- 「エンジニア業務は労働時間の割に給料が低い」
- 「長時間労働で体力が限界…」
- 「自分が思っている仕事内容とかけ離れていた」
このような悩みをお持ちのエンジニアの方が多いのではないでしょうか?
この記事では、エンジニアを辞めたいと思っている方の原因を深掘りし、転職したほうがいい方の特徴や対処法、おすすめの転職エージェントを紹介していきます。
目次
エンジニアが辞めたいと思う主な理由
まずはなぜエンジニアを辞めたいと思うのか、理由を知ることが大切です。
原因によってはエンジニア以外の職種の方が向いていたりと、意外な一面が見えてくるかもしれません。
ここからは、エンジニアあるあるの「辞めたい」と思ったきっかけを紹介していきます。
労働時間に対する給料が低い
エンジニアを辞めたいと思う方に一番多いのは、労働時間に見合った給料がもらえないことではないでしょうか。
大半のエンジニアはクライアントワークが必須ですから、納期に間に合わない場合は残業も当たり前の世界。常にパソコンの前に座って作業しているのにもかかわらず、自分の満足いく給料がもらえないとなると、辞めたいと思ってしまうのも仕方ありませんね。
どんなに辛くてハードな仕事でも、「給料のためなら」と頑張れる人もいるかもしれません。しかし仕事に見合う給料がもらえなければ、やる気がなくなってしまうのも確かです。
私生活を削ってまで業務に追われると、何のために働いているのか分からなくなってしまいますね。
エンジニア独特の人間関係
エンジニア同士の人間関係に苦労したという声も多く聞かれました。
それもそのはず、エンジニアになるには基本的にスキル面が多く評価されるため、対人関係の良し悪しはあまり採用基準に含まれないことが多いです。理系で周囲が男性だらけの環境で過ごしたエンジニアはあまり対人関係に慣れていない人が多いことから、そこで悩む人も多いことでしょう。
基本的にパソコンに向かって作業をすることが多いとはいえ、同じコミュニティに属しているわけですから、最低限のコミュニケーションは必須です。
「仕事ができればいい」という能力主義的な考え方の人が多く、最低限のコミュニケーションが取れないことからストレスに感じてしまう方が、他の職種よりも多いのも事実です!
残業や休日出勤が多すぎる
エンジニアは、残業や休日出勤が多い職業としても有名です。システムリリース前などの繁忙期は残業が当たり前、ひどい職場では休日も関係なく仕事をさせられている場合もあります。
休日や余暇の時間が少ないため、自分の時間が確保できずに、仕事と家の往復になってしまっているというエンジニアも多いため、転職をして自分の時間を楽しみたいという人も多くいます。
ただエンジニアの仕事が嫌になったわけでは無ければ、職場を変えることでライフワークバランスも変えられる可能性があります。
スキルアップにつながらないと感じた
エンジニア職はスキルがあってこその職業ですので、もっと成長したいという意欲を持つ方が多いのが他の職業とは違う点です。
高い専門知識や応用力が必要だからこそ、古い考えや変化に対応できない会社とは合わないと感じる方が多いかもしれません。
エンジニアのスキルアップとは、新しいプログラミング言語の習得・プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーなど、ゼネラリストになることが挙げられます。
今の会社にいてもスキルアップが目指せないという場合は、社内で新しい言語の研修や、教育制度を導入している会社を探してみることをおすすめします。
エンジニアを辞めるメリットとデメリット
ここからはエンジニアを辞めるメリットとデメリットを紹介していきます。
エンジニアを辞めたいと思っている方も、まずはメリットとデメリット両方をみてから判断してください。
エンジニアを辞めるメリット
- 納期に振り回されることがなくなる
- 特殊な人間関係に悩まされなくなる
- 仕事とプライベートの境目ができる
- SNSを堂々と使える
エンジニアを辞めるメリットとして1番にあげられるのは、クライアントや社内からの「納期」に振り回されなくて済むことでしょう。プライベートに割く時間が増え、私生活も充実するはずです。
また、エンジニア独特の人間関係に悩まされることも減る可能性が高いです。
しかしエンジニアを辞めたからと言って上記の悩みが必ずしも解決できるわけではありません。そのため、いかに自分に合った転職先を見つけられるかが非常に大事になってきます。
エンジニアを辞めるデメリット
- 身についたスキルを生かす場面が少ない可能性がある
- 高いコミュニケーション能力がないと苦労する
ご存知の通りエンジニアの皆様は非常に専門性の高い知識をお持ちだと思います。しかし異職業に転職することによってその専門知識を生かす場面が減ってしまうことが考えられます。
もしエンジニアとしてのステップアップを目指すのなら、エンジニア職を探すことをお勧めします。
辞めたほうがいい会社の特徴とエンジニアを辞める時の注意点
今すぐ辞めたほうがいい会社の特徴
エンジニアを辞めたいと思う時に、少なからず「これは自分の能力不足なのではないか」などと考えてしまうことがあると思います。
しかし時には会社から洗脳されていることから、自分の働いている会社が「やばい」と気がつけないこともしばしばあることも事実です。
今すぐ辞めたほうがいい会社の特徴をまとめました。
- 年収が低すぎる会社
- 基礎時給が最低賃金以下になる会社
- SNSを禁止している会社
自分の労働にそぐわない額の年収だと感じている方は、会社を辞めるか検討したほうがいいかもしれません。
平均年収は下記の通りです。
また、情報漏洩を防ぐためという程でエンジニアにSNSを禁止している会社が稀にあるようですが、それはエンジニア同士の情報共有をさせずに自社のエンジニアを囲い込むという魂胆があることがほとんど。
SNSが当たり前の時代である現代で禁止している会社には疑問を持ったほうがいいでしょう。
エンジニアとして転職する時の注意点
ここからは、エンジニアを辞める時の注意点を紹介していきます。
引き継ぎを丁寧に行う
今の会社を退職するにしても、引継ぎは必ずしっかりと行ってください。
自分が担当していた業務を次に誰でも担当できるような状況を作ることは非常に大切です。「どうせ辞めるから」と手を抜かず、できるだけ周りに迷惑をかけないようにしましょう。
転職サイト・転職エージェントに登録しておく
退職する旨を伝えてから転職活動を始めるのには少し遅過ぎる可能性が高いです。今売り手のエンジニア職とはいえ、すぐに転職先を決めるのは流石に厳しいという声が多く聞かれます。
なかなか理想の会社に出会えず、結局元の会社と変わらないような会社に就職してしまうようなこともあるため、余裕をもって転職活動を進めることをおすすめします。
エンジニアやIT業界におすすめの転職サイトはこの後紹介していきます。
エンジニアを辞める時の流れ
ここからは、上記で解説した注意点をもとに、エンジニアを実際に辞める時の流れを解説していきます。
慢性的な人手不足となっているエンジニア職を辞めるとなると、引き留められることが考えられます。原則として日本の法律では、2週間前に宣告すれば会社を退職できることが、権利として認められているのでご安心ください。
それを踏まえた上で、下記の手順から退職までの流れを辿ってみてください。
- STEP.1転職エージェントに登録する
「転職したい」と少しでも頭をよぎっているなら、まずは転職エージェントに登録してください。
エンジニア専用の転職サイトが存在しますし、ほとんどのサイトは会員登録が無料です。登録して損はないので、まずは登録してみることをお勧めします。
- STEP.2家族や恋人に相談する
ある程度決意が固まってきたら、退職について家族や恋人に相談しましょう。いきなり「今日で仕事辞めた」と言われても、金銭的に家族が困ってしまうことが考えられるからです。
また、具体的な時期や転職後のビジョンがあるならそれも伝えた方が鮮明です。
- STEP.3退職までにある程度の貯金をしておく
退職後、すぐに転職先を見つけるのは困難です。そのため、転職後のためにある程度生活費や娯楽費用を残しておきましょう。
働く意思があり過去2年間・合計12ヶ月以上雇用保険に加入していれば、最大12ヶ月の失業保険を受けることができますが、資金は多いに越したことがありません。
- STEP.4会社に退職の意を告げる
準備が整ったら、現職の会社に退職の意を伝えましょう。
法律的には2週間前に伝えれば問題ありませんが、長く働いていれば働いているほど引き継ぎの量が増えます。そのため、少なくても1ヶ月前には退職の話をするようにしてください。
退職届を出す相手は、直属の上司です。
エンジニアにおすすめの転職エージェント3選
それではこここからは、エンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
- 社内SE転職ナビ
- Techclickエージェント
- レバテックキャリア
①社内SE転職ナビ
- 社内専門エンジニアになりたい人専門の転職サイト
- 一人当たり7.3社紹介可能な圧倒的掲載数
- 自分に合った面談スタイルを選べる
「自社サービスに関わりたい」「客先常駐のSEはちょっと…」と思っている方におすすめなのは、「社内SE転職ナビ」。
無料登録をすれば専用エージェントと面談ができ、1,000以上の社内SE募集から自分に合った企業を選ぶことができます。
面談スタイル | 特徴 |
カジュアル面談 | 転職を悩んでいる人 |
キャリア面談 | 社内SE転職の意志が固まっている人 |
オンライン面談 | 直接の面談が難しい人 |
忙しくてもオンラインで面談が可能だったり、まだ転職するかは決まってなかったりという幅広い層のユーザーがいるのが特徴です。
社内SEに特化したコンサルがいるので、社内の事情や特徴を加味し、自分に合った会社を提案してくれます。
運営会社 | アイムファクトリー株式会社 |
公開求人数 | 約1,000件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
形態 | 転職エージェント |
②TechClicks エージェント
- 高年収&高待遇に特化したエージェント
- 利用者の93%が年収アップ
- 約4,500件以上から自分にぴったりの案件を紹介してくれる
ITエンジニア専門の転職エージェントである「Techclicks エージェント」。必ず現役のエンジニアがアドバイザーを担当するため、常に最新の情報をキャッチアップすることができます。
求職者のスキルを的確に見定め、年収・待遇ともにアップするような会社を紹介してくれます。
運営会社 | notari株式会社 |
公開求人数 | 約4,500件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 全国 |
形態 | 転職エージェント |
③レバテックキャリア
- エンジニアに特化した転職エージェント
- プロによる徹底的な企業別対策サポート
- 最速1週間での内定実機あり!
IT・Web業界専門の転職エージェントである、「レバテックキャリア」。
求人紹介から入社まで、その道15年以上のエージェントがマンツーマンでサポートしてくれます。
エージェントとユーザーの間に相互が生まれないようヒアリングに力を入れていることから、ユーザーさえ拾いきれていなかった自分の強みも見つけてくれるくらいの徹底ぶり。
転職が初めての人にも高評価を受けているので、エージェントの利用が初めてのエンジニアにも適しています。
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 約150,000件 |
料金 | 無料 |
対応地域 | 東京, 神奈川, 千葉, 愛知, 大阪, 京都, 兵庫, 福岡, 熊本 |
形態 | 転職エージェント |
エンジニアの転職に関するQ&A
エンジニアが転職を考えた時に生じる疑問について、詳しく解説していきます。
エンジニアの転職にかかる期間は?
エンジニアが転職にかかる期間は、3ヶ月から6ヶ月程度が目安とされています。
転職がいつできるかについては個人差があるものなので、一概には言えませんが、あまり長期間に渡って転職活動を行うと、モチベーションも下がってしまうため、6ヶ月程度を目安に転職活動を進めていきましょう。
退職の1か月前には会社側に退社する意思を伝える必要があるため、辞める意思が固まったら早めに転職活動をスタートすることを、おすすめします。
エンジニアの転職で求められるスキルは?
エンジニアが転職する際に求められるスキルは、年代によって異なり、20代であれば人柄のほうが重視される傾向にあります。
やる気があるか、学ぶ意思があるかといった人間性を重視されるため、スキル自体はそこまで気にされません。
30代以上になると、即戦力となるようなスキルを求められます。会社によって求めるスキルは異なりますが、ポートフォリオの提出を求められる場合も多くなります。
40代以上の場合は、外注のプログラマーをまとめたり、指示を出したりといった業務も必要になる場合があるため、スキルだけでなく管理能力も求められる場合があります。
エンジニアが転職するのは難しい?
エンジニアの転職は、比較的簡単といわれています。ある程度のスキルや経験があるエンジニアなら、売り手市場といえます。
ただ転職先は慎重に選ばないと、同じような悩みを抱えてしまう可能性があります。事前に転職先に求めることを、明確にしておきましょう。
譲れない条件を2つか3つまで絞っておくと、求人を見るときもスムーズに会社選びができます。一番おすすめの転職方法は、転職サイトに登録してアドバイザーに希望を伝えることです。
以前の職場を辞めようと思ったきっかけなども話すことで、同じような会社を選んでしまうリスクを下げられますし、客観的に合う会社を判断して求人を紹介してもらえます。
まとめ
この記事では、「エンジニアを辞めたい」と思っている人の理由を細分化し、転職上の注意などをお伝えしました。
転職を考えているエンジニアの方におすすめの転職エージェントも合わせて紹介しました。
少しでも転職を考えている場合は、登録が無料ですのでぜひ登録してみてください。