FXに挑戦しようとしても、ネットで「FXはやめとけ」「FXはハマると危険だから始めない方がいい｣といった情報を見つけたことはありませんか？
一見危ないと思われているFXですが、コツや取引の仕方を掴めば、そこまで危険視する必要はありません。
今回は「FXはやめとけ」と言われる理由と、失敗を避けてFXを運用するコツをご紹介していきます。
この記事を読み、FXのメリットや注意点について把握して、ぜひ挑戦してみてください。
目次
「FXはやめとけ」と言われる7つの理由
「FXはやめとけ」と言われる理由は、下記の7つが考えられます。
- ギャンブルだと思われているから
- 損をすることがあるから
- 精神的な負担が大きいから
- 仕組みを勉強する時間が必要だから
- 強制ロスカットとなるおそれがあるから
- FXを辞める人が多いから
- ゼロサムゲームだから
①ギャンブルだと思われているから
FXが危険だと思われている最も大きな要因は、｢ギャンブルと同じもの｣という偏見にあると考えられます。
たしかにFXは、為替の値動きによって利益と損失が決定する仕組みであり、必ずしも勝てるわけではありません。
しかしギャンブルとは異なり、為替の値動きを予測して勝率を上げることが可能です。全く知識のない初心者だと賭けごとになってしまいますが、対策を取れば、利益を出せるのがFXの良いところです。
②損をすることがあるから
FXは必ず利益を得られる取引ではありません。1ドル100円で購入し、売却時に1ドル80円に下がってしまっていたら、1ドルあたり20円の損失が発生します。
｢損をするくらいなら、貯金をしていた方がマシ｣と考える人も、中にはいるでしょう。
しかし資産運用において「絶対」は存在せず、ある程度のリスクを取らない限り、効率的に資産を増やすことはできません。
FXで負けても生活に影響しないように、余剰金を使ったり分散投資をしたりと、何かしらの対策を取ることが大切です。
③精神的な負担が大きいから
FXで負けてしまったとき精神的に大きな負担がかかる、という話もよく耳にします。たしかに掛け金が大きいほど、損失額も莫大になってしまうでしょう。
しかし投資において、いつでも必ず利益を得られることはありません。投資を始める際は、損失が出た際にも｢仕方ない｣と切り替える精神力や、あらかじめこのようなリスクに備えておく準備が必要となります。
④仕組みを勉強する時間が必要だから
FXは為替変動によって利益と損失が確定する仕組みです。そのため、為替変動に影響する因子については、随時勉強しておかなければなりません。
たとえば2020年には、コロナショックにより米ドル円相場が大きく変動し、円安が続きました。他にも為替変動に関わる要因は数多くあるため、世の中の情勢を知っておかなければ、勝率は上がらないと言えるでしょう。
またこの他にもFXの取引の仕組みや、金利差によってもらえるスワップポイントについても知っておく必要があります。
最近では投資家のブログやYouTubeなど、初心者でもさまざまなコンテンツで勉強できるようになりました。
FXで本当に利益を得たいのであれば、勉強することが一番の近道です。逆に「勉強をしたくない」というのであれば、FXだけでなく投資全般で利益を得ることは難しいと思います。
⑤強制ロスカットとなるおそれがあるから
FXで利用されている強制ロスカットも、｢FXで損をしやすい｣と言われている要因のひとつです。
強制ロスカットとは、損失がある一定を超えた場合に、それ以上の損失が出ないよう強制的に決済される仕組みのことをいいます。
自分の意思とは関係なく損失が決まってしまうので、｢FXは怖い｣という印象になるのは仕方ないことかもしれません。
しかし強制ロスカットは利用者の自己資金を、これ以上減らさないための安全装置でもあるので、損切りのタイミングがわからない初心者にとってはありがたい機能だとも言えます。
⑥FXを辞める人が多いから
海外FX Wikiによると、FX投資家の約7割が1年以内に辞めてしまっているようです。
その理由としては、知識が乏しいうちに取引を始めて自己資金が足りなくなってしまったケースが大多数とのこと。割合で見れば｢FXは続けにくい｣と思われがちですが、勉強を十分したうえでチャレンジすれば継続できる可能性は期待できます。
⑦ゼロサムゲームだから
FXは｢ゼロサムゲーム｣と言われています。
ゼロサムゲームとは、｢参加者全員の合計得点が0になるゲーム｣を指しており、FXにおいては必ず損をする人がいることを意味しています。
敗者になるリスクが怖い人にとっては、FXのハードルは高いと感じるのでしょう。前述したように、何も知らない状態で始めると敗者になりかねません。
勝者として生き延びるには、知識を深めてリスク管理を徹底する必要があります。
FXのメリット｜失敗するリスクを減らせば資産運用できる
FXは失敗しないコツさえ掴めば、資産運用のひとつとして非常に有用です。ここではFXのメリットについて解説します。
少額から取引ができる
FXは少額から取引ができる点が、最大の魅力です。通常の国内株式の場合、売買単位が100株〜などと決められているため、最低でも10万円ほどは必要です。
一方FXはレバレッジをかけられることもあり、証券会社によっては100円から取引できます。余剰金ができたら、少しずつチャレンジしていく方法もおすすめです！
24時間取引ができる
外国為替市場は土日を除き、毎日取引が行われています。したがってFXもほぼ24時間取引ができるので、会社員や主婦などなかなか時間が取りづらい方でも、挑戦しやすい投資のひとつです。
価格の上昇・下降の両方で利益を狙える
FXは「買い」だけでなく「売り」からスタートさせることも可能です。したがって価格が上昇傾向にある際は買いポジション、価格が下降傾向にある場合は売りポジションを保有することによって、どんな局面でも利益を狙えます。
株式のように上昇局面でしか利益が狙えない投資に比べると、儲けられるチャンスは多いといえるでしょう。
勉強すれば勝率は上がる
FXは、知識がある人ほど勝率が上がる傾向にあります。為替変動の要因を把握し、最新情報を得られるよう常にアンテナを張っておけば、大きく失敗する可能性は低いでしょう。
ギャンブルのように運任せではなく、自分次第で大きな利益を得られる可能性がある点もFXの魅力です。
スワップポイントで利益が出る
FXは為替変動による利益以外にも、スワップポイントを獲得可能です。
スワップポイントとは金利差による利益のことで、通貨を保有していればその期間はスワップポイントを受け取れます。最近では、南アフリカランドやメキシコペソなど高金利の通貨をスワップポイント目当てで保有する人も増えています。
取引せずに利益を得られるのは、非常に大きなメリットです。
初心者におすすめのFX口座3選
FXは知識とコツがあれば、十分利益を期待できる投資のひとつです。ここでは新たにFXを始めてみたいという方へ向けて、おすすめのFX口座をご紹介します！
①DMM FX
| 取引単位 | 10,000通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| 通貨ペアの取扱い数 | 21通貨ペア |
| 米ドル/円のスプレッド(2022年3月時点) | 0.2銭（原則固定※例外あり） |
- 最短即日で取引できる
- 口座数が80万を突破している
- 取引ツールが充実している
- 手数料無料
DMM FXは利用者が多く、2020年8月31日時点で80万件を突破しています。初心者からプロまで幅広いニーズに答えた無料の取引ツールも人気がある理由です。
オンラインで申し込みを完了できるため、その日のうちから取引可能な場合もあります。出金手数料や口座維持手数料などが無料で、コストを抑えられる点も魅力的ですよね。
クイック入金サービスは、約340の金融機関に対応しており、24時間いつでも入金可能です。夜間に取引することが多いトレーダーにもおすすめしたいFX会社です。
24時間、土日祝日もサポート体制が整っており、初心者で分からないことが多い場合にも安心して利用できます。
②SBI FXトレード
【SBI FXトレードの基本情報】
| 取引単位 | 1通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| 通貨ペアの取扱い数 | 34通貨ペア |
| 米ドル/円のスプレッド(2022年3月時点) | 0.09銭 |
- 1通貨から取引可能で少額から始められる
- 1,000通貨単位までのスプレッドが狭い
- SBIグループが運営しているので安心
SBI FXトレードはSBIグループが運営しているFX会社であるため、知名度が高く安心して利用できます。最大の魅力は1通貨単位から取引可能なので、少額からスタートしたい初心者にも向いている点です。
仮に1ドル100円のとき米ドル/円の取引を100円からチャレンジできるというわけです。少額取引はリスク回避にもつながるため、知識が薄いので経験を積んでいきたいという方にもおすすめです。
さらに1,000通貨単位までのスプレッドが安い点も、少額取引に向いている理由のひとつです。
③外為どっとコム
| 取引単位 | 1,000通貨 |
| 取引手数料 | 無料 |
| 通貨ペアの取扱い数 | 30ペア |
| 米ドル/円のスプレッド(2023年12月時点) | 0.2銭 |
- サポートが充実している
- 高水準のスワップポイント
- お得なキャンペーンを多数開催
外為どっとコムは、サポートが充実しているのが特徴で、7時から23時までオペレーターが質問に回答してくれるため、上級者から初心者まで、多くの人から支持を集めています。
公式サイトでは、基本の仕組みから説明してくれるコンテンツが充実していたり、本番と同じツールを利用したデモトレードも利用できること、1万円あれば取引が開始できるとあって、初心者でも始めやすい環境が整っています。
またお得なキャンペーンも多数開催されていて、入金額や取引額に応じて入金額の最大1%(最大5万円)のキャッシュバックが受けられる、キャンペーンが開催されています。(2023年12月22日現在)
初心者がFXで失敗しないための方法・コツ
｢FXはやめとけ｣と言われていますが、いくつかポイントを理解しておけば、初心者でも大きな失敗は避けられます。ここではFXで失敗しないための方法やコツについて解説します。
- 少額から始める
- デモトレードで練習する
- レバレッジをかけすぎない
- 余剰資金で行う
- FXの基礎を勉強する
- 自分のルールを決める
①少額から始める
FXは、なるべく少額からスタートさせましょう。掛け金が少ないと利益も出にくいですが、その分損失も抑えられます。
株式投資などと異なり、少額から始められるのがFXの魅力でもあります。最初はとにかく利益よりも、損失に目を向けた取引を心がけましょう。
②デモトレードで練習する
FX取引ができる証券口座には、デモトレード機能が使える場合もあります。デモトレードとは、実際に自己資金を掛けることなく取引の練習ができるツールのことです。
最初は取引の仕方や仕組みを知るために、デモトレードから始めてみましょう。証券会社の取引ツールはそれぞれ使い勝手が異なるため、自分に合うものを見つけられる点もメリットです。
③レバレッジをかけすぎない
FXは自己資金に対してレバレッジをかけ、大きな額で取引できます。たとえば自己資金1万円にレバレッジを10倍掛けると、10万円分を取引することになるのです。
上手くいけば少ない自己資金で大きな利益を得られますが、その分負けた時の損失額も大きくなります。国内取引所では最大25倍までレバレッジをかけられますが、損失のことを考えてあまりかけすぎないように注意しましょう。
④余剰資金で行う
FXは投資の一種であり、自己資金を失う可能性もあります。もし負けてしまった時生活に支障が出ないよう、余剰資金を使って取引をするようにしましょう。
一般的に、働けなくなったときの生活資金として月収の6ヶ月分は現金で貯金しておくべきといわれています。
それ以上の資金を所有している場合は、ぜひFXに挑戦してみてくださいね。
⑤FXの基礎を勉強する
前述したように、FXで勝つには勉強が必須です。為替変動に関わる要因や、FXの取引ルールなど常にインプットを心がけましょう。
初心者向けのブログやYouTubeもおすすめです。
⑥自分のルールを決める
FXで損失額をなるべく減らし勝率を上げるには、決済のタイミングが非常に大切です。やみくもに取引して、適当なタイミングで決済していては、精神的にも不安定になってしまいます。
したがって自分のルールを作っておき、そこに当てはまった場合のみ決済する方法がおすすめです。ルールの作り方は他の投資家を参考にしてみてください。
FXをやめといたほうがいい人の特徴
｢FXはやめとけ｣と言われる要因はいくつかありますが、対策を取れる場合も多くあります。
しかし以下に当てはまる人は、FXは向いていないと判断できます。
- 借金している・生活資金を使う
- 賭けに出ようとしている
- 失敗すると精神的に落ち込みやすい
借金している・生活資金を使おうとしている
現在借金をしていたり、生活資金に余裕がなかったりする場合は、FXを始めるタイミングではありません。
借金してFXの資金に充てることや、借金の返済をFXで得られた利益で補おうとするのも大変危険。FXは必ず勝てる取引ではないので、必ず余剰金を使うようにしましょう。
賭けに出ようとしている
｢FXで一攫千金を狙おう｣というのも、危険な考え方です。レバレッジを高くかけ、少ない自己資金で多額の利益を狙うなど、宝くじのような使い方にならないよう注意しましょう。
また知識がないからといって、根拠のない取引で賭けに出るのもおすすめできません。
失敗すると精神的に落ち込みやすい
FXはどんなプロでも、勝つ時もあれば負ける時もあります。そのため一度失敗で落ち込んでしまうような精神状態では、FXを長期的に続けていくことは難しいと言えるでしょう。
失敗後の取引で、正常な判断ができなくなる可能性があるからです。ネガティブな性格である方はリスク管理を徹底し、生活資金に余裕がない方は貯金が貯まってから挑戦しましょう。
FX初心者が気になる疑問を解決！
FX初心者の方が気になっている疑問について、解説します。
FXは初心者でも本当に儲かる？
FXは投資初心者の方でも、本当に利益を出せるので、初心者でも儲かるといえます。
ただしFXに関する知識は必須なので、自分でFXについて勉強をする必要があります。また取引方法などについてもしっかりと覚えておく必要があります。
FXにまつわる知識を付けたうえで、ルールに則りスムーズに取引ができるようになると、利益が出せるようになります。
初心者だからといって儲からないというわけではなく、自分自身で知識を身に着け活用できるようになれば、FXで儲けられます。
FXの仕組みが理解出来たら儲かる？
FXの仕組みを理解しただけでは、儲けを出すことは難しいです。
FXはその仕組みだけで利益を出すのではなく、チャートの読み方・取引ツールの操作方法はもちろん、相場の分析方法や資金の管理など、すべてできるようになって、初めて利益が出せるものです。
ただFXの経験によって培われていく部分もあるため、ある程度の知識を得られたら、始めてみることも大切です。
FXはいくらから始められる？
FXは利用する会社によって、いくらから始められるかが異なりますが、通常は1万通貨コースなら最低4万円から始められます。
いきなり4万円から始めるのは躊躇してしまう、という方のために、1000通貨コースを取り扱っている会社を選べば、最低4,000円からFXを始められます。
資金に余裕がある場合は、4万円からスタートしても良いですが、不安な方や小額からスタートしたい方は、1000通貨コースを取り扱っている会社で、FXを始めることをおすすめします。
FXの取引時間はどれくらいあればできる？
FXを取引するスタイルによっても異なりますが、1日5分あればFX取引はできます。デイトレードという方法なら、日中は仕事をしている方でも少ない時間で利益を出せる場合があります。
FXは24時間いつでも取引ができるので、時間を心配する必要はありません。通貨ペアによって価格が大きく変動する時間帯があるため、通貨ペアに合わせて取引時間帯を決めることをおすすめします。
FXの会社はどうやって選べばいい？
FXの会社を選ぶ時には、資金がいくらか・重視するポイントはどこか・通貨ペアのスプレッドはいくらか・デモを利用できるかなどもチェックしてから選びましょう。
自分に合ったFXの会社を選ばないと、続けていくのが難しくなってしまう可能性があるため、重視するポイントを挙げておくと安心です。
また実際に資金を使わずにデモが利用できるDMM FXで3か月試してみると、実際のイメージもつきやすく会社選びの比較もできるようになるので、まずはデモを使ってみましょう。
FXにかかる税金は？確定申告は必要？
FXでは利益に対して通常は所得税15%と住民税5%が金額にかかわらず一律で課税されます。
ただし、2013年から2037年までの25年間は復興特別所得税としてさらに0.315%が課税されるため、合計で20.315%の税率となっています。
なお、会社員の場合は利益が20万円以下であれば所得税の申告は必要ありません。ただし、利益がいくらであっても住民税の申告が必要となる点には注意しましょう。
FXで何が危ないの？
FXは少ない自己資金でも始められて大きな利益を出せる可能性がある投資ですが、一方で証拠金の最大25倍まで取引を行えるためハイリスクハイリターンであることが危ないと言われる原因です。
普通の投資であれば自己資金の範囲内で投資商品を購入するため、損失が出ても出資したお金が無くなるだけです。しかしFXの場合は自己資金以上の大きな金額を投資することができることから、自己資金の範囲を超えたより大きな損失がでるリスクがあります。
初心者であれば、初めから証拠金の何倍もの金額を投資するのではなく、少額から初めてハイリスクハイリターンの投資を避けることが重要です。
FXと株はどちらが儲かりますか？
FXと株であれば、FXのほうがより短期的に大きな利益を出すことが可能です。ただし、前述したとおり大きな利益が見込める分、損失リスクも大きい点には注意が必要となります。
なお、株は長期的な投資に向いており、資産を徐々に増やして生きた人におすすめです。保有期間や投資先によっては結果的にFXよりも利益を得られる可能性もあるので自分にあった投資方法を選びましょう。
まとめ
｢FXはやめとけ｣と言われるのは、知識の乏しいトレーダーが大きな損失をして、1年以内に退場するケースが多発していることが原因だと考えられます。
しかし失敗しないコツを掴み、為替変動に関する知識をインプットしていけば、大きな損失は避けられるでしょう。
今回ご紹介したおすすめのFX口座を参考にして、少額からチャレンジしてみてはいかがでしょうか！
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