太陽光発電投資とは、太陽光のエネルギーを使って電気を生み出す太陽光発電を用いた投資方法です。貯金が少ない人でも始めやすい点やローリスク・ミドルリターンな点で、人気を集めています。
国が定めたFIT制度があるため、不動産投資などに比べても安定した収入が得られる太陽光発電投資は、現在も注目されている投資方法です。短期的に大きな収入が得られる投資ではありませんが、長期的な投資の中でも安定して収入が得られる点や、景気に左右されない点も大きなメリットです。
ちなみに太陽光発電投資は、
- 貯金が300万円以下
- ローンを借りるときの担保や保証人がない
- 不動産投資をしている
- iDeCoやNISAをしている
といった人にはメリットの大きい投資商品です。
この記事では、太陽光発電の仕組みとメリット・デメリット、個人で始めても危険はないのかといった点について解説していきます。
目次
そもそも太陽光発電とは?
太陽光発電とは、太陽光パネルを使って太陽光エネルギーを電力に変える発電のことです。
中でも『メガソーラー』と呼ばれるものは、発電量が1,000kWを超える大規模なものです。
環境汚染や地球温暖化などの環境問題が取り上げられている今、太陽光発電を筆頭とする『再生可能エネルギー』に対する取り組みが各企業で注目を浴びています。
太陽光発電の仕組み
太陽光発電は太陽の光をエネルギーに発電する発電所で、太陽光パネル(ソーラーパネル)の中身は半導体で形成されているのですが、太陽光が半導体に当たることで電子が動き発電される仕組みになっています!
そのため、太陽光をエネルギーとするため太陽の出ていない夜間帯は発電できません。
雨や曇りの天気の悪い日は、晴れの日の発電量と比較すると少ない量ではありますが、発電は可能です。
太陽光発電の設置費用相場
画像引用元:東京電力
太陽光発電の設置費用相場は、
- 住宅用太陽光発電:100〜150万円
- 産業用太陽光発電:1,000万円〜2,500万円
となっています。
1kWhあたりの設置価格は、住宅用太陽光発電よりも産業用太陽光発電の方が安く、規模が大きくなればなるほど単価は下がります。
また、固定価格買取制度が始まった10年前に比べると1kWhあたりの価格は下がってきています。
なぜなら、太陽光発電の物件数が増えたことで量産できるようになったり、技術の向上に伴い、低価格でも発電効率の良い太陽光パネルの開発が可能になってきているからです。
ちなみに住宅用太陽光発電は、自治体によっては補助金制度が利用できるので、初期費用を抑えて太陽光発電を設置できます。
太陽光発電・太陽光発電投資の4つのデメリット
太陽光発電には4つのデメリットがあります。個人で太陽光発電投資を始めるにあたって、危険はないのか確認していきましょう。
①発電量が不安定
先ほど、景気に左右されない投資と解説しましたが、環境には左右されてしまうのが太陽光発電投資のデメリットでもあります。
太陽光のエネルギーを使った発電ということもあり、雪や雨など悪天候のときは発電量が少なくなってしまうのです。
天候が悪い日は、曇りと雨でも日射量が異なるため、発電量にも影響を及ぼします。 曇りの日の太陽光発電の発電量は、本来のスペックに対して40%〜60%程度、そして雨の日は10%〜20%程度です。 また、発電が不利になる天候には、雪が積もった場合や、気温上昇によって発電効率が低くなる夏場などがあります。
台風などで、太陽光発電パネルに物が直撃して壊れてしまったなどの予期せぬ危険も考えられます。
そう言った事態を予防するためにも、年間の降雨量・降雪量をチェックしたり、保険に加入したりすることをおすすめします。
②売電価格が低下している
もう一つの懸念点として、年々売電価格が低下していることが挙げられます。
固定価格買取制度(FIT)が制定された2012年は売電価格が42円でした。
しかし価格は毎年下落しており、2024年時点で太陽光発電を購入した場合、売電価格は9.2〜10円と低落しています。
同じエネルギー量でも以前より儲けることができない危険性があるのです。
③出力制御の抑制エリアが広がっている
出力制御が行われると、その時間帯は売電ができなくなり、収入が減ってしまう危険があります。
以前は、出力制御の対象は九州電力エリアのみでしたが、2022年4月から対象が全国に拡大し、北海道・東北・中国・四国エリアが追加され、2023年1月に沖縄エリア、4月には中部・北陸エリア、6月には関西エリアにて、出力制御が行われました。
太陽光発電の発電量が多い5月や、空調設備が使用されず電気の需要が減る春や秋には、出力制御が起こりやすくなります。
自家消費できる環境を整えたり、蓄電池を導入したりすると、出力制御の影響を抑えられます。
出力制御とは
出力制御(出力抑制)とは、送電線への逆潮流を止めることです。電気の需要と供給のバランスを保ったり、送電線・変圧器が運用できる電力の上限を超えないようにしたりするために行われます。
万一需給のバランスが崩れてしまうと、大規模停電を引き起こす危険があります。
出力制御が実施される優先順位は以下の通りです。
出典:資源エネルギー庁
太陽光発電の優先順位は高くないので、頻繁に制御が実施されるわけではありません。しかし、今後太陽光発電所が増加し発電量が増えると、出力制御の対象となる可能性も高くなります。
参考:なぜ太陽光発電が出力制御されている?適用ルールと万が一に備えた対策
④初期費用・設置費用が高い
太陽光発電のデメリットとして、初期費用が高額なことが挙げられます。
土地から購入するとなると1,000万前後になるため、安定した投資と言えど個人ではなかなか手が出しにくいのが懸念点です。
しかし、近年環境問題に配慮した太陽光発電は金融機関からも注目されています。
以前は年収1,000万円以上でないと通りにくかった融資ですが、最近だと貯金無し・年収400万から融資を受けられる可能性もあります。
意外と個人のサラリーマンでも始めやすい投資になってきているのです。
太陽光発電投資は、
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・第2の年金を作りたい人
・NISAやiDeCoなどの投資経験者
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太陽光発電投資を始める6つのメリット
節約や投資としても環境への取り組みとしても魅力的な太陽光発電ですが、メリットもあればデメリットもあります。
まずは太陽光発電のメリットについて解説していきます。
太陽光発電のメリットは、大きく分けて6つです。
①パネル分の頭金・貯金0円でも始められる
太陽光発電は、下記3つの金融機関から融資を受けることができます。
- 銀行
- 日本政策金融公庫
- 信販会社
一般的に、銀行>日本政策金融公庫>信販会社の順で審査基準が厳しくなります。
金利は、
- 銀行:1.5%前後
- 日本政策金融公庫:1.0%〜
- 信販会社:2.5%程度
となっています。
年収が1,000万円以上の方は銀行から融資を受けられる場合もありますが、銀行によっては太陽光の融資はしていない銀行もあるので、融資を受けられる銀行を探すのが大変かもしれません。
日本政策金融公庫は金利は低いものの審査が厳しく、審査に時間がかかるので、とにかく早く太陽光発電を買いたい!という方には向いていない可能性があります。
信販会社は金利や他と比べると高いですが、審査が比較的簡単で、年収が400万円ほどあれば融資を受けられる可能性が高いです。しかも、担保やパネルにかかる頭金が不要なケースがほとんどなので、貯金がない方や担保を準備できない方でも安心です。
②光熱費削減ができる
住宅用太陽光発電を設置すれば、光熱費を削減することができます。
テレワークなどで家にいる時間が増えて光熱費が上がったという方も多いと思いますが、太陽光発電を使用することで光熱費をその分補うことができます。
蓄電池も一緒に導入すれば、電気をあまり使わない日中に太陽の光で電気を作り、貯めておくことで夜に電気を使うことが可能です。
もちろん、初期費用がかかるため「すぐにお得に!」というわけにはいきませんが、長期的な目で見るとかなりお得と言っても良いでしょう。
③売電できる
太陽光で発電した電気は電力会社に売却できます。10kW未満の住宅用太陽光発電と、10〜50kWh未満の産業用太陽光発電は、買取方法が余剰売電なので、発電したものの使いきれなかった電気を売却します。
一方50kWh以上の産業用太陽光発電は全量売電が可能なので、発電した電気をすべて電力会社に売却できます。
住宅用の太陽光発電が出力5kWだった場合、2023年度は固定買取価格が1kWhあたり16円だったため、1ヶ月あたり約7,000円前後の不労所得を安定収入として得られる計算になります。
④環境に優しい
太陽光発電は再生可能エネルギーと呼ばれており、環境に配慮した電気を使用できるのもメリットの1つです!
最近ではレジ袋の有料化が義務付けられるなど、個人でもエコへの取り組みは年々広がってきていますよね。
太陽光発電は、火力発電とは違って、発電時に二酸化炭素などの有害物質を発しません。そのため、地球に優しく、利用者も安心して使うことができるのです。
また、日本では脱炭素化を目指しており、再生可能エネルギーの比率を増やすための取り組みがなされています。
これからますます、太陽光発電を始めとした再エネを利用した発電は注目されていくでしょう。
⑤蓄電池と一緒に設置すると災害対策になる
太陽光発電と蓄電池を一緒に設置することによって、停電や地震など万が一の災害にも電気を使うことができます。
停電で使える分の電力は通常よりも抑えることになってしまいますが、全く電気が使えないのと少しでも使えるのでは気の持ちようが違いますよね!
各地域を襲った台風や豪雨などの災害の危険性も記憶に新しい中、備えあれば憂いなしと言えます。
⑥景気や流行に左右されないので安定投資ができる
投資と一口に言っても、様々な投資があります。
投資と言えば景気に左右される心配がありますが、太陽光発電投資の魅力は景気や流行に左右されず安定した投資ができることです。
太陽光発電投資は太陽がある限り電気を作ることができるので、急に収入が減ることがないのが嬉しいですね。
また、太陽光発電投資は特に専門的な知識がなくても安定した収入を得ることができるので、これから投資を始める方にもおすすめです。
企業も太陽光発電投資できる!会社単位で導入するメリット
個人ではなく、企業として太陽光発電東投資を始めると、以下のようなメリットが得られます。
- 売電収入が得られる
- 電気代コストを削減できる
- 企業価値が高まる
- 節税効果がある
企業が太陽光発電を導入することで得られるメリットは、売電収入を得られる・節電できるといった前述したメリット以外に、CSR(企業としての社会的責任)評価が高まるという最大のメリットがあります。
企業がどのくらい環境への取り組みをしているか、SDGs・ESGに積極的に向き合っているかが、株価や金融取引に大きな影響を与えるようになりました。
クリーンな取り組みをしていることが、企業の社会的に重要とされているのです。
実際に、事業に必要なエネルギーを全て再生可能エネルギーで賄う事を目標としたRE100という環境イニシアチブには、世界の大手企業であるAppleやIKEAなどの企業、そして日本のリコーが参加しており、取り組みの先陣をきっている状態です。
また、節税にも効果的です。太陽光発電設備は償却資産とされ、設備投資費が減価償却費として経費計上できるのに加え、メンテナンスなどにかかる維持管理費も経費として計上できます。その結果、課税所得が削減でき、法人税が削減できるのです。
法人企業が太陽光発電を導入する際の危険性や物件の選び方、手続きの流れなどを知りたい方はこちらから。
自家消費型太陽光発電を設置する企業が増えている
自家消費型太陽光発電とは、発電した電力を自社のオフィスや工場で使うための発電システムです。発電した電力を全て売電するのではなく自家消費し、電力会社から購入する電力を減らして電気代を削減します。
近年の燃料費高騰に伴う電気代値上げや、脱炭素社会に向けて企業にも環境活動が求められていることから、この自家消費型太陽光発電を設置する企業が増えているのです。
自家消費型太陽光発電システムに蓄電池を一緒に導入すると、余剰電力が生じたときに貯めて置くことができ、よりエネルギー効率が高まります。
投資用と住宅用の太陽光発電の違い
投資用 | 住宅用 | |
出力 | 10kW以上 | 10kW未満 |
用途 | 全量売電 投資 |
自家消費 余剰売電 |
FIT期間 | 20年 | 10年 |
FIT価格 (2024年度) |
9.2~12円 | 16円 |
投資用の太陽光発電設備とは、出力が10kW以上の「産業用太陽光発電」のうち、売電収入を得る投資目的で設置されたもののことです。FIT期間は20年と長いですが、FIT価格は住宅用太陽光発電設備よりも安くなっています。
住宅用の太陽光発電設備は、10kW未満の小規模な発電システムで、住宅の屋根などに設置されます。発電した電力を自家消費し、電気代削減するのが主な目的です。余った電力はFIT制度を利用して売電することもできます。
太陽光発電投資は、
・安定した収入が欲しい人
・第2の年金を作りたい人
・NISAやiDeCoなどの投資経験者
・貯金額100万円〜300万円程度の方
・不動産投資経験者
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太陽光発電投資の利回り計算方法|昔と今では利回りは下がってる?
利回りには大きく分けて、「表面利回り」と「実質利回り」があります。
表面利回り
表面利回りとは、太陽光発電設備価格と売電収入のみを考慮して計算した利回りです。計算式は以下の通りです。
年間収益÷初期投資費用×100%
物件情報などに載っているのは表面利回りであることが多いので、実際に得られる利益は少なくなると考えてください。
実質利回り
実質利回りは、設備価格などの初期費用に加え、メンテナンス費・保険料・税金などのランニングコストも考慮して計算した利回りです。以下の式で計算できます。
年間収益-年間支出(ランニングコスト)÷初期費用×100%
実際の収支をシミュレーションする際には、実質利回りを使いましょう。
利回りは今も昔もあまり変わらない
売電価格(FIT価格)が下がっていると聞くと、昔より利回りが下がっているのではと感じるかもしれませんが、実はあまり変わっていません。
以下のグラフは、太陽光発電システム費用の推移を表したものです。
システム費用が年々安くなってきています。太陽光発電が普及してシステムの生産量が増えたり、技術革新が進んだりしたおかげです。
このように、売電価格が下がっても、初期費用も下がっているため、利回り自体に大きな変化はないのです。
今後太陽光発電投資を始めるなら中古物件がおすすめ
太陽光発電投資をはじめてみたいなと思っている方の中には、
「売電価格が低下しているし将来性がなさそう」
「今の価格では利益が出ないんじゃないか」
このように思っている方も多いのではないでしょうか。確かにマイナス要素ですよね。
しかし、これらの危険要素を取り除いて、太陽光発電投資でより多くの利益を得る方法があります。
それは『中古の太陽光発電所を購入する』ことです。
中古太陽光発電を購入するメリット
売電価格が2023年の価格よりも高額
中古太陽光発電は、購入した当初の売電価格が設定されているため、売電価格が低下する前の価格で売ることができます!
中古の太陽光発電のなかには、売電単価が40円以上のものもあります!
このように、売電単価が高くて利回りが良い物件は争奪戦なので、市場に出回っているものが少ないです。しかも、売電価格が低下したことで太陽光発電のセカンダリーマーケットが注目を浴びており、多くの投資家が中古太陽光発電で投資を始めています。
「中古だからワケありなのでは?」「売電価格がそんなに高いのに手放す理由なんてないし…」なんて思うかもしれませんが、太陽光発電を売却する理由は一般的に別の投資を始めるため現金が必要になった、引っ越しなどで定期的に太陽光発電のメンテナンスができなくなったといった理由が多いです。
中には故障したから売却しようしている所有者もいるかもしれませんが、仲介業者からメンテナンス・修理をしてからじゃないと売れないとストップがかかるので、出回っている中古太陽光発電は基本的に安心できる物件だと思っていてもいいでしょう。
しかし、注意すべき点は、買取業者から物件を買うと失敗する可能性が高いということ。
それは買取業者には太陽光発電のプロが滅多にいないからです。そのため、相場価格より高く売られていたり、利回りを詐称していたりするケースがあります。
太陽光発電投資を始めたい方は、仲介業者から物件を買うことをおすすめします!
仲介業者は太陽光発電に精通しているスタッフが多い上、引き渡しに必要な手続きや名義変更を請け負ってくれるので安心してお任せすることができますよ。
稼働実績がわかるため失敗するリスクが低い・シミュレーションがしやすい
発電量実績があることも中古太陽光発電の強みです。
太陽光発電を売りに出す前に、年間どれくらい発電できたかを報告する義務があるため、どれくらいの収益が見込めるか知った上で購入を検討できるんです。
新品の太陽光発電を設置するとなると、あくまで収益は予想になってしまうため、蓋を開けてみたら意外と発電量が少ない…なんて可能性もゼロではありません。
そうなると、「儲からない」まま終わってしまう可能性が高いです。
元々ローリスクな投資ではありますが、さらに危険性を抑えたいのであれば中古の太陽光発電がおすすめです!
太陽光発電投資は、
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太陽光発電投資に関するよくある質問
太陽光発電投資を検討している方が、気になる疑問をまとめました。セミナーを受けたり物件を探したりする前に、解決しておきましょう!
太陽光発電投資はどういう人におすすめ?
太陽光発電投資は、以下のような方におすすめです。
- 定期的に安定収入のあるサラリーマンや公務員
- 本業が忙しく副業に手間をかけたくない方
- 年収300万円以上の方
- 投資の初心者
- NISAやiDeCoで投資経験のある方
- 再生可能エネルギーの普及に貢献したい方
太陽光発電投資は、年に数回のメンテナンスで管理できるので、本業が忙しい個人の副業にぴったりです。副業が禁止されている公務員でも、太陽光発電投資は許可を申請すれば投資できます。
初期費用が高額ですが、融資を受けることができるため、安定収入がある方なら頭金がなくても始められます。
国に保証されたFIT価格で売電収入が得られるので、危険性も低いです。投資初心者やNISAなどのローリスクローリターンの投資経験者でも取り組みやすいといえるでしょう。
太陽光発電投資は何年で回収できる?
太陽光発電投資の初期投資が何年で回収できるかは、実質利回りを確認すれば分かります。
例えば、実質利回りが10%の物件でローンを使用せず購入した場合、10年で元が取れる計算です。
太陽光発電投資の場合、固定価格買取制度のおかげで収益が安定しているため、実際の利回りがシミュレーションと大きく異なることはあまりありません。
太陽光発電投資の年間維持費はいくら?
資源エネルギー庁の資料によると、産業用太陽光発電の年間運転維持費は、平均0.54万円/kWとなっています。
つまり、50kWの太陽光発電設備の場合、年間27万円程度の維持費が発生するということです。
維持費の中には、以下のようなものが含まれます。
- 定期点検(年2回)
- 清掃・除草作業(年2~3回)
- スポット点検(異常があった時の点検)
- パワーコンディショナー交換(10~20年ごとに交換)
- 保険
- 撤去費用積立(FIT価格の3~4%)
これらの維持費は、コンスタントに発生するものと、スポット的に発生するものがあります。シミュレーションに反映させて、収益性を確認しましょう。
太陽光発電投資は10年経ったらどうなる?
太陽光発電投資用の産業用太陽光発電設備の場合、FIT期間は20年ですので、収益に大きな変化はないと考えられます。
太陽光パネルの寿命は20~30年程度あるため変わらず発電しますが、発電効率が3~5%低下する可能性があります。
また、維持費の出費が増えると思われます。以下の点に気をつけてください。
- パワーコンディショナーの寿命(10~20年)
- 経年劣化による架台や配線の故障
- メーカー保証期間の終了(10年~)
メーカー保証の期間はメーカーによって異なります。保証期間終了前に点検を行い、保証を利用して修理を行えるようにしましょう。
太陽光発電の土地代金はいくら?
太陽光発電用地として土地を売買する場合の相場は、1坪あたり5,000~10,000円となっています。
また土地貸しの場合、賃料は双方の話し合いで決まります。相場は、1㎡あたり150~500円程度です。売電収入の3%といったように、歩合で決めることもあります。
まとめ
今回は、太陽光発電のメリット・デメリットと太陽光発電投資ついて解説しました。
毎日の節約としても、ローリスクな投資としても魅力の太陽光発電。
環境への取り組みもできるため、今後更に注目されることでしょう。中古太陽光発電で投資を始めたい!気になる!という方は、好条件の物件がなくなってしまう前に早めに行動に移すことをおすすめします!
(参考サイト:【2023年版】太陽光発電投資がローリスクだと言われる理由とメリット・デメリット・成功する方法)