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クレジットカードの現金化は違法?デメリット・注意点とおすすめの代替え案を解説

クレジットカードの現金化とは、高価な商品の売買を行ったり業者を通してキャッシュバックしてもらうなど、カードのショッピング枠を使って現金を手に入れることです。

実際に、クレジットカードは持っているものの急な用事で現金が必要になったため、同様に現金化を試みたという方は少なくないでしょう。

しかしクレジットカードの現金化は、他の現金調達方法と比べて損をするだけでなく多くのリスクがあります。

クレジットカード現金化の仕組みやリスク、さらにお金に困ったときはカードローンやキャッシング枠を利用するべきだと言える理由などについて詳しく解説していきます。

クレジットカードの現金化は違法?仕組みとリスク

クレジットカードの作り方と審査基準

クレジットカードの現金化について、基本的な仕組みやリスクを解説します。

クレジットカード現金化の仕組み

クレジットカード現金化には「買取式」「キャッシュバック式」の2種類があります。

それぞれどのような方式なのか、どのようにして現金を手に入れられるのかを、解説していきます。

買取式

クレジットカード現金化の代表的な手法が「買取式」です。

次のようなプロセスでショッピング枠の現金化を行います。

  1. 換金性の高い商品をクレジットカードで購入する
  2. 商品を使用せず、すぐに買取業者に買い取ってもらう

この方法は特定の現金化業者を通さずに自分で行えます

商品を買ったその日にすぐ売却するだけで現金が手に入ります。簡単なので実際にやったことがあるという方も多いでしょう。

買取式のデメリットは売却額が「購入金額よりも安くなる」ため、基本的にマイナスになるということです。

ショッピング枠を即日現金化できますが、受け取った現金よりも多く支払うことになります。

単純に「カードで買ったが、後日要らなくなったので売った」ケースとの区別が付けられないため、買取式による現金化は違法ではありません。

ただしカード会社の規約では禁止されており実質的にはグレーゾーンです。

キャッシュバック式

次に挙げる代表的な方法は「キャッシュバック式」です。次のようなプロセスでショッピング枠の現金化を行います。

  1. 現金化を行う業者に現金化を申し込む
  2. 業者が指定する高価な(実際は安い)キャッシュバック付き商品をネットで買う
  3. 購入者は現金で「キャッシュバック」を受け取る

こちらの方法は自分だけで行うのではなく現金化を行う業者を通します

実際に「クレジット 現金化」で検索すると多くの業者のサイトがヒットします。

これらの業者を通じて高価でありながら換金性が低い商品を買い、その見返りとしてキャッシュバック(現金)を受け取ります。

キャッシュバック式は一般的に買取式より換金性が高いものの、買った金額よりも多くのお金を業者に返済しなければならないため、結局はマイナスになります。

またカード会社から制限を受けやすい方法ですが、法的には違法ではありません。

現金を受け取ってはいますが、購入者側は「単にキャッシュバックを受け取っただけ」という体裁が取れるからです。

ただしこちらの方法もカード会社の規約上は明確に違反となります。

クレジットカードの現金化のリスク

そこで次からはクレジットカード現金化に潜む深刻なリスクについて、3つの点をそれぞれ解説していきます。

違法ではないがクレジットカード会社の規約違反になる

クレジットカードの現金化は違法ではありませんが、クレジットカード会社の規約違反となります。

実際に大手カード会社3社の規約には、現金化用途での利用を禁ずる、次のような旨の内容が記載されています。

3社とも言い回しは違うものの、現金化目的でのカード利用を明確に禁止し、カードの利用制限・利用停止・強制解約が行われることも明示しています。

しかもこれらのペナルティは本人に通知されずに実施される可能性があります。レジでカードを出したものの決済が通らず、気まずい思いをすることになるかもしれません。

最悪クレジットカードが強制解約となる

現金化によるもっとも重いペナルティは「強制解約」です。

カード会社から一方的に契約を解約されるため猶予はほぼなく、ネット・実店舗問わずカード決済が利用できなくなります。また、一度強制解約になると再契約するのは非常に難しいです。

すでに「カードを正当に利用しない人」とみなされブラックリストとして記録されるだけでなく、強制解約の事実が信用情報機関にも記録されるため他社クレジットカードの審査にも落ちやすくなります

現金化業者が違法の場合がある

現金化が違法になりにくいのは介在する業者が貸金業法や出資法、古物営業法等といった法律に引っ掛からないように現金化を行っているからです。

ただし中には完全に違法な現金化を行っている業者もあり、実際に摘発されたケースもあります。

たとえば次のようなことを行っている業者は違法とみなされ、摘発される可能性が高くなります。

  • 高価な商品に「見せかけて」安い商品を売り付ける
  • 2回目以降の取引で、売買・キャッシュバックという「一連の体裁」を省く
  • 本人ではなく業者がクレジットカードを預かって決済を行う

キャッシュバック式では価値が低い高価な商品をカードで購入してもらい、購入金額の7〜9割程度を現金でキャッシュバックすることで成立しています。

ただし「価格は高いが実際は安いもの」であることを明示しなければ、詐欺とみなされる場合があります

また、1回目の取引では「商品を買ってもらう」「キャッシュバックを現金で支払う」という体裁を守るものの、2回目からはこの手順を省略する業者もいるようです。

この場合は売買取引ではなく「貸金」になってしまうため、貸金業者として認められていない業者は摘発の対象となります。

特に注意したいのは商品購入時にクレジットカードでの決済を本人ではなく、業者が預かって行うようにしている場合です。

個人情報管理を徹底していない業者が、不正アクセスを受けカード番号やセキュリティコードが盗まれて悪用されたり、カードを預けた本人が罪に問われるリスクがあります

すぐに現金が必要な人におすすめなのはアコム

クレジットカードを換金目的で利用することはクレジットカード会社の規約違反になります。
カードローンは「アコム」がおすすめ。

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クレジットカードの現金化のデメリット

デメリット

ここまではクレジットカード現金化を行う業者を利用するリスクについて解説しましたが、次からは現金化が単純に「損」だと言える具体的な4つのデメリットについて解説していきます。

手数料が高い

クレジットカードの現金化は手数料が高く基本的に収支がマイナスになります。

たとえば10万円の商品を買っても10万円で売れることは稀であり、11万円で売れることはほぼありません。

たとえ9万円で売れたとしても1万円損したことになりますし、売却額が5万円・3万円、それ以下であった場合は目も当てられません。

キャッシュバック式も同様です。

業者は現金化で利益を出す必要があるため「購入金額全額」をキャッシュバックしてくれることはほぼありません。

100%近い換金率を提示している業者でも、実際は7~8割程度しかキャッシュバックされないことがあります。

犯罪や詐欺の可能性もある

次のように明らかな違法行為をはたらく業者がいてもおかしくありません。

これらは先ほど解説したような「黒寄りのグレーゾーン」ですらなく明らかに詐欺行為、犯罪に当たります。

  • 高価な商品を購入させるだけで現金(キャッシュバック)を支払わない
  • 商品を買わせた後、説明していない法外な利息を付けてお金を貸し付ける
  • 返済しない利用者に対して違法な督促を行う

実際にこのような違法行為で現金化を行う業者が摘発された事例は過去に数件しかなく、利用者側が摘発された事例は(今のところ)ありません。

しかし表面化していない事例、利用者側が泣き寝入りした事例も中にはあるでしょう。

クレジットカード現金化を検討している方は、金銭的トラブルに自分が巻き込まれるリスクがあることを理解したうえで利用すべきです。

実際の詐欺被害事件

実際にショッピング枠の現金化でトラブルが起きた事例として、「審査不要で即日融資が可能」とうたっていた業者が実はクレジットカード枠の刈り取り業者だったというものがあります。

この時被害にあった方は、クレジットカードで70万円の商品を購入したにもかかわらず買取業者が40万円程度でしか買取をしてくれなかったことで、詐欺にあったと気づき住んでいる市区町村に相談を行いました。

このように、クレジットカード枠の現金化を「融資である」と宣伝する悪質な業者は現在も後を絶ちません。

自己破産の免責事項に該当する

クレジットカードの現金化を行ったことが、のちのち自己破産する際に不利にはたらくこともあります。

自己破産では借金の返済が困難となった人に対して、裁判所が「免責」許可を出すことで初めて借金をゼロにできます。

ただし「免責不許可事由」に該当する場合、裁判所から免責許可が下りないため自己破産はできません。

そしてクレジットカードの現金化が、次に挙げる免責不許可事由(破産法第252条2項)に該当する可能性があります

  • 「信用取引により商品を買い入れて」:クレジットカード(リボ払い等)で購入
  • 「これを著しく不利益な条件で処分」:現金化のために売却したため損失が発生

クレジットカードの現金化をする人の多くはお金に困っています。

現金化しても一時しのぎにしかならないため、いずれ返済が滞り債務整理が必要になるほど借金が膨れ上がるかもしれません。

合法的に借金問題を解決し人生を再スタートできる自己破産すら選べなくなる事態を避けたいなら、クレジットカードの現金化には慎重になるべきです。

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今すぐお金が必要ならカードローンの利用が便利

「今すぐにでもお金が必要」な方はクレジットカード現金化ではなく、カードローンを利用することをおすすめします。

なぜそう言えるのかそして初めて利用する方にもおすすめできる3つの消費者金融を紹介します。

カード現金化よりフローローンがおすすめの理由

カードローンを利用するメリットは次の3点です。

最短20分で即日融資が受けられる

カードローンは申し込みから最短20分で借入が可能です。

特にCMでよく見かけるような大手の消費者金融は「即日融資」を売りにしており、Webまたは専用アプリから申し込むことでその日のうちにお金を借りることができます

実際に即日融資が可能になるかどうかは審査次第ですが申し込んでみる価値はあります。

無利息期間がある

カードローンに「無利息期間」サービスがある消費者金融を選ぶと「30日」など一定期間の借入に利息が発生しません。

借りてから1ヶ月後すぐに全額返済できる人はゼロ金利・ゼロコストでお金を借り入れられるのです。

ちなみに無利息期間には2種類あり、カードローンによって適用がスタートする期日が異なります。

無利息期間が「契約日翌日から30日」はお金を借りなくても無利息期間が過ぎてしまいますが、「初回借入翌日から30日」の場合はすぐに借りなくても無利息期間を消費しないので便利です。

繰り上げ返済がしやすい

カードローンは金銭的に余裕のあるときに繰り上げ返済が可能です。

返済は長期化すると利息とともに総返済額も増えていきますが、一部でも良いので早めに返済すると将来分の利息をカットできます

経済状況に応じて返済計画が立てやすいのもカードローンのメリットです。

クレジットカード現金化よりおすすめのカードローン3選

次は消費者金融の利用が初めての方にもおすすめできる3つのカードローンを紹介していきます。

①プロミス

プロミス最短20分

運営会社 SMBCコンシューマーファイナンス
金利(実質年率) 4.5%~17.8%
借入限度額 500万円
審査・融資時間(最短) 20分
無利息期間 最大30日間
クレジットカード発行 あり
職場連絡 原則なし
専用アプリ あり
プロミスのおすすめポイント
  • 最短25分で即日融資
  • 最高金利が他の大手消費者金融よりも若干低い
  • 30日の無利息期間は初回借入翌日から適用

プロミスは最短20分という速さで借入が可能なカードローンです。

Webまたはアプリからなら24時間・365日申し込み可能であるため、お金に困ったときにすぐ申し込めます。

審査時間の長さは人によって変わりますが、プロミスなら土日祝日でも即日融資が可能です。

金利は最低金利・最高金利ともに消費者金融として平均的です。ただし最高金利が「17.8%」と、「18.0%」が多い他のカードローンと比較すると若干低いです。

基本的に初回借入(無利息期間を除く)は最高金利が適用されるため、少しでも低いほうが良いと考える方におすすめできます。

プロミスには30日の無利息期間があります。期間は「初回借入の翌日から30日」であるため、自分の好きなタイミングで借りられます。

「今すぐには借りないけれど、困ったときのために申し込んでおく」ということが可能なおすすめカードローンです。

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②アイフル

アイフル

運営会社 アイフル株式会社
金利(実質年率) 3.0%~18.0%
借入限度額 800万円
審査・融資時間(最短) 18分
無利息期間 最大30日間
クレジットカード発行 あり(推奨カードあり)
職場連絡 原則なし
専用アプリ あり
アイフルのおすすめポイント
  • 最高800万円まで借入可能
  • 収入が不安定でも審査に通りやすい
  • Web・無人契約機からの契約で即日融資可能

創業から50年以上の歴史がある「アイフル」のカードローンは最高800万円まで借入ができます。

消費者金融のカードローンは限度額を500万円に設定していることが多いため、より多くの資金を必要とする方におすすめできます。

多くの人にとって心配になるのが「審査難易度」ですが、アイフルは数ある消費者金融の中でも特に審査通過率の高いカードローンです。

実際に収入が不安定であり、貸し倒れリスクが高いとみられやすいアルバイト・パート職の人や学生でも審査に通っています。

アイフルも最短18分での借入が可能です。Web申し込みだけでなく無人契約機からの対面申し込みでも、最短で即日融資してくれます。

職場への連絡も原則実施しないと表明しているため、同僚や家族に知られずに借入ができます。

\最短18分で即日融資可能/

③SMBCモビット

SMBCモビット

運営会社 三井住友カード株式会社
金利(実質年率) 3.0%~18.0%
借入限度額 800万円
審査・融資時間(最短) 30分
無利息期間 なし
クレジットカード発行 あり
職場連絡 原則なし
WEB完結を利用する場合はなし
専用アプリ あり

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります

SMBCモビットのおすすめポイント
  • 消費者金融の利用が不安な人でも安心
  • Web完結申し込みで即日融資可能
  • Web完結申し込みなら原則職場への連絡なし

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

最後に紹介するのは「SMBCモビット」です。SMBCモビットは三井住友カード株式会社のローンブランドで、高い信頼性があるため初めての人でも安心して利用できます

SMBCモビットは審査時間や融資までの時間を公表していませんが、「Web完結」という申し込み方法を利用することで即日融資が可能です。

Web完結なら三井住友銀行の口座があり、本人確認書類・収入証明書の提出を行うことで原則職場連絡なしでの申し込みが可能です。

申し込み時に口座を開設していない場合はWeb完結での即日融資ができないため、今後利用する予定がある方はあらかじめ口座を開設しておくことをおすすめします。

三井住友銀行だけでなく、三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行のどれでも行けるので、自分に都合の良い銀行の口座を準備しましょう。

\職場への電話連絡なしにできる◎/

クレジットカードを持っているならキャッシングを利用しよう

お金

クレジットカード現金化を行う前にキャッシングの利用も考えてみましょう。

現金化ではなくキャッシングでお金を調達する方がメリットが大きく、上手に使えば損をすることもないからです。

キャッシングを利用するメリット

クレジットカードのキャッシングを利用するメリットは、次の2点です。

  • 最短即日でお金を借りられる
  • 海外でも利用できる

最短即日でお金を借りられる

すでに所持しているクレジットカードの「キャッシング枠」が残っているなら、わざわざ現金化をしたり新たにカードローンを申し込む必要はありません。

審査の必要なしにすぐにお金を借りられるからです。

キャッシングも利息が発生しますがショッピング枠を現金化したことによる損失よりもはるかに少なく済みます。

海外でも利用できる

クレジットカードのキャッシングは、実は海外でも利用できます。

海外のクレジットカード対応ATMを利用すれば、日本円ではなく現地通貨での借入が可能です。

海外でもクレジットカードは広く普及していますが、チップのために現金が必要になったときなどに便利です。

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クレジットカードの現金化に関するFAQ

疑問

最後に、クレジットカードの現金化に関して寄せられやすい3つの質問に回答します。

業者を通さない現金化の方法は?

今回紹介した「買取式」なら業者を通さずに自分で行えます。たとえば次のような方法があります

  • ブランド品をクレジットカードで購入して、その日のうちに質に出す
  • 最新のスマートフォンをクレジットカードで購入して、その日のうちにリサイクルショップで売却する

以上のような方法であれば、すぐに現金を手に入れることができます。

ただしほとんどの場合は売却額が購入金額を下回るため、場合によっては万単位でのマイナスとなります。

現金化がバレたら罪に問われる?

現行法ではクレジットカードの現金化自体は違法に当たらないため、現金化している本人が罪に問われるようなことは「ほぼない」といえます。

実際に現金化を行っている個人が摘発されたような例は過去にありません。

しかし現金化したことが原因でトラブルに巻き込まれたり、知らないうちに犯罪の片棒を担いでしまうことで罪に問われる可能性はあります。

現金化したら債務整理はできない?

すでに解説したように、クレジットカードを現金化したことで自己破産ができなくなるリスクは確かにあります。

ただし任意整理や個人再生に関しては例外です。

任意整理はカード会社と交渉できれば実施可能ですし、個人再生には自己破産における「免責不許可事由」のようなものが存在しません。

ただし、カード会社側が現金化に関する事実を把握している場合、任意整理の交渉が難航したり個人再生で債権者が反対するようなことは起こり得ます

どちらも自己破産よりは低リスクですが、今後のことを考えるなら現金化は「しないほうが良い」のは確かです。

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まとめ

クレジットカードの現金化は違法ではありませんがリスクがあり、デメリットも多くおすすめできません。

単純に損をするだけでなく、規約違反であるためにクレジットカードの利用を制限されたり、解約になるリスクもあります。

もし、クレジットカード会社から強制的に解約させられてしまうと、強制解約の事実が信用情報機関にも記録されるため、後々にクレジットカードを作ることが困難になってしまいます。

消費者金融カードローンやクレジットカードのキャッシング枠の利用であれば、安全で正当な取引ができるため、安心してお金を用意することができます。

クレジットカードを利用した現金化をする前に、キャッシング枠の利用やカードローンなど、他の安全な方法を検討してみましょう。

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