クレジットカードは、手持ちのお金がなくても決済ができる便利な支払方法ですが、さまざまな理由で作れない人もいます。
今回は、クレジットカードの代わりに利用できるおすすめのデビットカードの紹介や、他の支払い方法についても解説。
また、どうしてもクレジットカードを作りたい人のためのクレジットカード3枚を取り上げるほか、クレジットカードの代わりになる支払い方法についてのQ&Aなど、クレジットカードを作れない場合の対策をまとめました。
- JCBカードW:年会費無料・いつでもポイント還元率が2倍
- 三菱UFJカード:年会費無料・配偶者に収入があれば申し込み可能・ポイント還元率が最大19%
- 三井住友カード(NL):最短10秒※で発行可能・SBI証券のクレカ積立にも使える
※即時発行できない場合があります
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クレジット関連法令(割賦販売法・特定商取引法ガイド・消費者契約法・貸金業制度)やサイトポリシーなどに則ってご紹介しています。すべての記事制作におけるフローはこちらから確認できます。
参考:「クレジットカード・セキュリティガイドライン」が改訂されました (METI/経済産業省)
参考:【動画】クレジットカードの特徴と注意点とは?:デジタル社会の消費生活 | 消費者庁
目次
クレジットカードが作れないけど、代わりになる決済方法はある?
未成年であったり、収入面や信用情報など、さまざまな理由でクレジットカードを作れない場合があります。
そんな時に、代わりに利用できる決済方法を紹介しましょう。
デビットカード
クレジットカードのように使える支払い方法の代表的なものとして、デビットカードがあげられます。
デビットカードは決済をするとすぐ口座から引き落としされる即時決済方式のカードで、クレジットカードのような立て替え機能はありません。
銀行のキャッシュカードがそのままデビットカードを兼ねているJ-Debitと、VISA・Mastercard・JCBなどの国際ブランド付きデビットカードの2種類があり、国際ブランド付のものであれば、それぞれの加盟店でも利用することができます。
デビットカードのメリットとしては、
- 審査がなく手軽に作ることができる
- 対応カードであれば、スマホ決済やネットショップなどで登録可能
- 海外ATMで、現地通貨の引き出しができる
- ポイントやキャッシュバックのサービスがある
などがあります。
ただ、即時決済のため口座にある金額分までしか使えないことや、支払い方法は1回払いのみという制限があります。
後払いサービス
後払いサービスは、BNPL(=Buy Now, Pay Later)とも呼ばれ、利用者がネットショップなどで商品を購入した代金を、サービス提供会社が回収を行うという仕組みの支払い方法です。
Amazonなどの大手で使えるPaidy後払いや、ファッション通販大手ZOZOTOWNのGMO後払いなどがあり、企業側にとっても、クレジットカードを持てない若年層を中心とした購入者の獲得にもつながるメリットがあるため、需要がが高まっています。
後払いサービスのメリットとしては、
- 手持ちの現金がなくても商品が購入できる
- クレジットカードを登録することに抵抗のある人も利用できる
- 導入する側も、若年層の顧客獲得ができる
といったものがあります。
サービス申し込み時に、過去の取り引き状況などから、どれくらいの金額で利用できるかが算出され、その範囲内での利用ができます。
QRコード決済(PayPayやLINE Payなど)
ここ数年ですっかり定着した感のあるQRコード決済は、あらかじめ金額のチャージを行い、支払いの際にQRコードを表示し、読み取ることで決済を行うアプリでの支払い方法です。
店頭での支払いだけでなく、ネットショッピングでも利用できるのが魅力で、コンビニや飲食店をはじめ、利用できる場面は多岐にわたります。
支払いだけでなく利用者同士での送金もでき、クレジットカードとはまた違ったきめ細かいサービスの提供を行い、多くの利用者を獲得しています。
QRコード決済のメリットは、
- 実店舗でもスマホひとつで手軽に買い物ができる
- 利用者同士での送金ができ、グループ内でのお金のとりまとめに便利
- 運営会社がネット銀行も持っていることが多く、チャージやポイント活用がしやすい
があげられます。
ただし、QRコード決済の種類が多いため、店舗やサイトによって、自分が使いたいQRコード決済サービスが利用できないこともあります。
プリペイドカード
プリペイドカードは、Amazonギフトカードのように使える場所が限定されているものと、VISA、MasterCard、JCBプリペイドカードなど国際ブランドがついているものとに大別されます。
特に国際ブランド付きのプリペイドカードのメリットとして、
- 審査なしで手軽に発行できる
- クレジットカードと同じように加盟店で利用できる
- 海外の店舗での利用や、ATMでの現地通貨引き出しができる
があげられます。
利用金額はプリペイドに入っている金額までと上限が決まっているのがデメリットでもありますが、その分使い過ぎを防ぐこともできます。
携帯会社のキャリア決済
携帯会社のキャリア決済とは、ネットで購入した商品の代金を、ソフトバンク・NTTドコモ・auなどのキャリアで携帯電話料金や通信料金と一緒に支払いができる決済サービスです。
- 携帯電話を持っていれば、契約や審査を受ける必要がない
- 携帯会社への支払いのため、安心して利用できる
- 通話料金と一緒に引き落としがされるので手間がかからない
利用できる場面は限られますが、クレジットカードに比べてサービスを利用するためのハードルは低いといえます。
JCBカードWは18~39歳限定で発行できる基本還元率1.0%のクレジットカードです。
申し込み条件は年齢のみなので、収入が少ない方でも発行しやすいと評判です。
ポイント還元率が更に高くなるので、Amazonやセブン-イレブンをよく利用する人にもおすすめです。
クレジットカードを作れない時におすすめのデビットカード
さきほど、クレジットカードの代わりの支払い方法として5つの方法を紹介しましたが、そのなかでもやはりクレジットカードに近い利用ができるのがデビットカードです。
ここでは、クレジットカードを作れない時におすすめのデビットカードを紹介します。
Sony Bank WALLET
名称 | Sony Bank WALLET |
発行会社 | ソニー銀行株式会社 |
申込条件 | ソニー銀行に口座を持つ 15歳以上の人 |
国際ブランド | VISA |
ポイント還元率 | 優遇プログラムのステージに 応じてキャッシュバック 0.5~2.0% |
年会費 | 無料 |
ショッピング利用上限額 | 1日:200万円 1か月:1,000万円 |
海外ATM引き出し利用制限額 | 1日:100万円 1か月:100万円 |
付帯保険 | ショッピング保険:最大50万円 |
スマホ決済 | Google Pay |
ETCカード | ー |
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行のVisaデビット機能付きキャッシュカードです。国際ブランドVISAがついているため、VISAのタッチ決済にも対応しているので、海外の利用にも向いている1枚です。
- 国内ショッピング額に応じてキャッシュバック
- 他行への振込手数料の無料回数が毎月2回まで無料
- ソニーストアでの利用で、購入金額から3%を割引
円をはじめ世界の11の通貨に対応しており、海外ATMで外貨口座から現地通貨の引き出しも可能。セキュリティ面でも、アプリの指紋認証やFaceIDでのログイン、利用状況がグラフですぐ把握できます。
住信SBIネット銀行デビットカード(プラチナ)
名称 | 住信SBIネット銀行デビットカード(プラチナ) |
発行会社 | 住信SBIネット銀行株式会社 |
申込条件 | 口座を持っている人 日本国内に居住している人 |
国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元率 | スマプロポイント 1.0% |
年会費 | 11,000円(税込) |
ショッピング利用上限額 | 1日:200万円 1か月:1,000万円 |
海外ATM引き出し利用制限額 | 1日:100万円 1か月:300万円 |
付帯保険 | 海外・国内旅行保険:最高1億円 ショッピングガード保険:最高100万円 モバイル端末保険:最大10万円(ともに自動付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ETCカード | ー |
住信SBIネット銀行デビットカード(プラチナ)は、デビットカードにもかかわらず保険や空港ラウンジ利用など、充実したサービスを受けられるデビットカードです。
- 条件をクリアすると、ATM&振込手数料が月20回まで無料
- 世界1,300ヵ所を超える空港ラウンジを年間3回まで無料で利用できる
- 約150の国でインターネット接続を利用可能
年会費が11,000円かかるのがネックですが、審査が不安でクレジットカードが持てない人や作りたくない人には、大きなメリットがあるデビットカードです。
Oliveフレキシブルペイ
名称 | Oliveフレキシブルペイ |
発行会社 | 株式会社三井住友銀行 |
申込条件 | 日本国内在住の人 |
国際ブランド | VISA |
ポイント還元率 | Vポイント デビットモード:0.5% ポイント払いモード:0.25% |
年会費 | 永年無料 |
ショッピング利用上限額 | 1日:200万円 1か月:200万円 |
海外ATM引き出し利用制限額 | 1日:10万円 1か月:100万円 |
付帯保険 | 海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯) ほか、7つの選べる無料保険から選択可能 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
ETCカード | ー |
三井住友銀行のoliveフレキシブルペイは、キャッシュカード・デビット・クレジット・ポイントカードの機能が1枚に集約されたカードを作成できます。
- クレジット機能なしの場合はアプリからすぐに申し込み可能
- 1つのアプリで銀行口座管理・デビット・ ポイント払いなどの管理を一元化
- Vポイントアッププログラムや特典を利用してポイント還元率が上がる
oliveフレキシブルペイでクレジット機能なしでの申し込みはできませんが、クレジット機能の審査に通らなくても、デビット+キャッシュカードとして使え、無料保険など特典も利用できます。
![JCB CARD W](https://erevista.co.jp/media/wp-content/uploads/2022/06/393-a-el-300x188.webp)
JCBカードWは18~39歳限定で発行できる基本還元率1.0%のクレジットカードです。
申し込み条件は年齢のみなので、収入が少ない方でも発行しやすいと評判です。
ポイント還元率が更に高くなるので、Amazonやセブン-イレブンをよく利用する人にもおすすめです。
どうしてもクレジットカードを作りたい人におすすめのクレジットカード
どうしてもクレジットカードが作りたいという方には、作りやすいといわれるおすすめの3枚をご紹介します。
いずれも消費者金融系カードで、銀行系や流通系などのカードに比べ、審査のハードルが低いといわれているため、デビットカードではなくクレジットカードを希望する方は検討の価値があります。
JCBカードW
名称
JCBカードW
発行会社
ジェーシービー
申込条件
18歳以上39歳以下
本人または配偶者に安定継続収入があること
国際ブランド
JCB
ポイント還元率
0.5%~10.5%
年会費
永年無料
締め日/支払日
毎月15日/翌月10日
利用可能枠
~100万円
支払方法
1回払い・3回分割払い・リボ払い
ショッピングガード保険
最高100万円
旅行傷害保険
海外旅行傷害保険:最高2,000万円
スマホ決済
Apple Pay
Google Pay
ETCカード
〇
JCBカードWは、18歳から39歳までの人しか発行できないクレジットカードです。年会費は永年無料であり、ポイント還元率が最大で10.5%と、他のクレジットカードとは比べ物にならないくらい高還元率な点がメリットです。
- 年会費無料でポイント還元率が最大10.5%
- 40歳以降も年会費無料で利用し続けられる
- ETCカード・家族カードの発行も可能
申し込み時の年齢が、39歳以下であれば発行後40歳以降も、変わらず年会費無料で使い続けられるので、年齢条件をクリアしていれば持っていて損はないクレジットカードです。
年会費がかからずETCカードや家族カードの発行にも対応しているので、もっともおすすめです。モバ即(条件あり)で申し込めば最短5分でカード番号が発行されるので、すぐに利用したい場合にも便利です。
最新のキャンペーンもチェックすると高額キャッシュバックが受けられるので、JCBカードWの公式サイトを確認してみましょう。
ACマスターカード
名称
ACマスターカード
発行会社
アコム株式会社
申込条件
20歳以上の安定した収入と
返済能力のある人
国際ブランド
Mastercard
ポイント還元率
自動キャッシュバック0.25%
年会費
無料
締め日/支払日
毎月20日/「35日ごと」もしくは「毎月指定日」を選択
利用可能枠
10万円~300万円
支払方法
リボ払いのみ 手数料率(実質年率)10.0%~14.6%
ショッピングガード保険
ー
旅行傷害保険
ー
スマホ決済
Apple Pay
Google Pay
ETCカード
ー
ACマスターカードは、アコムが発行するカードローン機能付きクレジットカードで、1回払いと伝えれば自動でリボ払いになるリボ専用カードです。
返済方法はクレジット利用分は銀行口座からの引き落としで、カードローンの返済分はアコムのマイページから手続きができます。
- 年会費無料で信頼の国際ブランドMastercardのカードが持てる
- 発行は自動契約機コーナーで最短30分
- 毎月のアコム利用金額から0.25%がオートキャッシュバック
最短30分で発行できますが保険が付帯していないため、最短でクレジットカードを発行したい人や、クレジット機能だけほしいと考えている人におすすめです。
毎月利用分の0.25%がオートキャッシュバックされるので、ポイントを貯めても交換手続きなどが面倒という人から支持されています。
フリーランスでも審査に通りやすい傾向にあるので、一般のクレジットカードの審査が不安な方にもおすすめできます。またキャッシング機能もついているため、もしもの時にはスムーズに利用できる点もメリットです。
プロミスVISAカード
名称
プロミスVISAカード
発行会社
三井住友カード株式会社
申込条件
満18歳以上のプロミス会員の方(高校生は除く)
国際ブランド
VISA
ポイント還元率
Vポイント0.5%
年会費
永年無料
締め日/支払日
毎月15日/翌月10日
毎月末日/翌月26日 から選択可
利用可能枠
総利用枠:~100万円
ショッピング枠:~100万円
リボ・分割払い枠:0~100万円
支払方法
1回・2回・ボーナス一括
リボ・分割
ショッピングガード保険
ー
旅行傷害保険
海外:最高2,000万円(旅行安心プラン選択時)
スマホ決済
Apple Pay
Google Pay
ID
カードローン可能上限額
~500万円
カードローン利率
4.5~17.8%
ETCカード
初年度年会費無料
次年度以降550円/年(前年に利用あれば無料)
プロミスVISAカードは、プロミスのローン機能一体型クレジットカードです。セキュリティ面を重視したカード番号の印字のないナンバーレスで、7つの安心プランから選べる無料保険が付帯しています。
- 永年無料で最高2,000万円の海外旅行保険が利用付帯
- 旅行保険は、7つの無料保険プランの中から切り替えが可能
- プロミスの返済でもVポイントが貯まるほか、対象店舗で最大7%還元
カードローン利用分の返済日は、毎月5・15・25・末日から選べるので、クレジット利用分の引き落とし日に合わせて調整もできます。
クレジットカードとして買い物にも利用できますし、キャッシングもスムーズに利用できるとあって、使い勝手のようカードでもあります。
指定店舗でタッチ決済を利用するとポイント還元率が、最大7.0%になるためよく利用する店舗が指定店舗であれば、よりお得にポイントが貯められます。
次にご紹介するモビットとの2枚の違いは、国際ブランドと付帯する保険です。自分のライフスタイルではどちらがより便利かを比較して選ぶのがおすすめです。
付帯保険は個人賠償責任保険や海外旅行保険などの4つの中から、自分で必要なものを選べるのも、利用者から好評です。
モビットnext
名称
モビットnext
発行会社
三井住友カード株式会社
申込条件
満20歳以上のモビットカード会員の方
国際ブランド
Mastercard
ポイント
還元率Vポイント0.5%
年会費
永年無料
締め日
支払日毎月15日
翌月10日
利用可能枠
総利用枠:10~80万円
ショッピング枠:10~80万円
リボ・分割払い枠:0~80万円
支払方法
1回・2回・ボーナス一括 リボ・分割
ショッピングガード保険
最高100万円/年
旅行傷害保険
ー
スマホ決済
Apple Pay
Google Pay
ID
カードローン可能上限額
800万円
カードローン利率
3.0~18.0%
ETCカード
初年度年会費無料
次年度以降550円/年(前年に利用あれば無料)
モビットnextは三井住友カード株式会社の運営する消費者金融モビットの、カードローン機能付きのクレジットカードです。支払い方法を選べるほか、ショッピング保険やETCカードの発行もできます。
- 年会費が永年無料で、年最高100万円のショッピング保険も無料付帯
- カードローンの返済でもVポイントが貯まる
- ETCカード発行可能で、翌年以降も前年に利用があれば年会費無料
消費者金融のローンカードと気付かれにくいデザインなのもメリットのひとつ。すでにモビットの会員になっている人や、クレジットカード申し込みと、カードローン利用希望のある人は検討の価値ある1枚となっています。
ETCカードも発行できるので、高速道路を利用するドライバーの方にもおすすめです。またVポイント加盟店で、SMBCモビットnextを利用すると、Vポイントとクレジットカード利用分としてのポイントの、二重取りができる点も、人気の理由です。
SMBCモビットnextで購入した商品に、損傷や盗難などがあった際にも、一定額の保証をしてもらえるお買い物安心保険が付いているので、安心です。
クレジットカードが作れない代わりの支払い方法に関する質問
最後に、クレジットカードを作れない場合のよくある質問をまとめてみました。
ブラックリスト入りしていると絶対にクレジットカードは作れませんか?
延滞などの信用事故を起こしてブラックリスト入りしている場合、クレジットカードを作ることは難しいです。
クレジットカードの審査では、申し込みを受けたカード会社が信用情報機関に申込者について照会するため、ブラックリスト入りしていることがバレてしまうからです。
返済が完了してから5年〜10年で、事故情報は削除されるので、それまではクレジットカードの申し込みをせず、代わりになるサービスの利用を検討しましょう。
クレジットカードの代わりになるものはありますか?
クレジットカードの代わりに使えるものとしては。デビットカードがあります。デビットカードには、立て替えの機能がなく即時で引き落としがされます。
そのため、作る際にも審査がありません。クレジットカードのように保険が付帯するデビットカードや、国際ブランド付プリペイドカードのように海外で利用できるものもあるので、目的に合わせて選びましょう。
クレジットカードがないと困ることはありますか?
クレジットカードがないと困る場面として、
- 手持ちのお金がないが支払いが必要な時
- 海外旅行での支払い
があげられます。代用になる支払い方法としては、デビットカードや国際ブランド付のプリペイドカードがあります。
クレジットカードを作れない人はどんな人ですか?
クレジットカードが作れない人は、
- 未成年者
- 収入がなく働いている家族の同居もしていない人
- ブラックリスト入りしている人
などです。クレジットカードの申し込み条件は、最低でも成人年齢の18歳以上となっています。
また、申し込み後に行われる審査では、年収などの属性情報、さらに過去に延滞や自己破産などの信用事故などを起こしていないかどうかが重視されます。
クレジットカードは作れないけれど、代わりの手段が欲しい人は、デビットカードなどの利用を検討しましょう。
カードローンを利用しているとクレジットカードは作れませんか?
カードローンを利用しているからと言って、クレジットカードが作れないということにはなりません。
ただし、カードローンでの借り入れが年収の3分の1を超えていたり、ギリギリの額の場合、審査に通らないことがあります。これは、総量規制というルールによるものです。
総量規制は、貸金業法で定められており、個人に貸し付けできる合計額は年収の3分の1まで、という取り決めです。これは一人が借り入れできる総額であり、そのため、信用情報機関で借り入れ額の情報も共有されています。
信用情報機関に加盟している正規の金融業者は、ルールを遵守しているため、年収3分の1に達している人やギリギリの場合には、審査に落ちることがあります。
クレジットカードを作れない理由を知ることはできますか?
クレジットカードで審査に落ちた場合、落ちた理由については通知されず、公表されないことになっています。ただ、審査で重要視される信用情報に傷があったかどうかは、信用情報機関に開示請求をすることで確認できます。
どの情報機関に登録されているかは、おもに過去に申し込みをした金融機関がどの信用情報機関に加盟していたかによります。
信用情報 機関名 | 正式名称 | 開示手数料 |
CIC | 株式会社シー・アイ・シー | ネット開示:500円 郵送:1,300円 |
JICC | 株式会社日本信用情報機構 | ネット開示:1,000円 郵送:1,300円 |
KSC | 全国銀行個人信用情報センター | ネット開示:500円 郵送:1,679円 もしくは1,800円 |
インターネットでの開示であれば500円、郵送で取り寄せる場合でも,1,500円ほどの手数料を支払うことで、自分の信用情報を確認できます。自分の信用情報がどうなっているか気になる人は、開示請求の申し込みをしてみましょう。
JCBカードWは18~39歳限定で発行できる基本還元率1.0%のクレジットカードです。
申し込み条件は年齢のみなので、収入が少ない方でも発行しやすいと評判です。
ポイント還元率が更に高くなるので、Amazonやセブン-イレブンをよく利用する人にもおすすめです。
まとめ
クレジットカードを作れない場合、デビットカードが代わりの支払い方法として利用できる場面も多くあります。
デビットカードでは通常、保険が付帯していませんが、年会費が有料のデビットカードプラチナなどでは、旅行傷害保険やショッピング保険が自動付帯するものもあります。
また、クレジットカードの中では比較的審査のハードルが低いと言われている消費者金融系カードもあるので、クレジットカードが作れない人は目的に合わせて選び、申し込みを考えるとよいでしょう。