マイナビエージェントは口コミの評判がひどい？スカウトが来ないって本当？

マイナビエージェントは、歴史ある転職サービスのひとつです。

マイナビエージェントを利用して転職活動をしたという人も多く、ネット上でマイナビエージェントを実際に利用した人からの評判を数多く確認することができます。

しかしマイナビエージェントで転職活動をしたという人の中には、ひどい対応をされたといった口コミもみうけられます。

マイナビエージェントにはどのような特徴があり、利用した人はどのような評価をしているのか、そしてマイナビエージェント以外の転職サービスはどのような特徴を持っているのかを開設していきます。

マイナビエージェントの基本情報

マイナビエージェントの基本情報は以下の通りです。

マイナビエージェントは株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービスです。

会社の本社は東京都千代田区にあり、拠点は北海道、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡の6ヶ所です。

運営会社であるマイナビの設立は1973年8月15日で、設立から2023年で50年目を迎えており、歴史ある企業のひとつといえるでしょう。

元々は毎日新聞社の関連企業として会社自体は1973年に創業していて、その際の企業名は「株式会社毎日コミュニケーションズ」であり、現在のマイナビという社名になったのは2011年になってからです。

紹介事業の許可が降りたのは2007年で、マイナビエージェントも同年よりスタートしています。

マイナビエージェントの評判はひどい？悪い口コミ・デメリット

マイナビエージェントは転職斡旋サービス企業として確固たる地位を築いている企業ですが、実際に利用した人たちの口コミを見ると必ずしも良い口コミばかりではなく、なかには希望するようなサービスを受けられなかったため、不満に感じている人たちもいるようです。

どのような口コミがあるのかをいくつか紹介していきます。

希望する条件の求人紹介を受けられなかった

自分が希望するような条件の求人先を紹介してもらえることができなかった。
会社の場所や勤務時間は希望に沿うような場所でも、給料が低かったり、逆に給料が良くても会社の場所が遠いなど、すべての条件が合致するようなところになかなか出会えず、転職活動に苦労しました。（40代男性）

マイナビエージェントの口コミの中には、転職活動前のヒアリングの際にエージェントに伝えた条件を、すべて満たすような就職先をなかなか紹介してもらえなかったという口コミが見受けられました。

マイナビエージェントでは事前にヒアリングを実施してどのような企業に転職したいのか希望や条件などを確認し、条件に見合った求人が見つかれば会員に紹介しますが、希望する条件に見合う企業があっても、求職者がその企業で内定をもらえる見込みが無ければ紹介できません。

もしマイナビエージェントで、希望する転職先を紹介してもらえない場合は、自分で転職先を探したり、別の転職エージェントに登録するなど、別の方法で転職活動を進めましょう。

連絡のメールが多く迷惑に感じた

登録すると、希望にマッチした求人情報が見つかった際にメールで知らせてくれますが、そのメールの頻度が非常に多いうえに、届けられるメールの内容がまったく同じものだったことも数多くあり、正直迷惑に感じました。
希望する条件に沿っていないような求人情報の紹介だったこともあり、イライラすることもありました。（30代女性）

マイナビエージェントでは、求人案内のメールの頻度が多かったり、同じような内容のメールが何通も届くことがあり、不快に感じたという口コミも複数見受けられました。

メールの頻度が多かったり、似た内容のメールが何通も届くのが迷惑であれば、担当者に直接伝えるとメールの頻度を下げてもらえるので、相談してみましょう。

担当者に苦情を伝えてもメールの頻度が改善されない場合は、担当者を変更してもらったり、別のスタッフにメールの頻度を減らしてほしいと伝えることをおすすめします。

担当エージェントの質が低かった

担当者がまったくこちらの悩みに寄り添うような対応をしてくれませんでした。
希望の条件を満たすような転職先を全然紹介されなかったですし、転職の際の不安や悩みを相談してもまったく聞いてもらえず、結局他のサービスを利用して転職に成功しました。（20代男性）

マイナビエージェントでは、エージェントの質の低さに憤りを感じている口コミも複数挙がっていました。どの転職サービスにも言えることですが、担当者も人間なので、サービスの質は担当者の人柄による部分も多くあります。

多くのエージェントが求職者の気持ちに寄り添って、さまざまなサポートやアドバイスをしてくれますが、今の担当者とは合わないと感じたのであれば、お問い合わせフォームから合わない旨を伝えて、担当者を変えてもらいましょう。

また、他の転職エージェントを併用するのも対策のひとつです。

そもそも登録を断られた

40代で転職希望だったのですが、ヒアリングの際に希望を伝えると登録そのものを断られてしまいました。
この年齢で転職することが困難なのは分かってはいたものの、マイナビエージェントなら希望する条件の企業を斡旋してもらえるだろうと思い、登録を検討していたのでこの結果はとてもショックでした。（40代男性）

マイナビエージェントを利用しようとしたら、年齢だけで登録そのものを断られてしまったという口コミも、一部見受けられました。マイナビエージェント側が、紹介できる企業が見つからないと判断した場合、登録自体させてもらえない場合があります。

マイナビエージェントの登録を断られてしまう可能性があるのは、以下の条件に該当する人です。

• 年齢が高い（40代以上）
• 居住地が拠点から遠い
• 職歴がない（正社員の経験がない）
• 転職が多い
• 自営業・工場勤務など経歴が特殊な人

上記条件に該当するような人は、マイナビエージェントではなく、求職者の特徴に合わせた転職エージェントや、転職サービスを利用しましょう。

マイナビエージェントの良い口コミ・メリット

もちろん、マイナビエージェントには悪い口コミばかりではなく、利用してよかった、希望する企業に転職できたなど、良い口コミもたくさん投稿されています。

求人数が多く条件に合った案件が探しやすい

マイナビエージェントに登録したら、とにかく求人情報を出している企業の多さにビックリしました。
自分で転職情報を探していた時はなかなか自分の希望に沿うような求人情報を見つけることができなかったのですが、マイナビエージェントではすぐに条件を満たすような企業と出会え、転職することができました。（30代男性）

マイナビエージェントを運営している株式会社マイナビは、求人情報を掲載している企業として50年の実績を持っていて、知らない人は居ないほど知名度が高いです。

そのため信頼度も高く、マイナビエージェントに登録すれば、質の高い社員を雇用できるだろうと見込んで、多くの企業が求人情報を掲載しています。

大手という信頼感から、一般的な転職サービスとは比べ物にならないほどの数の求人情報を抱えており、さまざまなニーズに応えられます。

20代・30代の向けの案件が豊富にある

大学卒業後、就職した会社の人間関係に悩み、早期退職をすることになってしまいました。
実績を全く積んでいないなかでの転職だったので不安だったのですが、マイナビエージェントでは多くの企業を紹介してもらい、こちらがどの企業を選ぶか迷ってしまうほどでした。（20代女性）

マイナビエージェントは特に転職する人が多い20代、30代向けの求人情報を豊富に抱えている転職サービスです。

20代、30代の人は会社で大きな実績を積んでいない人も多く、アピールポイントがないため転職に苦労する人が多いのですが、マイナビエージェントでは、アピールポイントが少ない人であっても、転職活動で有利になるように、様々なアドバイスをしてくれます。

新卒者の採用を検討している企業はとても多く、マイナビエージェント側も新卒者を多数斡旋できることをアピールポイントの一つとしているので、若い年代の人たちが転職する際に利用するサービスとして優れています。

現在20代～30代で、転職活動が思うように進まない、または転職を考えているのであれば、マイナビエージェントに登録してみましょう。

求人を出している会社の情報が詳しく分かる

マイナビエージェントでは求人情報を掲載しているだけではなく、求人を出している会社の情報がとても詳しく掲載されているのがとても良い点だと感じました。
求人情報を検索する際も、とても細かい条件を設定できるので、すぐに自分の希望に見合うような会社を見つけることができます。（30代男性）

マイナビエージェントの求人情報には、企業の情報がとても詳しく掲載されていて、給料や勤務時間、休日、勤務内容、会社の所在地のみならず、事業内容、取引事例、社風なども記載されています。

勤務時間や待遇だけを見て転職してしまうと、社風などが自分に合わなかった場合、ミスマッチが起きてしまい、再度転職を考えることになってしまいます。

もちろん資料だけではなく、エージェントから職場の詳しい情報を教えてもらえるので、転職後に失敗したと感じることはめったにありません。

履歴書や職務経歴書の添削が受けられた

履歴書や職務経歴書を記載するときにアドバイスや記載後の添削をしてもらえたのはとても嬉しかったです。
自分だけで書類を作成すると、結果が出るまでずっと不安は消えないものです。
もちろんアドバイスや添削をしてもらった後に出した書類であっても不安が完全に消えるわけではありませんが、プロにチェックしてもらった書類なので、その不安は大幅に軽減されます。（20代男性）

マイナビエージェントでは、転職を希望する企業に提出する履歴書や職務経歴書を作成する際に、アドバイスや添削を受けられます。

採用担当者のこれまでの傾向や、過去に面接の際に会員が聞かれた質問などを基にしてアドバイスをするため、よりピンポイントで担当者が魅力的に感じる書類に仕上がります。

また、自分の強みが分からないという人に対しても、丁寧なヒアリングによって自己分析のサポートをしてくれるため、面接の際の自分のアピールポイントを見出せます。

担当エージェントが親身なって相談に乗ってくれた

転職に関して右も左も分からず、エージェントを利用すること自体も初めてで不安しかなかったのですが、担当者がとにかくこちらの希望や悩みを事細かに聞いてくれたので、聞きたいことや伝えたいことをすべて話せました。
その後もことあるごとに相談に乗ってもらい、おかげさまで希望する条件の企業に転職することができました。（30代男性）

マイナビエージェントでは、担当エージェントがとても親身になって相談に乗ってくれたという口コミが、数多く見受けられました。

転職活動をする人全員が多かれ少なかれ、不安を抱いたまま求人情報をチェックしたり、企業に提出する書類を作成しています。

転職希望者の不安を取り除くことは、転職エージェントが最優先で行うべき仕事なので、ほとんどのエージェントは最初のヒアリングの際に時間をかけて話を聞いて、不安を解消してくれます。

話下手な人であっても、エージェント側がどんどん話を聞きだしてくれるので、安心です。特に転職活動に慣れていない20代や30代には、是非利用してほしい転職サービスのひとつです。

マイナビエージェントで受けられる転職サービス

自分にとって最適な転職事業者を見つけるためには、その事業者がどのようなサービスを提供するのを得意としているかや、どういった強みを持っているかを知ることが重要です。

マイナビエージェントでは主に以下のような転職サービスを受けることができます。

①「職業紹介優良事業者」に認定

リクルートエージェントを運営しているマイナビは、「職業紹介優良事業者」に認定されている企業の一つです。

就職支援サイトや転職サイトなどのように民間の事業が職業を紹介する事業を行う際は、厚生労働省に届け出をして、認可してもらう必要があります。

職業紹介優良事業者は、職業を紹介する民間事業者のなかでも、一定の基準を満たしている特に優れた運営をしている事業者にのみ与えられる称号のようなものです。

認定されるための基準は以下のようになっています。

• 「経営の安定性」（経営方針と実績。財務基盤と収益性）
• 「法令の遵守」（コンプライアンス体制・法令順守・個人情報保護法と求人者情報保護法）
• 「業務の適正運用」（求人開拓等）

職業紹介優良事業者は厳しい基準をクリアしているという証拠なので、就職や転職を希望している人にとっては、職業紹介優良事業者の認定を受けている企業が運営する就職サイト、転職サイトを利用するほうが安心感を得ることができます。

②幅広い職種・全年齢に対応

マイナビエージェントはある職業に特化した転職エージェントではなく、製造、サービス、エンジニアをはじめとしてさまざまな職種に対応しています。

マイナビエージェントの公式サイトにアクセスすると、「専門サイト」というコンテンツがあり、特定の職種に特化した求人情報を閲覧することができます。

マイナビエージェントに存在する専門サイトは以下の通りです。

• IT・webエンジニア
• 営業職
• ものづくり・メーカー
• 金融業界
• 販売・サービス
• クリエイティブ職
• 女性の転職
• 第二新卒の転職

転職を希望している企業や条件などが上記に該当しているのであれば、それぞれのサイトにアクセスしてみるとよいでしょう。

幅広い職種の求人情報を抱えているという事は、求職者の幅広いニーズに対応できるという強みを持っていることになります。

例えばこれまで働いていた企業の仕事が自分の肌にまったく合わなかったため、転職先はまったく異なる職種にしたいといった場合があるでしょう。

マイナビエージェントの担当者に相談すれば、これまでの実績やその人の強みを踏まえたうえで、それらを活かしつつこれまでとはまったく異なる働き方ができる企業を紹介してくれます。

また、幅広い職種だけではなく、幅広い年代の転職希望に対応できるというのもマイナビエージェントの特徴のひとつです。

マイナビエージェントが強いのは20代から30代前半のいわゆる第二新卒者であることは事実ですし、実際にマイナビエージェントを利用している人の80パーセント以上はこの年代であることは先に触れた通りですが、30代後半や40代以上の人たち向けの求人情報をまったく持っていないわけではありません。

したがって、他の転職サイトと併用してマイナビエージェントに登録しておく価値は十分あります。

③半数以上が非公開求人

マイナビエージェントは会員登録すれば会員全員が閲覧できる一般の求人情報とは別に、会員に対してニーズにマッチした求人を個別に紹介する非公開求人を保有しているのですが、全体の求人情報のうち、半数以上が非公開求人となっています。

マイナビエージェントのメイン利用者層は20代から30代前半である若年層であるため、大企業の求人よりは、未経験者でも就職できるような中小企業の求人情報を多く保有しているという特徴を持っています。

そのため、マイナビエージェントに登録しておけば、他の転職サイトでは見つからないような企業の求人情報をたくさん紹介してもらえるというメリットがあるというわけです。

④転職活動から入社後まで担当エージェントが徹底サポート

マイナビエージェントの良い口コミの項目でも紹介しましたが、マイナビエージェントの担当者は会員が転職に成功するまでの様々なサポートをしてくれます。

まず、マイナビエージェントに登録すると、担当エージェントとの面談が行われます。

面談ではこれまでの職務経歴や、転職する企業に希望する条件などをヒアリングし、その希望する条件に見合うような条件の企業が見つかれば会員に紹介し、会員が実際に求人情報を確認して転職を希望するのであれば、実際に転職するための手続きを進めていくことになります。

その際、まずは職務経歴書や履歴書などの書類を提出しなければなりませんが、そういった書類を作成する際にも担当エージェントはより良い書類となるようアドバイスをしてくれます。

書類審査に合格すれば面接に挑むことになりますが、本番前に模擬的な面接を受けることができ、その際に転職希望の企業の人事担当者がこれまでどのような質問を面接の際におこなったのかなど、本番を緊張なく臨めるように面接に関するアドバイスを受けることもできます。

更に転職に成功し、新しい会社に就職したのちもその企業に定着するまでさまざまなアフターサービスを受けられるというのもマイナビエージェントの大きな特徴です。

⑤転職活動に役立つコンテンツも充実

転職活動に役立つさまざまなコンテンツがサイト上にあるのもマイナビエージェントの特徴の一つです。

マイナビエージェントには、「転職成功ノウハウ」「転職お役立ち情報」というコンテンツがあります。

まず、転職成功ノウハウに掲載されているコンテンツは以下のようになっています。

• 転職活動のはじめ方
• 履歴書の書き方
• 職務経歴書の書き方
• 面接対策完全ガイド
• 自己PR完全ガイド
• 円満退社
• 転職成功事例
• 転職成功ポイント

例えば、転職や就職の際に最も重要視される面接に関してのコラムでは非常に細かく面接に対しての心構えや対策が記載されていました。

マイナビエージェントに登録するしないに関わらず、転職を考える人全員がすべてに目を通しておいて損はありません。

もう一つのコンテンツである、転職お役立ち情報に掲載されているコンテンツは以下の通りです。

• 職種図鑑
• 平均年収ランキング
• 求人特集
• 転職相談会
• ご紹介企業情報
• ピックアップ企業特集
• スタートアップ企業特集
• 転職とお金

例えば職種図鑑では、「IT・webエンジニア」「クリエイティブ職」「メーカー・エンジニア」「金融業界」「営業職」と5つの職種ごとに更に細かく職種について紹介しています。

もし自分がどういった仕事をやってみたいか、見えてこないという人にとっては、自分がやりがいを感じる仕事を見つけるきっかけのひとつになるのではないでしょうか。

マイナビエージェントを活用する際の注意点

以上のように、マイナビエージェントは転職サイトとして非常に優れたサイトではありますが、完璧な転職サイトというのは存在しません。

それぞれのサイトは独自の強みを持っているのと同時に弱い部分というものがあるのも事実です。

ここではマイナビエージェントを活用する際の注意点について解説します。

求人が少ない地域がある

マイナビエージェントが所有している求人情報は主に関東エリア・東海エリア・関西エリア・九州エリアの4つです。

これらの地域に該当する人であれば、非常に多くの企業を紹介してもらえることでしょう。

しかし逆に言えば、これらの地域に該当しない人の求人情報は少ないという事になります。

北海道エリア・東北エリア・北陸エリア・中部エリア・四国エリア・中国エリアに住んでいる人や、この地域への企業に転職することを希望している人にとってはマイナビエージェントは使いづらさを感じるかもしれません。

40代以上だと求人が見つかりにくい

良い口コミの項目でも触れた通り、マイナビエージェントは特に20代、30代の若い世代の転職活動に重きを置いている転職サービスです。

40代以上の人が転職できるような求人情報も持っていないことはないのですが、20代、30代の人たち向けの求人情報と比べると、その数はどうしても少なくなってしまいます。

20代、30代の人たちならば大部分のニーズに応えることができますが、40代の転職希望者だと、その人の希望に応えるような求人情報を所有していない可能性もあり、その場合は登録そのものを断られてしまうケースもあるでしょう。

そもそも、マイナビエージェントが保有している求人情報の多くは、経験よりも若い人を積極的に採用したいと考えている企業が大半です。

しかし40代以上には、就職後すぐに働いてもらえる「即戦力」となる人材を求めている企業が大部分となっています。

マイナビエージェントが得意とする転職とは大きく異なるので、希望に見合うような求人情報が少ないというのは致し方ないといえるでしょう。

他の転職サービスを併用するという手も

マイナビエージェントが重要視しているエリアではない地域の企業への転職を希望している人や、40代以上の人の場合、マイナビエージェントへの登録だけでは希望する企業の紹介をなかなか受けられない可能性があります。

しかし転職サービスを提供している企業はマイナビだけではありません。

本記事でも後ほどマイナビエージェント以外の転職サービスを紹介しますが、現在は数多くの転職サービスが存在しています。

日本はすでに終身雇用が崩壊し始めているという事もあって、近い将来転職はごく当たり前におこなわれていくことでしょう。

すると、転職希望者のニーズは細分化し、よりニッチなターゲットを対象にするような転職サイトが続々と誕生していくことは間違いありません。

マイナビエージェントと併用して、マイナビエージェントにはない強みを持つような別の転職サービスも併用すると、希望通りの企業に転職する可能性はより高まることでしょう。

マイナビエージェントエージェントはどんな人におすすめ？

これまで解説してきた内容を元に、マイナビエージェントを利用するのに適している人と、あまり適さない人をここでは解説します。

マイナビエージェントが向いている人

マイナビエージェントを利用するのに適している人は以下の条件に該当する人です。

• 20代～30代前半の第二新卒者
• 未経験の業種に挑戦したい人
• 転職経験がない人

マイナビエージェント最大の強みは若い年代向けの求人情報を多く抱えている事なので、大学を卒業してから日が浅い新卒者にとって、これほど最適な転職サイトはないでしょう。

第二新卒者を積極的に採用している企業は、未経験者でもやる気や見込みがあれば採用するという企業が大半なので、これまで経験したことがない業種にチャレンジしたいという人にもおすすめです。

そして、マイナビエージェントは担当エージェントが転職活動から転職後のアフターサービスまで手厚くサポートしてくれるので、転職経験がない人にとっても心強い味方になってくれることでしょう。

マイナビエージェント以外のサービスがおすすめな人

逆にマイナビエージェントが向いていない、別の転職サービスがおすすめな人は以下の条件に該当する人たちです。

• 40代以上の人
• 転職によってキャリアアップを計る人
• 地方在住の人

マイナビエージェントが抱える求人は若年層向けの未経験者歓迎の内容となっているものが多く、40代以上の即戦力となるような人材を求めている求人情報はあまり所有していません。

また、大企業よりは中小企業の求人が多いので、キャリアアップを目指している人にも不向きでしょう。

そして、求人情報の多くが敢闘・東海・関西といった都市部に集中しているので、地方に居住している人も希望通りの企業と出会えない可能性が高いです。

マイナビエージェント以外のおすすめ転職サービス6選

転職サービスを提供しているサイトはマイナビエージェント以外にも沢山あります。

本項目ではその中でも知名度が高く、安心して利用できる転職サービスを6つ厳選して紹介します。

リクナビエージェント

リクルートエージェントは東京都千代田区に本社を構えており、相互用は1977年4月とマイナビエージェントと同じく50年の歴史を誇る転職サービスです。

求人数は約16万件と非常に豊富で、あらゆる職種の人に対応しています。

リクルートエージェントの特徴

• 転職成功実績ナンバー1の転職サービス
• マイナビエージェントとの併用がおすすめ

リクルートエージェントは、転職成功実績ナンバー1の転職サービスです。

10万件以上の非公開求人を保有しているのが最大の特徴で、豊富な求人情報から転職希望者の条件に見合った転職先を紹介してくれます。

特徴としては、マイナビエージェントと共通している部分が多いため、マイナビエージェントと併用して利用すると、より良い転職先を見つけられます。

エン転職

エン転職はエン・ジャパン株式会社が運営している転職サービスです。

設立は2000年と比較的新しいですが、近年コマーシャルも頻繁に放送されるようになったので、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。

エン転職の特徴

• 若年層向けの求人情報を豊富に保有している
• 3つのスカウト機能がある

エン転職は35歳以下の第二新卒者と言われ比較的若年層向けの、求人情報を豊富に保有している転職サービスです。

この点はマイナビエージェントと共通しているといえるでしょう。

エン転職のもうひとつの特徴は、複数のスカウト機能があるという点です。

エン転職ではエージェントから求人情報を紹介される以外にも、企業側から直接オファーが届いたり、登録している条件に合致した条件の求人情報が出た場合はすぐにメールで知らせてくれます。

そのため、自分に適した求人情報を見逃すことなくチェックできます。

doda

dodaはパーソルキャリアが運営している転職サービスで、東京都千代田区に本社を構えています。

現在のようにネットを介しての転職が主流となる前から、dodaは駅前などに無料の情報誌を設置していたため、その名前を知っている人は多いのではないでしょうか。

dodaの特徴

• 日本全国の転職情報に精通
• 転職サイトと転職エージェント両方の活用が可能

dodaの公式サイトを見ると、マイナビエージェントがあまり得意ではない東北や中国地方、四国なども個別にサイトが設けられており、全地域の転職情報を網羅しているのが、マイナビエージェントとは大きく異なる点です。

また、エージェントからの紹介を待つだけではなく、非公開求人と合わせて10万件以上という豊富な求人案件の中から、自分で希望の転職先を見つけられたり、転職サイトとして活用できるというのは、doda独自の強みとなっています。

ハタラクティブ

ハタラクティブはレバレジーズ株式会社が運営している転職サービスです。

レバレジーズ株式会社は登場と渋谷区に本社を構えており、レバレジーズ株式会社自体の設立が2005年という事もあって、新たに参入した転職サービスのひとつといえるでしょう。

ハタラクティブの特徴

• フリーターや就職未経験者などでも就職可能な求人情報を多く保有している
• エージェントが実際に企業側を取材して企業をあっせんしている

ハタラクティブは第二新卒者など、比較的若年層向けの求人情報が多いですが、それ以上にフリーターや就職未経験者などが正社員として就職できるような企業の求人を多く保有しているのが最大の特徴です。

フリーターではなく安定した収入を求めたいと考えている人は、ハタラクティブに登録してみるとよいでしょう。

また、ハタラクティブでは担当者が実際に企業を取材してから斡旋をしているので、ハタラクティブ側から紹介された企業は信頼して問題ないでしょう。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは東京都千代田区に本社を置く転職サービスです。

テレビコマーシャルなどを放送していないため、一般的な認知度は余り高くない転職サービスですが、日本法人は1988年に設立と、長い歴史を持っています。

JACリクルートメントの特徴

• エージェントが企業の現状をしっかり把握している
• 外資系企業に強い転職サービス

JACリクルートメントはイギリスで創業されている会社です。

したがって、海外との取引も盛んな企業に対してのコネクションが非常に豊富であり、特に外資系企業への転職を検討している人にとっては最適な転職サービスといえるでしょう。

また、JACリクルートメントのエージェントは、求人情報を出している企業に赴いて話を聞いているので、現在どのような人材を求めているかなど、最新の情報を把握しています。

したがって、転職希望者がより活躍できるような企業を紹介してもらえるのが大きなメリットです。

ビズリーチ

ビズリーチは日本国内で初めてとなる求職者課金型転職サイトです。

本社は東京都渋谷区にあり、所有している求人数は約16万件と発表されています。

あらゆる職種に対応しているので、どのような職業の人でも利用することができます。

ビズリーチの特徴

• ハイクラス向けの転職サービスを提供している
• 有料プランあり

ビズリーチはハイクラス向けの転職サイトなので、JACリクルートメントのように管理職に転職を希望する人に適した転職サービスを提供していると認識しておけばよいでしょう。

また、有料プランがあるのもビズリーチの特徴の一つで、無料プランでは一部の求人情報しか見ることができませんが、有料プランではすべての求人情報を確認することができます。

プランはいつでも変更可能なので、まずは無料で利用してみて不便さを感じたのであれば有料プランの利用を検討するとよいでしょう。

マイナビエージェントと大手転職サイトのサービスを比較

マイナビエージェントと著名な大手転職サイトのサービスを比較してみることにしましょう。

※求人数は2023年12月13日時点

求人件数に関しては、マイナビエージェントが非公開となっているので比較することは難しいですが、たくさんの企業の求人を見たいのであれば、リクルートエージェントかビズリーチに軍配が上がります。

しかしビズリーチはハイクラス向けの転職サイトで、マイナビエージェントのように第二新卒者が新しく働く企業を探すために利用するサイトではありません。

JACリクルートメントも、ハイクラス転職向けのサービスです。

そして、ハタラクティブは転職よりも就職未経験者に適したサイトなので、マイナビエージェントと同じような転職サービスを併用したいならば、リクルートエージェント、エン転職、dodaの3つを選択すると良いでしょう。

マイナビエージェントを利用する流れ

マイナビエージェントを利用する際の流れは以下のようになっています。

1. 登録と面談
2. 求人紹介とエントリー
3. 応募
4. 面接
5. 内定・入社

マイナビエージェントは公式サイトから会員登録をおこないます。

会員登録を行う際に属性情報・学歴・職歴・希望業界などを入力します。企業を選ぶ際の資料になるので、正確に入力しましょう。

会員登録が完了すると、担当となるエージェントとの面談の日程を決めます。

面談ではより詳しく転職の希望条件などを決めていくことになるので、意思疎通のズレがないように、伝えたいことはメモしておきましょう。

希望条件に合致するような企業があれば、エージェントから連絡が入ります。企業の求人情報を確認して魅力的だと感じたら、履歴書や職務経歴書を提出します。

書類については、公式サイトに詳しく書き方の解説が記載されていますし、エージェントからアドバイスや添削を受けられます。

書類選考に合格したら、最大の難関である面接試験に挑みますが、本番の前に模擬面接を実施し、様々なアドバイスを受けられます。

その後、内定が出れば入社となりますが、前述の通り入社後も給料の賃上げの交渉を代行してくれるなど、入社後もサポートを受けられます。

マイナビエージェントを退会する方法

マイナビエージェントを退会する方法は、マイナビエージェントの利用状況によって異なります。

会員登録はしていても、エージェントとの面談もしていない場合、マイナビエージェントの退会申請フォームから退会できます。退会申請フォームに必要事項を入力して送信すると、退会申請を受理したという内容のメールが届き、退会手続きは完了します。

もしエージェントとの面談を済ませている場合は、退会申請をする際にエージェントにも退会する旨を伝えましょう。エージェントに退会を伝える際は、退会理由を記載したメールを送信すれば問題ありません。

マイナビエージェントで退会手続きをした場合、退会できるのはマイナビエージェントのみです。

もしマイナビエージェントを退会した後に、他の転職サービスの利用を検討している場合、職務経歴を作成しなおすのは大変なので、退会手続きをする前に、マイナビエージェントで作成した職務経歴の文章をコピーしておくとスムーズです。

マイナビエージェントに関するFAQ

マイナビエージェントを利用する際に、特に多く寄せられる質問をまとめました。

質問する前に自分の疑問が以下に該当していないか確認してみてください。

マイナビエージェントを活用するコツはある？

マイナビエージェントには転職に役立つさまざまなコンテンツがあります。

まずはそれらのコンテンツをすみずみまで読み、自分の転職活動に最大限活用していくと良いでしょう。

そのうえで、マイナビエージェントに登録し、エージェントに自分が希望する条件に見合う転職先を見つけてもらうと、良い結果につながるのではないでしょうか。

マイナビエージェントは完全無料で利用できる？

マイナビエージェントは契約している企業に求職者を斡旋することによって得られる成果報酬を収入源としているため、会員に対して会費など費用を求めることはありません。

したがって、全てのサービスを完全無料で利用できます。

マイナビエージェントは地方転職にも利用できる？

マイナビエージェントが抱える求人情報は関東・関西・東海など都市部に集中しているため、地方転職を希望する人にはマイナビエージェントはあまりおすすめできません。

マイナビエージェントは新卒でも利用できる？

マイナビエージェントは、未経験者でも採用してくれる企業からの求人が多いので、まったく就職して働いた経験がない新卒者でも問題なく利用できます。

マイナビエージェントから連絡がこない場合はどうしたらいい？

担当エージェントからまったく連絡が来ない場合は一度こちらからコンタクトを取ってみましょう。

それでも連絡がほとんど無い場合は、希望条件に見合う企業が見つかっていない可能性が高いので、別の転職サービスの利用を検討しましょう。

マイナビエージェントのスカウトは辞められる？

辞められます。手順は以下の通りです。

1. ログインしてマイページの最下部の「各種設定の変更／確認」を選択
2. 「スカウトサービス利用設定」の「変更する」を選ぶ

企業からのスカウトを停止するときは、利用設定欄の「企業からのスカウト」の「停止する」を選んで「変更する」を選択してください。

マイナビエージェントで応募した求人を取り消せる？

マイページで応募した求人は辞退に変更できません。担当キャリアアドバイザーに連絡して対応をお願いしましょう。

マイナビエージェントの企業からの配信を停止できる？

マイナビエージェントからエントリーした企業の場合には、マイページの返事箱に届いているメッセージの後半にある「この差出人からの受信を停止する」を選ぶと配信を停止できます。

マイナビエージェントの退会方法は？

トップページの「変更・退会」リンクを選ぶと退会手続きを行えます。

退会後はエントリー・セミナー予約などの活動履歴の閲覧などが利用できなくなるのでご注意ください。

まとめ

マイナビエージェントは、20代から30代前半の第二新卒者向けの求人情報が特に豊富な転職サービスです。

マイナビエージェントを実際に利用した人の口コミには、親身になって相談に乗ってくれたという口コミがある一方で、希望通りの求人情報を紹介してくれず、ひどい対応をされたといった口コミも見られました。

マイナビエージェントは担当エージェントと一緒に転職活動をおこなうサービスなので、どうしても性格の相性や担当エージェントのやる気などにはバラつきが生じます。

もし担当エージェントと合わないのであれば、担当エージェントを交換してもらうか、マイナビエージェント自体を退会してほかの転職サービスを利用するといった対応をすることで問題を解決できます。