マイカーを手に入れる方法といえばローンを組む、もしくは現金で車を購入するというのが一般的でした。それに加え、現在注目が集まっているのがカーリースという新しいマイカー所有のかたちです。
カーリースが注目を集めている背景には、初期費用を抑え、毎月定額支払いでマイカーに乗れるという点があります。
しかし、いざカーリースを選ぼうと思っても人気サービスが増えてきているため、どのカーリース会社を選べばいいか迷ってしまいますよね。本記事では2022年11月現在における最新のカーリース事情と各社のキャンペーン情報などを徹底調査。
- おすすめのカーリース会社
- カーリースの基礎知識
- カーリース会社の選び方
- カーリース会社の比較ポイント
- カーリースのメリット・デメリット
といったポイントをまとめました。
おすすめのカーリース会社が分かるだけでなく、カーリースの基礎知識やお得に利用できる方法を分かります。
目次
カーリースを選ぶおすすめの比較ポイント5つ
人気のカーリースを取り扱う会社が最近は増えてきました。どこも似ているようで、実は比較してみるとカーリース会社によって料金やサービス内容が異なります。
自分に合うおすすめのカーリース会社を選ぶにあたって比較するポイントを5つピックアップしてみましたので、1つずつ解説していきますね。
- ①月額料金の内訳
- ②契約期間の柔軟性
- ③契約後のアフターサポート
- ④取り扱い車種のラインナップ
- ⑤カスタム・もらえるのオプション有無
比較ポイント①月額料金の内訳
カーリースが人気である理由のひとつに、月額料金に税金等もコミコミであるという点があげられます。ただし、カーリース会社によって月額料金に含まれる内容に若干差があります。
マイカーを所有する場合、購入でもカーリースでも以下の費用は共通で発生します。
- 1.車体料金
- 2.各種税金
- 3.自賠責保険料
- 4.車検費用
- 5.任意保険
- 6.アフターケア料金
- 7.駐車場料金
カーリースの共通項目・オプション項目
1~4までの項目はどこのカーリース会社にもほぼ含まれています。
5の任意保険は、自賠責保険とは別途で加入する自動車保険です。一般的に自動車保険というと、こちらを指すことが多いです。
自動車保険もコミコミであれば支払い管理がラクというメリットがある反面、自分に合う保険プランの内容が選べないというデメリットもあります。
6のアフターケア料金は消耗品類やタイヤ交換の費用も含んでいるかどうかです。ガソリンスタンド会社系列のサービスはこのあたりが充実しているケースが多いです。
コスパ重視?手軽さ重視?
車のことは詳しくないし、メンテナンスも丸ごとお任せしたい!という人には自動車保険やアフターケアもセットで利用出来るカーリース会社がおすすめです。ただしオプションで加入するケースが多く、月額料金が少し割高になってくる可能性があります。
月々支払う金額を抑えるのをコスパが良いと考えるか、手間が少ない方が便利と考えるか。といった部分を参考にしてみてください。
比較ポイント②契約期間の柔軟性
カーリースを契約する場合、3年、5年、7年の3パターンが多いです。実はこの契約期間は車をローンや現金で購入することで手に入れた人が、次の車に買い替えを考える検討時期と重なるので、妥当な契約期間と言えるでしょう。
車を購入で手に入れた人が買い替え検討時期と同じで、妥当性のある契約期間と言えるでしょう。
契約期間を短くすれば乗り換えの柔軟性がある反面、月額料金は高くなります。長く乗ることを考えるならば、5年、7年といったプランがおすすめです。
とはいえ、中には1年契約のような短期を希望する方もいるでしょうし、逆にもっと長い期間を希望する方もいるでしょう。
2022年11月時点では、カーリース契約期間最長11年というプランを用意しているカーリース会社もあります。
1台の車を長く乗りたい、月額料金を出来るだけ抑えたいという人には、長めの契約期間がおすすめです。
比較ポイント③契約後のアフターサポート
マイカーを手に入れた後、長く乗っていくためにはメンテナンスが必要です。オイル、タイヤ…といった消耗品の交換から、車検のように法律で定められた点検までさまざまなメンテナンスがあります。
車検以外でどこまでをコミコミにするか
車検はどのカーリース会社でも含まれていますが、その他のアフターサポートは差があります。
カーリース会社によっては自動車ディーラーと提携している場合もあり、新車ディーラーで購入した時と同じようなサポートが受けられるケースもあります。
また、消耗品類の費用が含まれるプランを提供しているカーリース会社もあります。こちらは手軽であるというメリットと同時に、アフターサポートの利用が発生しなくても月額料金に消耗品類の費用が含まれているので、割高に感じてしまうことも。
車検や税金といったスポットで発生する金額と異なり消耗品類の金額はそこまで大きくはならないので、発生した際に都度支払う方式で月額料金を抑えるか、支払い管理をラクにするためにコミコミにした方がいいか、どちらが自分に合うかを踏まえてカーリース会社を選ぶのをおすすめします。
比較ポイント④取り扱い車種のラインナップ
人気車種をはじめとした取扱い車種のラインナップが充実していることは、カーリース会社選びで重要なポイントです。
既に希望のメーカーや車種が決まっている方は、まず欲しい車種の取り扱いがあるかを確認しましょう。
具体的に車種まで決まってないという方は、国内の主要自動車メーカー(トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバル、スズキ、ダイハツ、三菱)の取扱いがあるかを確認しておくのがおすすめです。
どの車種にするか迷う方のために、最新の販売台数ランキングをご紹介します。
2022年9月6日に日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した最新の車名別新車販売台数ランキングは、それぞれ以下の通りです。
乗用車部門の1位がヤリス(トヨタ)、2位がノート(日産)、3位がカローラ(トヨタ)、4位がライズ(トヨタ)5位がセレナ(日産)となっています。
軽自動車部門の1位がN-BOX(ホンダ)、2位がスペーシア(スズキ)、3位がムーヴ(ダイハツ)、4位がワゴンR(スズキ)、5位がタント(ダイハツ)となっています。
※2022年8月の販売台数です
※車名別の合算値です
海外自動車メーカーについては、好きなメーカーや車種がある場合にはおすすめです。ただしアフターケアを出来る場所が限られているので、購入後のことも踏まえて選ぶ必要があります。
料金をとにかく抑えたく、車種にもこだわりがないという人には、中古車を取り扱っているカーリース会社もあります。
比較ポイント⑤カスタム・もらえるのオプション有無
カーリースは原則としてカスタムが禁止されています。もっとも、ドリンクホルダーの装着といった原状回復が容易なものであれば問題ありません。ホイール交換は購入時の純正ホイールを保管しておけば、原状回復が出来るので問題ありません。
エアロパーツの装着やスピーカー交換等といった大がかりなカスタムを行いたい場合、原状回復が容易ではないので注意が必要です。
ただし、こういったカスタムを許容しているカーリース会社も中にはあるので、自分仕様にこだわりたい方はカスタム可否を確認しながらカーリース会社を探してみてください。
また最近では、カーリース契約でも車がもらえるオプションを付ける会社が増えてきました。
従来までのカーリースであれば、契約終了時は返却、もしくはリースの延長(組み直し)が一般的だったので、新しいトレンドと言えるのではないでしょうか。
もらえるオプションのメリットは車がもらえることだけではなく、リース期間中に走行距離制限無しが付いていることが多い点が挙げられます。
そのまま乗り続けることを視野に入れている方は、契約終了後にもらえるオプションがあるか確認してみてください。
厳選!カーリースおすすめランキングTOP10
数あるカーリースサービスを選び方のポイント踏まえて徹底比較。
更に評価や口コミの高さを考慮して、おすすめのカーリース10社を厳選しました。
その結果、2022年11月現在における最新おすすめカーリースランキングは以下のようになりました。
おすすめ1位:定額カルモくん
月額料金(新車リース) | 11,220円~(ボーナス払い無し) |
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選べるメーカー | 国内全メーカー |
リース期間 | 1~11年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
公式HP | 定額カルモくん |
定額カルモくんのおすすめポイント
定額カルモくんは日本最安級の価格を実現し、申込者の累計が10万人を突破しているカーリースサービスです。
月額料金が1万円台~というのは他社に比べ高く感じるかもしれませんが、カルモくんではボーナス払いの設定がないため年間支払額で見るとお得なのです。
また最大49,500円割引になるネット割引もあるほか、最長11年間リースも可能なためさらにコストを抑えることができます。
さらに顧客満足度は99%と高く、最短納期が4日という点も魅力で、「コスパが高いカーリース」のNo.1も獲得しています。
7年以上の契約であれば走行距離が無制限になるほか、「もらえるオプション」で契約満了後に車をもらうことも可能。
契約満了時に追加請求の無いクローズエンド契約なのも人気である要素のひとつです。
なお2022年9月1日~11月30日まで、期間中に初めて審査申し込み&審査通過すると、最大3万円のキャッシュバックがあるキャンペーンをやっています。
おすすめ2位:MOTAカーリース
月額料金(新車リース) | 5,830円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 商用車以外の国産メーカー全車種 |
リース期間 | 5年、7年、11年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
公式HP | MOTAカーリース |
MOTAカーリースのおすすめポイント
2位は、自動車メディア「MOTA(モータ)」が運営するカーリースの『MOTAカーリース』です。
追加料金なしで契約満了時に車がもらえ、最長で11年契約が可能です。
もちろん車検・税金・メンテナンス費用がコミコミで分かりやすく、家計の管理も安心です。
そして車がもらえるほか、走行距離制限がないことが特徴と言えるでしょう。
更にカスタムが自由にできたり、契約期間満了時にクルマの修理費用の請求が無かったり、3つの心配ナシ(返却の心配ナシ、走行距離制限の心配ナシ、修理費用請求の心配ナシ)を強みとした、業界の常識を打ち破ったカーリースとなっています。
頭金なしで月々の支払いが便利なのでカーリースがいい!と思っていたのに、「通勤等で移動距離が多くカーリースの利用を諦めていた」という人にはおすすめの会社と言えるでしょう。
また最近では「短期納車」に関する特集を組んでいます。半導体不足の影響で納車が遅れているケースがありますので、納期でお困りの方は検討してみてはいかがでしょうか。
またMOTAにはMOTA中古車リースというサービスもあり、こちらは年式5年以内、走行距離5万km以内という品質にこだわった中古車が揃っています。
中古車カーリースで気になる保証は、なんと2年。モデルチェンジする前の型式に乗りたい人や、安さにこだわりたい人にはおすすめのカーリースです。
おすすめ3位:ニコノリ
月額料金(新車リース) | 5,500円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 国内全メーカー、全車種 |
リース期間 | 1年~9年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス費用 |
公式HP | ニコノリ |
ニコノリのおすすめポイント
ニコノリは、2020年の日本マーケティングリサーチ機構の調べによるカーリース部門において、以下の3冠を達成したカーリースです。
- サービスが充実しているカーリース
- おすすめのカーリース会社
- 価格が納得できるカーリース
ニコノリが人気を集めている理由のひとつは、新車のカーリースが月々5,500円からという価格設定です。
基本的には5年間のリースと、車をもらえる9年のリースとなっていますが、相談すれば3年、7年のリース期間に変更も可能です。
他のリース会社と比べて、メンテナンスパックの価格が安いのも特徴です。
長く車に乗る上でメンテナンスは必要不可欠なので、メンテナンス代を抑えられるのは助かりますよね。
また実店舗で契約することで、リース期間中のガソリン代が5円/L安くなります。
ニコノリは車の維持費を安く抑えたい方におすすめです。新車と中古車があり、予算とニーズに合わせたカーリース選びが出来ます。
なお、2022年11月1日から12月31日まで、ニコノリオンライン販売(新車)にて3日以内に契約成立すると、5万円分のオプション割引がある「ニコノリスーパーSALE」を開催中です。
おすすめ4位:KINTO
月額料金(新車リース) | 14,740円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | トヨタ、レクサス |
リース期間 | トヨタ車:3年、5年、7年 レクサス車:3年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険料 |
公式HP | KINTO |
KINTOのおすすめポイント
おすすめ4位のKINTOは自動車メーカーTOYOTAのグループ会社が運営するトヨタ、レクサス車のカーリースに特化したサービスです。
一般的なカーリースサービスであれば、自賠責保険や税金などは料金に含まれますが、任意保険は各自で入る必要があります。
KINTOなら毎月の任意保険料も支払額に含まれ、更にはオイル交換などのメンテナンス料金も含まれているため、リース代+ガソリン代だけで車を維持することが可能になります。
そのため任意保険に対する細かいこだわりがなく、かつ月々の支払い管理をより一層楽にしたい方にはおすすめのサービスです。
他のカーリース会社よりもトータル金額が安くなる場合もあり、トヨタ、レクサスの車をカーリース利用したい方は是非KINTOを検討してみてください。
おすすめ5位:グーネット定額乗り
月額料金(新車リース) | 5,500円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 国内乗用車全車種/輸入車 |
リース期間 | 1年~11年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、任意保険 |
公式HP | グーネット定額乗り |
グーネット定額乗りのおすすめポイント
グーネット定額乗りは、全国のカーリース会社のカーリース車両情報をまとめた「情報比較サイト」です。
料金やリース期間、車種など様々な絞り込み項目から検索をかければ、条件に合う各カーリース会社の車がずらりと表示されます。
乗りたい車や月額料金など、すでに条件がある程度決まっている人であれば、カーリース会社を並べて比較できるため大変便利なサービスなので5位に選びました。
金額だけでなく各カーリースのプラン詳細なども表示され、カーリース会社ごとに調べる手間が省けるため賢く利用するのがおすすめです。
おすすめ6位:NOREL by Gulliver
月額料金(新車リース) | 8,800円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 国内全メーカー |
リース期間 | 1年~9年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
公式HP | NOREL by Gulliver |
NORELのおすすめポイント
NORELは全国に中古車店を展開するガリバーが運営するカーリースです。
新車プラン、中古車プランのほかに最短30日から利用できるマンスリープラン(レンタカー)も用意されており、まずは車のある生活を試してみたい人にもピッタリのカーリースです。
新車プランでは月額1万円を切る価格設定で、また中古車プランはさすがガリバーといえる品揃えが魅力。
自分にはどのプランが合うか、また選べる車種やプラン内容の詳細などは電話や問い合わせフォームだけでなく、LINEでの相談も可能です。
ガリバーを利用したことがある人や、様々なカーライフを検討したい人におすすめです。
おすすめ7位:リースナブル
月額料金 | 6,600円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | トヨタ、マツダ、日産、ホンダ、ダイハツ、スズキ |
リース期間 | 3年、5年(一部9年も可能) |
新車・中古車 | 新車 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代 |
公式HP | リースナブル |
リースナブルのおすすめポイント
頭金・登録料0円のリースナブル!Ju×Oricoの年間総合グランプリで1位に選ばれているカーリースです。
スピード納車、メーカー保証5年付きも特徴の一つ。ディーラーで新車を購入した時のようなアフターサービスを希望している人には便利なオプションですよね。
全国のディーラーでサポートが受けられるのに加え、好きな時に解約(中途解約or買取)が出来るのも人気の理由です。
2022年11月現在、秋セールとして、日産 セレナやオーラ、トヨタ ヴォクシーなどにお得に乗れるキャンペーン中です。
おすすめ8位:コスモMyカーリース
月額料金(新車リース) | 8,030円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 国内全メーカー、全車種 |
リース期間 | 3年、5年、7年、9年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代 |
公式HP | コスモMyカーリース |
コスモMyカーリースのおすすめポイント
コスモMyカーリースは、ガソリンスタンドのコスモ石油が行っているカーリースです。
国産車のほぼ全ての車種に対応しているので、自分の乗りたい車に乗ることができます。
契約期間内はコスモ石油でガソリン代・メンテナンス代の割引が受けられるという特徴も人気の理由です。
また、契約満了後に車がもらえる9年リースの新プランも登場しており、ニーズに合わせて幅広く選択できるカーリースです。
なお、2022年10月1日~11月30日まで、新規契約で契約期間中のガソリン代割引が2倍になるキャンペーンや、2万円分のギフトカードがもらえる紹介キャンペーンを実施中です。
おすすめ9位:SOMPOで乗ーる
月額料金 | 12,100円~(ボーナス払い無し)※併用は応相談 |
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選べるメーカー | 国産車全車種/輸入車 |
リース期間 | 3年、5年、7年、9年 |
新車・中古車 | 新車 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険 |
公式HP | SOMPOで乗ーる |
SOMPOで乗ーるのおすすめポイント
SOMPOと、DeNAが提供するカーリースサービスです。頭金0円でかつ車検/保険料など全てコミコミの月額定額で車を持つことができるのがサービスの特徴。
輸入車も利用出来るので、輸入車に乗りたいという方におすすめです。
専任の担当者が契約満了までサポートしてくれるので、車に詳しくない方でも安心して利用出来ます。
なお、2022年10月1日~12月31日まで「2022秋冬 人気の特選車」キャンペーンを実施しており、毎月先着限定50台、人気モデルの車両価格の割引を行っています。
おすすめ10位:出光オートフラット
月額料金 | 8,140円~(ボーナス払い併用) |
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選べるメーカー | 主要国産メーカー |
リース期間 | 3~7年、9年 |
新車・中古車 | 両方 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代 |
公式HP | 出光オートフラット |
出光オートフラットのおすすめポイント
出光オートフラットはガソリンスタンドでおなじみの出光グループが運営するカーリースです。
出光オートフラットの残価設定が低めのオープンエンド型となり、月額料金はやや高めに感じるかもしれませんが、契約満了し車両を返却する際には平均で約20万円のキャッシュバック実績を誇ります。
オープンエンド型では返却時に追加精算の不安を覚える人も多い中、キャッシュバック率96%の出光オートフラットであればお得にカーリースの契約ができます。
また、返却時には乗り換え・延長・買取りと契約後の選択肢が豊富なことも嬉しいポイント。
さらにメンテナンスプランによっては7円/Lの給油値引きまたは2万円分の商品券が得られ、お得度も高いカーリースとなっています。
なじみのスタンドで給油値引きや充実したメンテナンスを受けられるため、カーリース初心者の方も安心。
9年契約の「車がもらえる」プランも新たに設定されており、短期間で乗りたい方にも長く乗り続けたい方にもおすすめです。
カーリースとは?仕組みの基礎を解説!
カーリースとは、ひと言でいうとお客様(契約者)が選んだ好みの車を月々定額支払いで乗れるサービスのこと。
「車のサブスク」と言い換えることも出来るでしょう。
レンタカーとマイカーの中間のような位置づけで、車は借りている状態だけど、契約期間中は常に自分が利用できる状態であるイメージです。
以前まではカーリースは法人向けが主流で、個人向けは注目され始めたのはここ数年です。カーリースの保有台数は2012年から9年連続で増加し、今ではなんと40万台ほどに。個人がカーリースを利用するのは珍しくなく、カーリースは車を手に入れる1つの選択肢に加えられるほどの人気サービスへと成長しました。
では、なぜカーリースが人気なのか?といった点や、カーリースの具体的な使い方、そして料金システムについては以下で詳しく解説していきます。
カーリース市場は年々拡大傾向!
個人向けカーリースはここ数年で一気に知名度を上げ、多くの人がマイカーかカーリースか迷うほどにまでなりましたが、その背景にはいくつかのポイントがあります。
まずは、動画や音楽をはじめとする「サブスクリプション(定額)」サービスの浸透が挙げられるでしょう。
月額1,000円程度のネットコンテンツから始まって、今では洋服や家具家電などあらゆる物のサブスクサービスが登場しています。それがクルマという対象であっても違和感なく受け入れられる土壌が整ったというわけです。
現金一括かローン払いが主流で、毎年の税金、2年に1度の車検費用負担と考えると、一度に支払う金額の大きさから車の所有を諦める方も多かったと思いますが、維持費やメンテナンスなどの管理がカンタンで、頭金もなく月々定額というカーリースを選択することで、マイカーの所有が叶います。
また、他にカーリースだけではなくカーシェア等も含め、車が「所有から利用へ」という価値観へ変化していることも挙げられます。
日本自動車リース協会連合会によれば、日本全体の車の保有台数の中で2021年の個人向けカーリースの割合は全体の11.1%にものぼります。
つまり、街を走る車の10台に1台以上はカーリース車であり、その割合は今後も増えていくものと見込まれています。
年 | 個人向けカーリース保有台数 | 個人向けカーリース比率 |
---|---|---|
2017年 | 20万7,308台 | 6.0% |
2018年 | 25万6,936台 | 7.1% |
2019年 | 30万8,013台 | 8.3% |
2020年 | 37万4,762台 | 9.7% |
2021年 | 43万7,743台 | 11.1% |
(※日本自動車リース協会連合会調べ)
カーリース利用の基本的な流れ
ここでは個人向けカーリースの見積もり・申し込みから契約、そして納車までの基本的な流れを解説します。
- 1.Webサイトで申し込み・見積もり
- 2.審査
- 3.書類で契約
- 4.納車
まずはカーリースサービスのWebから欲しい車や貸出期間を選び見積もりを行います。
オンライン上で手続き可能なので、気楽に進められます。
そして見積もり情報を元に、審査が行われます。見積もり終了後は、書類で契約です。
審査・契約の流れはマイカー購入とほとんど変わりません。
最後にナンバーを決めるなどして納車されます。レンタカーやカーシェアと違って「わ」「れ」のナンバーにならないのも人気ポイントの1つですね。
カーリースで手に入れた車の使い方は、マイカーを購入する時と比べてもあまり違いありません。
カーリースをおすすめする理由
カーリースをおすすめする理由は大きく分けて以下の3つ。
- 月々同じ額で車を利用できる
- 頭金なしで新車に乗れる
- 車での予想外の出費を減らせる
おすすめ理由にあるように、金銭的なメリットがカーリース人気を押し上げている要因と言えるでしょう。
月々の支払いが定額で乗れる
カーリースをおすすめする理由の1つ目として「毎月定額支払い」という点があります。車をローンで購入した場合も毎月の支払いはほぼ一定ですが、ボーナス払いなどの場合もあり、必ずしも定額とは言えません。
また購入となれば毎年の自動車税や、2年(初回検査は3年)に1回は車検代というまとまった費用を支払う必要があります。車検代は10万円を超えてくることもありますし、これらのお金をあらかじめ用意しておけばスムーズですが、うっかり忘れていたときは焦ってしまいますよね。
その点カーリースは毎月定額支払いなので、契約時の支払い計画が組みやすいのが特徴です。そういった意味では同じ分割払いのカーローンよりもお財布にも優しいマイカーの所有方法と言えるでしょう。
頭金なしで新車に乗れる
これもカーリースをおすすめする理由として大きなポイントの1つです。
新車の購入方法は現金払いとカーローンの2つが多いと思いますが、マイカーローンを利用する場合、頭金を用意しないと全額ローンになることに加え、審査ハードルが上がります。
カーリースには残価設定方式という仕組みがあり、頭金なしでも新車に乗ることが出来ます。
残価設定方式というのはリース満了後の下取り価格を差し引いた金額で月々の支払い金額を決める方法で、頭金なしでマイカーに乗れるだけでなく、手に届かなかったワンランク上の車に乗ることも不可能ではありません。
車での予想外の出費を減らせる
車の維持費といっても色々なものがあり、まとまった金額が発生する車検や税金はマイカーを持つ上でネックとなる要素と言えるでしょう。
カーリースの場合は車検や税金といった必ず発生する維持費もコミコミになっているケースが多く、もちろん本記事でおすすめするカーリース会社は全て車検・税金はコミコミ対応です。
その他に自賠責も毎月の定額に含まれており、カーリース会社によっては任意保険も含まれていることもあります。これは後半のおすすめカーリース会社紹介で、各社の特徴を詳しく説明しますね。
カーリースの料金は?車の購入と徹底比較!
カーリースを利用するかマイカーを購入するか迷っている方にとって、「どちらがお得なのか?」がやはり気になるところでしょう。
まずは成約時の初期費用で比較してみます。
購入の場合は車両代に加え、自賠責、重量税といった各種税金の諸費用がかかります。
一方、カーリースは基本的に頭金0円でOK!車を購入するために貯金をしていなくても、マイカーを手に入れられるんです。
ただし月額制のカーリースは分割払いの一種になりますので、利息がかかります。そのため、現金一括払いで車を買う場合と比べると、利息の分だけカーリースは割高になります。
ただ、カーリースというのは車の本体価格からあらかじめ返却後の下取り価格が引かれますので、その分だけ利息の対象となる金額も少なくなり、カーローンで購入する場合と比べると割安になります。
次にカーリースと購入の成約後の維持費を比較していきます。
購入の場合は毎年自動車税の支払いがあり、2年に1度(新車は最初だけ3年)の頻度で車検費用が発生します。
このように、購入の場合はスポットでまとまった金額が必要なので、準備をしておかないとドタバタしてしまうことも。
カーリースの場合は、税金、自賠責、車検が月額費用にコミコミなので毎月定額払いが基本です。
そのため支払い計画が組みやすく、家計のやりくりがしやすいというメリットがあります。
注意すべき点としては、カーリースでは返却時に汚れやキズがあると下取り価格が下がってしまい、その分の追加料金を支払わなければならなくなる可能性もあります。
また、車のカスタムや走行距離に制限がある場合があるので、カスタムを楽しみたい方や、運転初心者でキズが心配という方はマイカー購入が向いているかもしれません。
このように車の使い方などによって向き・不向きがありますが、金額で比較すると「カーリース」「現金一括払い」「カーローン」でどのように違ってくるのか、以下で詳しく見ていきましょう。
カーリースと現金一括払いの比較
それではまず、カーリースを利用した場合と、現金一括払いで車を購入した場合では支払い総額でどちらがお得なのか、比較してみましょう。
よく聞かれることとして、例えば200万円の車があった時、カーリースだと総額200万円以上払って最後には車を返却し、手元には何も残らないから損だという声があります。
ただ、カーリースの月額料金には車体代金だけでなく税金や車検代、自賠責保険料、初期登録費用など車にまつわる様々な諸費用がコミコミになっているので、それらも足し合わせなければ同じ条件での比較にはなりません。
そのため今回は、現金一括払いの車体代金に税金や車検代などを足した総額と、カーリースの月額料の総額を比べてみます。
具体的な例として、今回はトヨタの人気のコンパクトカーであるアクアを取り上げ、現金一括払いと人気カーリース3社とのシミュレーションをしてみましょう。
なお、条件を以下のものに揃えての比較とします。
- 車種はトヨタ アクア、グレードは上級グレードの「G」(本体価格:2,230,000円)
- カーリースの契約期間は5年間(車検1回)
- カーリースはそれぞれ最も安価なメンテナンスプランに加入し、車検代もコミ
- カーリースの追加装備やオプションは最低限のみ
- (※ただし、MOTAカーリースのみ無条件で契約満了後に車がもらえます)
サービス名 | アクアに5年間乗る費用の内訳 | 総支払額 |
---|---|---|
現金一括払い | 本体価格:2,230,000円 +税金・車検代等:441,880円 |
2,671,880円 |
定額カルモくん | 月額46,720円×60ヶ月 | 2,803,200円 |
MOTAカーリース | 月額54,010円×36ヶ月(1~3年目) 月額49,390円×24ヶ月(4~5年目) |
3,129,720円 |
リースナブル | 月額40,700円×60ヶ月 | 2,442,000円 |
いかがでしたでしょうか。
現金一括払いで5年間アクアに乗った場合、税金や車検代を含めて約267万円がかかります。
これに対しカーリースは、同じ5年間で定額カルモくんが約280万円(現金一括比+約13万)、MOTAカーリースが約312万円(+約45万)、リースナブルが約244万円(-23万)となりました。
税金や車検代を含めてもカーリースの方が総額が高くなる傾向にありますが、カーリースは頭金が不要でまとまった資金が必要なく、また月々定額の安心感というメリットがあります。
ただ、かといってデメリットがないわけでもなく、走行距離の制限や車の返却は人によっては不便となるでしょう。
カーリースは総額では割高となりますが、その分このようなメリット・デメリットがあり、総合的にどちらが良いかはユーザーの判断となります。
カーリースとカーローンの比較
続いて、カーリースを利用した場合と、カーローンを組んで車を購入した場合とを比較してみましょう。
カーローンを組めば一括払いでなく分割払いで車を買うことができ、分割のローン代金は月々ほぼ定額という設定も可能なため、カーリースに似た支払い方法となります。
ただ、やはりカーローンには税金や車検代は含まれていないため、別途足し合わせることになります。
そのほか、カーローンにはローンの利息代もかかりますので、現金一括払いより割高になります。
今回は、月々の返済額が一定でカーリースに条件が近い残価設定型のカーローンと、前項と同じカーリース会社3社を比較してみましょう。
条件は、カーローンとカーリースどちらも5年契約に設定し、以下のものとします。
- 車種はトヨタ アクア、グレードは上級グレードの「G」(本体価格:2,230,000円)
- カーローンは残価設定型の5年ローン
- カーリース終了時は残価を支払って車を買い取り
- カーリースの契約期間は5年間(車検1回)
- カーリースはそれぞれ最も安価なメンテナンスプランに加入し、車検代もコミ
- カーリースの追加装備やオプションは最低限のみ
- (※ただし、MOTAカーリースのみ無条件で契約満了後に車がもらえます)
サービス名 | アクアに5年間乗る費用の内訳 | 総支払額 |
---|---|---|
5年カーローン(残価設定型) | ローン代金:2,722,830円 +税金・車検代等:441,880円 |
3,164,710円 |
定額カルモくん | 月額46,720円×60ヶ月 | 2,803,200円 |
MOTAカーリース | 月額54,010円×36ヶ月(1~3年目) 月額49,390円×24ヶ月(4~5年目) |
3,129,720円 |
リースナブル | 月額40,700円×60ヶ月 | 2,442,000円 |
いかがでしょうか。
現金一括払いの時と比べ、カーローンと比較すると、カーリースの方が割安となっています。
カーローンが約316万円なのに対し、カーリースは定額カルモくんが約280万円(カーローン比-36万)、MOTAカーリースが約312万円(-4万)、リースナブルが約257万円(-72万)となりました。
残価設定ローンはカーリースと同じく頭金が不要で月々ほぼ定額の支払いとなる点が共通ですが、カーローンは税金や車検代等が別途かかるため、ふいの出費に慌ててしまうこともあるかもしれません。
また残価設定ローンにはカーリースと同程度の走行距離制限があり、この点も共通です。
こうして見ると、カーローン側ののメリットはローン返済後に車が自由になることですが、カーリースでも車がもらえるプランもあるため、それらを活用すればさらにお得に車に乗ることが可能です。
カーリースって安いの?高いの?
カーリースで月々に支払う額は10,000円台から。車種によってはカーリース会社への支払いが月々10,000円を切るケースも。
どの車種でも同じではなく、選んだ車種の車体価格が高くなればなるほど、月々の支払額も当然多くなります。また契約年数を短くすれば月々の金額は高くなりやすいです。
とはいえ頭金の用意が必要なく、毎月10,000円支払って車のある生活が手に入ると考えれば安いと考えることもできますよね。
先ほど述べたように月々の支払い金額が決まっていて車検費用などのスポットで発生する費用がないので、まとまったお金を用意しなくて済み、月々の支払い金額の管理がラクという観点で安いと感じるケースもあるでしょう。
カーリースが安くなる場合
このように、ひとくちにカーリースと言ってもその月額料金は、車種の車体価格以外にも様々な要素によって左右されます。
その要素の中でも特に大きなものが「残価」と「契約期間」です。
では、カーリースの月額料金が安くなる残価設定、契約期間とはどんなものなのか、順に見ていきましょう。
残価設定をする
カーリースでよく聞く言葉として「残価」「残価設定」というものがあります。
まず残価とは何かというと、車に乗り終わった時に残っている価値のことを指します。
たとえば200万円の車に5年乗ったとして、その時に50万の値が付いたとしたら「5年後の残価は50万円」ということになります。
そして、車の購入時にあらかじめ残価を想定し、それを車体金額から差し引いた価格設定とすることを「残価設定」と言います。
先ほどの例でいえば、200万円の車の5年後の残価を50万円と想定し、それを先に値引いて150万円で5年間乗れるようにするのが残価設定です。
多くのカーリースではこの残価設定を採用しており、200万円の車体代金から5年後の残価50万を引いた150万円のほかに5年分の税金や車検代などを足し、その総額を契約の月数で均等に割ったものがカーリースの月額料金となっています。
さて、この残価設定には「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類があります。
- オープンエンド方式
- クローズドエンド方式
オープンエンド方式とは先ほどの例のように「この車の残価は50万円」と残価を明示して契約するやり方のことで、もし5年後の査定で残価が40万円と査定された場合は、10万円はユーザー負担で追加精算しなければなりません。逆に55万円と査定されれば5万円がもらえます。
一方、クローズドエンド方式とは残価がユーザーに明示されず、また契約終了時の精算も行われない契約のこと。オープンエンド方式に比べて残価精算リスクが低いですが、その分月額料金はオープンエンド方式よりやや高めとなります。
以上をまとめると、残価設定のあるカーリースは残価をあらかじめ差し引くので月額料金が安くなり、またオープンエンド方式、クローズドエンド方式の順で安くなっています。
長期契約をする
次に、カーリースが安くなるポイントとして長期契約が挙げられます。
カーリースでは車体代金と税金や車検代などを足してそこから残価を引き、契約した月数で割って月額料金を算出します。
月数が多ければ多いほど税金や車検代がかかり、また残価も少なくはなりますが、それでもメインとなる車体代金は月数とともに増えるわけではないため、長期契約の方が割安となるのです。
カーリース会社によっては最長で11年という長期契約をすることができ、月額料金を1万円台、またはそれ以下に抑えることも可能です。
ただ、契約期間が長ければライフスタイルが変わって別の車に乗りたくなったり、支払いが難しく解約したくなることもあるかもしれません。
カーリースは基本的に中途解約が不可となっていますので、月額料金の安さと中途解約のリスクのバランスを考えて契約期間を見極めるのが大切です。
ちなみに、定額カルモくんでの契約期間の長さによる月額料金の違いは以下の表のようになっています。
契約年数 | 例:ホンダ N-BOX(Gグレード)の月額料金 |
---|---|
11年 | 17,500円 |
10年 | 18,710円 |
9年 | 20,030円 |
8年 | 21,900円 |
7年 | 24,100円 |
6年 | 24,320円 |
5年 | 25,970円 |
4年 | 29,600円 |
3年 | 34,495円 |
2年 | 45,495円 |
1年 | 75,525円 |
(※2022年11月時点の料金です)
契約期間の長さによって月額料金にこれだけ差が出てきますので、ぜひこれを参考にしてみてください。
カーリースが高くなる場合
続いて、今度はカーリースの月額料金が高くなる場合のポイントを見ていきましょう。
残価設定をしない
残価設定とは、いわば車の下取り金額をあらかじめ値引きするようなものですから、残価の値引き分だけ月額料金も安くなります。
逆に言えば、残価設定をしなければその分の値引きはなくなりますから、残価設定のあるカーリースより割高になります。
ただ、月額料金が割高になっても、残価設定をしないことにはメリットもあります。
残価設定をするとその残価分が安くなりますが、一方で、残価が下がるのを防ぐための走行距離制限やカスタムの制限などが必要なくなり、そもそも車の返却もしなくてよく「契約後に車がもらえる」ことにもなります。
マイカーのように何の制限もなく自由に乗りたい、契約後も長く乗り続けたいという方には、月額料金が高くても残価設定ナシのカーリースの方がメリットが大きいこともあります。
残価設定の有無によって車の乗り方も変わってきますので、契約の際には事前に確認することが大切です。
ちなみに、例えば定額カルモくんはクローズドエンド方式の残価設定を採用していますが、契約期間7年以上で走行距離制限がなくなり、また「車がもらえるオプション」を有料で付けることも可能になるため、残価設定ナシのカーリースと同様のメリットがあります。
以下の表で、先ほどのホンダ N-BOX(Gグレード)を例に、定額カルモくんの「車がもらえるオプション」のあり・なしでの月額料金の違いを見てみましょう。
契約年数 | 月額料金 (車がもらえるオプションあり) |
月額料金 (オプションなし) |
---|---|---|
11年 | 18,000円 | 17,500円 |
10年 | 19,210円 | 18,710円 |
9年 | 20,530円 | 20,300円 |
8年 | 22,400円 | 21,900円 |
7年 | 24,600円 | 24,100円 |
(※2022年11月時点の料金です)
定額カルモくんの車がもらえるオプションは月に500円で、7年間でも42,000円。このように、残価設定ナシではなくてもわずかな負担で車がもらえるプランも存在しています。
短期契約をする
カーリースの月額料金が高くなるポイントとして、短期契約が挙げられます。
前述のように、カーリースの月額料は車体代金に税金や車検料などを足し、残価を引いたものを契約の月数で割って算出します。
そのため契約月数が少なければ少ないほど、月額料金は高くなります。
ただ、契約期間が短ければそれだけ収入の見通しやライフプランも立てやすく、中途解約のリスクは低くなるでしょう。
また残価設定があるカーリースでは、短期契約なら残価もまだまだ高く、月額は高くても総支払い額としては少なくて済む場合もあります。
月額料金の安さか、中途解約のリスクか、総支払い額の安さか、様々な要素を考慮して契約期間を決めるとよいでしょう。
カーリースのメリット・デメリット
カーリースを利用する前に知っておきたいメリット・デメリットを紹介していきます。
カーリースのメリット・デメリットを分かりやすくするために、マイカーを購入するときと比較しながらまとめてみました。
良いことだけでなく、悪いところも包み隠さずに紹介していくので、これからカーリースを検討している方は失敗しないためにも必見ですよ。
カーリースのメリット
- 見積もりがインターネットで簡単にできる
- 頭金が必要ない
- 月々に支払う額が一定
- かかる金額が計算しやすい
- 分割で支払う場合の利息がマイカーよりも少ない
- 経費として利用でき節税効果がある
見積もりがインターネットで簡単
カーリースの使い方のところでも解説しましたが、見積もりがインターネット上で済ませられます。
マイカーを購入する場合はメーカーごとにディーラー(お店)を回りますよね。
しかしカーリースを利用すれば移動無しで様々なメーカーの色々な車種・色を一同に見ることができます。
月々の支払額も分かりやすく表示されているので、あなたの予算に合わせた車選びもやりやすいですよ。
頭金が必要ない
審査はありますが、頭金不要なので、契約時に多額の貯金をしている必要はありません。
欲しい車があるけど頭金を貯めるの大変という方でも、憧れの車が身近になったり選べる車種の選択肢が広がったりします。
そのためマイカーに比べて車を所有しやすくなります。
月々に支払う額が一定
車の額に加えて、車検代・メンテ費用・保険代を合計した金額を利用期間で割って計算するので、月々の支払額がほぼ一定となります。
とくに車検や自動車税って一度にかかる負担がかなり大きいですよね。車検費用だと10万円を超えることもあるので、まとまったお金の準備が必要になります。
それらの支払いも分割できるので、貯金をしておかなという心配や、一度に大金を手放すという心理的負担も減らすことができますよ。
かかる金額が計算しやすい
月額料金×契約期間にガソリン代の平均を足すだけで、車にどれだけのお金がかかるか簡単に計算できます。車検費用を用意してなかった等で焦る必要もありません。
出費があらかじめわかっておけば、他に欲しい物を買う際にお財布事情は大丈夫か考えやすいですね。
利息がマイカーよりも少ない
色々な費用をまとめて支払えるから利息が高くなることを心配される方がいるかもしれません。
ご安心ください。先ほども解説しましたが、マイカー購入に比べると支払い総額が少なくなるので、その分支払う利息も安く済ませることが可能です。
経費として利用でき節税効果がある
法人や個人事業主の方はカーリースの月額料金を経費として算出可能なので、節税することができます。
仕事で車を使うことがある場合、カーリースであれば月々の費用負担が分かりやすいですし、単に経費として計上できるだけでなく財務管理もしやすくなりますね。
カーリースのデメリット
カーリースにはメリットだけでなく、デメリットもあります。これからカーリースの利用を検討しているあなたが知っておくべきデメリットは以下の通り。
- 月々に走行できる距離が限られている
- 汚れや傷を残してはいけない
- 途中解約の場合は違約金が発生する
月々に走行できる距離が限られている
カーリースでは走行可能距離に上限が定められていることがほとんど。毎月1,500kmぐらいが上限です。
そのため車で長距離移動することが多い場合は利用しづらいサービスと言えます。
汚れや傷を残してはいけない
キレイな状態で返却する必要があるため、車内を汚したり、擦ったりして傷を付けるのはNG。状態が悪くなると、返却の際に追加料金が発生してしまうことだってありえます。
小さなお子さんがいる家庭でカーリースを検討している方は要注意ですよ。
途中解約は違約金が発生する
契約時に車の利用期間を決めますが、それよりも早く解約すると違約金が発生してしまいます。
また廃車になってしまった場合でも、買い替え費用の他にお金が発生してしまうデメリットもあります。
とはいえ事故を起こさなければ特にデメリットに感じないでしょう。
カーリースはこんな人におすすめ
カーリースがおすすめな人、そうでない人を以下にまとめました。
カーリースが向いている人・おすすめしない人
カーリースが向いている人
- 月々定額料金で車を利用したい方
- 長距離の移動はしない方
- 車の中ではあまり飲食しない方
- ネットで手軽に車を選びたい方
- 改造の予定がない方
新車に乗りたいと思っていて、上記の条件を多く満たしている人はカーリースを利用するのに向いていると言えます。
補足として、車内で飲食する人はダメというわけではなく、食べこぼしに気を付け掃除していれば多くの場合は問題ありません。
カーリース利用者の大半は車内で飲み物を飲んでいますので、要するに綺麗に乗るよう心掛けましょうということです。
またカスタムについて、例えばドリンクホルダーのように取り外し可能なものは全く問題ありません。ホイール交換をした場合でも、契約終了時に元通り(純正ホイール)に戻せば違約金などが発生することはありませんのでご安心ください。
頭金の準備や、車検等のまとまった金額の支払いが心配という方は、特にカーリースが合うと言えるでしょう。
カーリースをおすすめしない人
- 小さな子どもがいる家庭
- 運転に慣れていない方
- カスタムして乗りたい方
- 長距離の移動を良くする方
- 長期間同じ車を利用したい方
カーリースは契約期間が終了したら車を返却しますので、小さな子どもがいて汚してしまったり、運転初心者で車にキズをつけがちだったり、カスタム希望だったりする人にはあまり向いていません。
日々、車にキズや汚れをつけないよう注意して乗るのはストレスとなりかねませんので、多少汚しても構わない中古車を検討するのもひとつの選択肢でしょう。
また、カーリースは契約期間をあらかじめ決めておくほか、毎月の走行距離制限もあります。
これらは基本的に契約後は変更できませんので、長く同じ車に乗り続けたい方は「車がもらえるオプション」があるカーリースを選択するのも一つの手です。
カーリースの口コミ・評判
それではここで、実際にカーリースを検討したり、利用した人の口コミや評判を見てみましょう。
良い口コミ・評判だけでなく、悪い評判・口コミも載せますので、ぜひ客観的な判断の参考にしてみてください。
- 頭金や初期費用がなく、貯金がなくてもすぐに車に乗れたのが助かりました。
- 中古車を買うか迷っていたが、手頃な月額料で新車に乗れるためカーリースにした。
- 品質も良く、メンテナンスも充実していて大切に乗っています。
- 税金の支払いなど面倒な手続きがなく、車にまつわる費用が一本化できてわかりやすい。
- 月々定額なので、毎月かかる費用が把握できているのは安心です。
続いて、カーリースの悪い口コミ・評判もご紹介します。
- 安いというので契約したが、総額を計算したら買った方が安かった。
- 子どもができて車が手狭になったが、途中で大きい車に乗り換えられないのが不便。
- 車がある生活でドライブや旅行が楽しくなったのに、走行距離制限のせいで行けない。
- 車の内外装にキズや汚れがあると返却時に追加精算があるので、いつも気を遣うのがストレスです。
- 問い合わせのスタッフの説明がわかりにくく、態度も悪くて不愉快だった。
頭金なし、月々定額で新車に乗れて、支払いや手続きがわかりやすいという声がある一方で、総額が高い、中途解約ができず返却時の追加精算も心配といった声もありました。
カーリースの特性や仕組みをよく理解し、「悪い口コミ・評判」の声も把握した上で、自身のメリットを優先し賢くカーリースを利用するのがおすすめです。
まとめ
カーリースの使い方や、2022年11月現在における最新おすすめのカーリース人気ランキングを紹介しました。
同じ車種の契約するのでも会社によって月額料金に含まれる内容が異なったり、リース期間、走行距離の上限も様々です。
また長く乗る事を見据えた「もらえるオプション」が普及するなど、カーリースのサービスは進化を続けています。
本記事では特におすすめの10社を厳選して紹介させて頂きました。是非あなたにぴったりのサービスを見つけてください。