金を支払って営業時間内に問い合わせをすると当日中に復旧することもありますが、休日や夜間に支払いを行った場合は復旧までに数日かかることも。

暖房や給湯機にガスを利用している人であれば生活にかなりの支障が出てしまうことが予想できます。

延滞手数料がかかる

ガス代は1日でも延滞をすると延滞手数料をが発生します。

ただし、延滞手数料の支払いについてはクレジットカードなどの滞納と違い、滞納した料金にプラスで支払いをするよりも翌月の料金に合算されることが多いようです。

東京ガスであれば1日0.0274％で計算された延滞手数料を支払わなければなりませんが、これは会社によって異なるため契約時によく確認しておいてください。

>>ガス代が払えない時の対処法をチェック

ガス代が払えない時の相談できる窓口

ガス代が払えない時は、まずはガス会社に相談することをおすすめします。

まずは供給事業者に相談

ガス会社に相談しないと督促状が届いた後にガスの供給が停止される可能性があるため、まずはガス会社に相談して、状況を説明することが重要です。

社会福祉協議会に相談

社会福祉協議会は全国のすべての市区町村に設置されています。専門知識を持った担当者が、プライバシーに配慮しながら一緒に解決策を考えてくれます。必要に応じて、公的な支援制度の利用も検討できます。

ガス代を滞納しているけど支払えない時の対処法

どうしてもお金がない場合・ガス代が支払えない場合には、以下のような対処法が考えられます。

①両親や友人を頼る

誰か金銭面で頼れる人がいる場合、一時的にお金を借りることでガス代を払うことができます。

家族や親戚、近しい友人などを頼って何とかこの場を凌ぎ、ガスが止まるのを防ぐのも有効な手段ですね。

ただし借りたお金は返さなければなりませんし、一度だけなら応じてくれても毎月お金を借りているようでは信用を失ってしまいますよね。

ガス代を払うことはできても、新たな人間関係のトラブルに発展する可能性もあります。

身内にお金を借りる際は期日を決めてその日までに必ず返すなど、その後の関係性に悪影響を与えないように注意しましょう。

②カードローンでお金を借りる

カードローンは一度契約すると、お金が必要になる度にすぐ借り入れできます。。

返済も自由度が高く一括や繰上返済もできるので、少額を借りて返してを繰り返すのに向いているローンです。

ガス料金はどんなに高くても数万円程度の場合が多いですが、早く返さないと毎日延滞利息がかかるので金額がどんどん膨らんでいきます。

カードローンであればお金がないときに少額を借入して、余裕がある時に一括返済してを繰り返せるのでガス代を工面する方法に適しています。

最短3分で即日融資できるプロミス

プロミスは24時間365日借入可能な振込キャッシングサービスや、コンビニ返済が可能なことなど、大手企業ならではのサービスレベルの高さが特徴のおすすめカードローンです。

審査が最短3分で即日融資を受けられるので、急な出費にも対応することが可能。ガス代の工面に利用するという点で考えると、低額の借入になるほど金利の影響は小さくなるので金利はそこまで大きな差は生まれません。

初回利用時の30日間無利息期間サービスや、返済に困った時に返済額を一時的に減額できるサポートなども用意されているので、カードローン初心者の方へのサポートが手厚くなっています。

バレずに借りるならアコム

アコムは土日祝日でも受付時間内で最短20分で即日融資が受けられるカードローンです。

初回契約時には契約日の翌日から30日間の無利息期間があるため、給料日までの間など一時的にガス代を立て替えたいという場合であれば無利息でお金が借りることもできます。

申し込み時には原則として勤務先への電話による在籍確認を行っておらず、自宅への郵送物はなので周囲に借入がバレにくい点もメリットです。

アルバイトをしている学生でも利用可能となっているため、ガス代以外にもどうしてもお金が必要な際に便利といえます。

30日間無利息で借りれるアイフル

アイフルは初めての人でも安心して利用できるようにサポート体制が充実しているカードローンです。

申し込みから最短18分で即日融資が受けられるほか、WEB完結手続きに対応しているのでスマホやパソコンからいつでもどこでも手続きが行える点が魅力となっています。

20歳以上でアルバイトなどで安定した収入があれば学生での利用も可能であり、原則としてアルバイト先への電話連絡はありません。返済はコンビニATMやスマホから簡単にできるので利用しやすいカーローンです。

③国の支援制度・補助金を利用する

公的な融資制度として生活福祉資金貸付制度があります。生活福祉資金貸付制度は失業した人や低所得者世帯などを対象として以下のような費用に関して無利子または低い利子で貸し付けを受けられます。

• 総合支援資金
• 福祉資金
• 教育支援資金
• 不動産担保型生活資金

この中でガス代の支払いにおすすめな制度は次の2つです。

総合支援資金

総合支援資金ではガス代の支払いには利用できるのは以下の資金です。

生活支援費は世帯人数によって貸付限度額が異なりますが、最長12ヵ月まで月15～20万円が受け取れます。一時生活再建費では、最高60万円を一括振り込みで受け取ることが可能です。

どちらも保証人ありの場合は無利子で貸し付けが受けられ、保証人がいない人でも年1.5％の低金利でお金が借りられます。

（参考：厚生労働省｜生活福祉資金貸付制度）

福祉資金

福祉資金として貸付が受けられるのは以下の資金です。

福祉費は「生業を営むために必要な経費」や「その他日常生活上一時的に必要な経費」などが借り入れでき、利用目的によって最高580万円までの融資を受けることができます。

緊急小口資金では「緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に貸し付ける少額の費用」が融資対象となっており、融資限度額は原則として10万円以内です。

福祉費は総合支援資金と同じく保証人ありの場合には無利子、保証人なしの場合は1.5％の利息がかかります。一方、緊急小口資金は保証人不要で無利子で借入な点がメリットです。

（参考：厚生労働省）

④支払い能力がない時は債務整理も検討

カードローンを借りて支払ったとしてもその後の返済ができないという人や、そもそもカードローンを借りられるほどの支払い能力がないという方は、債務整理を検討しましょう。

債務整理の種類は大きく分けて次の3つです。

• 任意整理
• 個人再生
• 自己破産

債務整理の手続きは個人で行うことも可能ですが、提出書類が多かったり交渉の手間がかかる大変な作業となるため、専門家である司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。

まずは相談無料のアヴァンス法務事務所に相談

アヴァンス法務事務所は、東京と大阪の2拠点を持つ大手の法務事務所です。

債務整理に関する相談実績は23万件にもおよび、豊富な経験と実績で相談者に合った解決方法を提示してくれるほか、完済まで一貫してサポートを受けることができます。

相談料は何回でも無料で、依頼費用の分割払いにも対応しているので、お金に余裕がないという方でも安心して利用可能です。

【地域別】ガス代の滞納でガスが停止する条件

滞納によってガスを停止する場合、検針日から経過した日数で判断されることが多いです。

検針日とは、月に一度ガス会社の社員がガスメーターを確認しに来て、ガスの利用量からガス料金を決定する日のことを言います。

ほとんどの会社が検針日の翌日から50日を目安にしています。

「約50日間の滞納でガスが止まってしまう」ということを覚えておきましょう。

ガス代の滞納を防ぐための事前対処法

そもそもガス代の滞納をしないために、あらかじめ実施できる対処法についてご紹介します。

家計の収支を見直す

ガス代を支払の支払いができないということは、家計の収支が赤字になっているということです。

家計の収支を黒字にするために次のようなポイントに気を付けましょう。

• 固定費を削減する
• 食費を節約する
• 娯楽費を削減する
• 貯蓄額を増やす

家計の大部分を占めるは住宅ローンや光熱水費、通信費などの固定費です。

住宅ローンであれば借り換えをすることで月々の返済額を減らすことができますし、光熱水費や通信費は契約する会社を見直すことで基本料金を下げることができます。

食費や娯楽費に割り当てる予算をきちんと決めておくことでさらに余裕が生まれ少しでも貯蓄ができれば、家計が赤字になった月に貯蓄から補填することが可能です。

支払い忘れを防ぐにはクレジットカード払いに変更する

毎月のガス料金の支払いをクレジットカード払いにすることで、カードの利用残高をオーバーなどしていない限りは、確実に請求日に支払いすることができます。

注意点としてガス代をクレジットカードで払う場合、今月に払うべき支払いを来月のカードの支払日まで保留するということになるので、カード利用の状況を把握していないと翌月の支払いがパンクする可能性が。

リボルビング払いでその場をやりすごすこともできますが、きちんと管理していないとクレジットカード地獄と呼ばれる自転車操業状態に陥りやすいと言えます。

クレジットカードを利用する際は、アプリと連動してリアルタイムで利用状況を確認できるようにするなど、使い過ぎてしまわない工夫をするのがオススメです！

クレジットカードへの変更方法

• STEP.1
  ガス会社のHPにアクセス

  ガス会社の公式サイトにアクセスし「支払方法の変更」をクリックします。
• STEP.2
  カード情報入力

  支払い方法でクレジットカードを選択し、支払いに利用するクレジットカード情報を入力しましょう。
• STEP.3
  支払方法変更の通知

  手続きからすぐ、もしくは数日後に支払方法の変更が確定したことをお知らせするメールかはがきが届きます。

  これで手続きは完了です。
• STEP.4
  クレジットカードから引き落し

  手続きが完了してから実際に支払い方法が変更になるまで1ヵ月程度の時間がかかります。

  実際にクレジットカードから引き落しが行われたのを確認してから口座への入金を停止してください。

ガス代が払えない・滞納している場合によくある質問

最後にお金がないことが原因でガス代が払えない場合によくある質問に回答していきます。

ガス代を滞納するとローンを組めなくなる？

前述したとおり、基本的にはガス代を滞納しても信用情報に異動情報が記載されないためローンを組んだりクレジットカードを作ることには影響がありません。

もちろんガス代をクレジットカード払いにしている場合には滞納によってローンが組めなくなる可能性もあります。

お金がないからと滞納してしまいそうになった際には、クレジットカードの利用料金を支払うためにカードローンなどで一時的に立て替えるのもおすすめです。

保証金や預り金は滞納したガス代に充当できる？

ガスを契約する際に一部のプロパンガス会社では契約の際に保証金や預り金が徴収されますが、これを滞納したガス代に充当することは可能です。

滞納したガス代を保証金や預り金に充当する場合には、特に手続きは必要なくガス会社が自動的に手続きを行ってくれます。

なお、もしも一度も滞納せずに解約するのであれば、何かの料金に充当されることはなく契約者にそのまま変換されます。

ガス代を支払ったか確認する方法はある？

請求書払いなどにしていることで、今月のガス代を支払ったか忘れてしまったという場合にはガス会社のホームページなどで確認することが可能です。もしもホームページを用意していないガス会社であればコールセンターに連絡をすることで教えてもらえます。

支払い忘れや支払い確認を簡単にしたいのであれば、クレジットカード払いに変更するのがおすすめです。

ガス代の滞納は債務整理できる？

ガス代を含めて滞納は任意整理や個人再生では減額できません。唯一自己破産であればガス代の滞納は免責される可能性が高いですが、下水道料金は減額できない点には注意が必要です。

ガス代の滞納のほかにも債務があり、自己破産しか手段がないという際に債務整理を行いましょう。

まとめ

ガスは重要なライフラインのひとつで、料理や風呂など生活に必要な部分を担っています。ガスが使えなくなった際は故障なのか不具合なのか、あるいは料金の滞納によるものなのかを見極め、適切な対応を取りましょう。

故障の場合はガス漏れに注意し、ガスメーターを確認して問題がなければガスの供給に異常があるのか、使っている機器自体の故障なのかを確認して対処。

ガス代金の滞納で止められた場合、金銭的な問題を解決する必要があります。ガス代を工面する方法として、カードローンが少額融資の繰り返しに適しているのでオススメです！