身体的にも精神的にも、決して楽な仕事とはいえない看護師業務。
「体がきつい」「人間関係が辛い」「自分には向いていない」「責任が重すぎる」等の理由で、「仕事を辞めてしまいたい」と考えたことのある看護師は少なくないのではないでしょうか？
今回は「仕事を辞めたい」と思っている看護師に向けて、「辞めたい」と思う理由や看護師を辞めたいと思っている人がとってはいけないNG行動、おすすめの看護師転職サイトについて詳しく解説します！
最後まで読めば「仕事を辞めたい」と思っている人の参考になるはずです。
悩んでいるのはあなただけではありません。安心してください！
看護師を辞めたいと思うよくある理由
看護師が「辞めたい」と感じるのはどんな時なのでしょうか。よくある理由を6つご紹介します。
①人間関係
職場の人間関係で悩むことは、看護師以外の職種でもあることかもしれません。
しかし看護の現場では、常に命に関わる仕事をする重圧感や現場の緊迫感、経験年数の違い、女性の割合が多い等、他の職種よりも人間関係が複雑化しやすい要素が多くあります！
女性特有の陰口や派閥、「気分のムラ」等に悩まされる人も多いでしょう。中には、「いじめ」や「パワハラ」にまで発展して苦しんでいる看護師もいるかもしれません。
また、患者や医師との関係性に悩む看護師もいます。医師とのコミュニケーションにつまずいたり、患者から心無い言葉を投げかけられたりすることもあるかもしれません。
医療の現場ですから、時には指導等の場面で厳しくしなければならない場面があるのも事実です。しかし、明らかに悪意のある接し方をされたり、陰口を叩かれたりしては仕事がどんどん苦痛になっていきます。
②仕事が合わない
看護師の仕事自体が合わないと感じるのは、新人看護師や若手看護師に特に多い傾向にあります。
「白衣の天使」とも呼ばれる看護師の仕事ですが、実際に入職して現場を見ると「こんなはずじゃなかった」と、理想と現実のギャップにショックを受けたり、配属部署や診療科によっては「自分のやりたい看護と違っている」と感じたりする看護師もいるでしょう！
また、命と向き合うプレッシャーに耐えられなくなったり、自分のミスやインシデントを許せなくなったりする看護師もいます。
「医療現場ではミスが許されない」と言われますが、看護師も1人の人間なので、時にはミスをしてしまうこともあります。
その時々でしっかり振り返ることで、前向きに次へと繋げることができたら良いのですが、ミスが続いたり辛い事があったりすると、「自分は看護師に向いていないんじゃないか」と落ち込んでしまいますよね。
一度落ち込んでしまうと、仕事以外の時間も、常に仕事のことを考えてしまうようになります。仕事とプライベートでの気持ちの切り替えが上手くいかないことや、勤務中でなくても緊張感が抜けないことで、ストレスは蓄積されていくばかり…。
③生活リズムが合わない
看護師の仕事は、一部を除いて交代勤務が求められることが多いです。
日勤・夜勤・早番・遅番等、さまざまな時間帯の勤務に対応する必要があるため、生活リズムは自ずと不規則になっていきます。この交代勤務のハードさに体力的な限界を迎え、「辞めたい」と思う看護師は少なくありません。
人間の体内時計は24時間のリズムで動いています。日中の明るい時間には活動し、夜暗くなったら眠るというのがそのリズムです。
しかし、看護師の不規則勤務では体内時計のリズムがずれていってしまいます。元気に仕事をこなしているつもりでも、知らず知らずのうちに心身に負荷がかかっているということです。「しんどい」と感じることにも無理はありません。
カレンダー通りに勤務している友人や家族と休みを合わせられないことも出てきます。プライベートを充実させにくいという点で「辞めたい」と思う看護師もいるでしょう。
④給料が安い・残業手当がつかない
「看護師は高給取り」と言われることがありますが、業務の量や負担、そして何より「命を預かるプレッシャー」に見合っていないと不満を抱いている看護師が多いのが現実です。
責任感やストレスのことを考えると、もっと負荷がなく給料が割に合っている職場があるのではないかと思えてくるのも無理はありません！
また、職場によっては残業手当が十分につかないこともあるようです。業務の引き継ぎや患者の急変等、何かと残業を強いられやすい看護師業務ですが、負担ばかり強いられて残業手当が補償されないのは辛いものです。
⑤人手不足による負担が大きい
慢性的な人員不足である看護業界では、一人ひとりが抱える業務量が多すぎる傾向にあります。
特に労働環境が十分に整っていない職場では、退職者や休職者が後を絶えず常に看護師不足が解消されにくくなっています。そのため、残された看護師の負担は増していくばかりです。
看護師の人員配置については医療法や診療報酬制度で定められていますが、義務化はされていないのが現実です。
残業や夜勤回数が多いと、仕事後の身体のリズムを取り戻すのにも時間がかかりますし、体調不良に陥ることもあるでしょう。このような状態になってしまっては、仕事を続けることが難しくなります！
⑥責任が重すぎる
看護師の業務は常に命と隣り合わせです。ミスが許されないのはもちろんのこと、緊急対応等で判断力を求められる場面も多々あります。
自分の行動や判断が患者の状態を左右することの重圧感に耐えられなくなるのは、看護師の経験年数や年代を問わず、誰にでも考えられることです。
時には、患者さんが亡くなることもあるかもしれません。辛い事が続いた時には、「責任が重い仕事から離れたい」と思うこともあります。
看護師を辞めたい人がととってはいけない6つのNG行動
「もう嫌、辞めたい」と思うことは、決していけないことではありません。しかし、辞めたいという気持ちがはやまって、急いで退職や転職することはおすすめできません。
ここでは、看護師を辞めたい人がとってはいけない6つのNG行動について解説します。
①転職エージェントを利用しないで自分で転職先を決める
転職エージェントを利用せず自分だけで転職活動を進めるのは避けた方が良いでしょう。
転職エージェントを利用しない場合、給与や福利厚生など求人に関する細かな情報や、転職先の実情についてほとんどわからないまま就職することになってしまいます。その結果、入職後に「想像と違った」「こんなはずじゃなかった」と、転職が失敗に終わってキャリアに傷を作ってしまうことにもなりかねません。
転職エージェントは、自分で転職活動した場合には見つけることができない「非公開求人」と呼ばれる良質な求人を多数持っているだけでなく、就職試験対策や書類添削の面でもサポートしてくれます。
きちんとした転職エージェントを選べば、気持ち良く転職活動を行えます。後ほど、おすすめの転職エージェントをご紹介しますので参考にしてください。
②複数の病院・施設を比較しない
複数の病院・施設を比較せずに就職先を決めるのも、おすすめできません。退職・転職を急ぎたい場合は特に、視野が狭くなってしまいがちですので注意が必要です！
自分の中で転職先に希望する条件等を明確にした後、それが出来る限り叶えられる職場を複数探してみましょう。
「全てが完璧！」と言えるような職場に出会えることがベストですが、残念ながらそのような職場を見つけるのは簡単なことではありません。
就職先の求人内容のどこまでは妥協できて、どこからは絶対に妥協できないのかということも吟味するといいでしょう。
③周りで働いている人の口コミを聞かない
希望の転職先で働いている人や、就職先について知っている人の口コミに耳を傾けないのも、NGです。
とは言っても、現場の人の口コミを入手するのは難しいこともありますよね。
そんな時にもやはり転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは多数の転職サポート実績やデータ収集等から、「生の声」を多く把握しています。
また、病院や施設に通う患者サイドの口コミも参考になることがあります。インターネットで調べれば出てくるので、必ず確認しておきましょう。「看護師の対応が悪かった」「医師が感じ悪かった」等、スタッフの対応に対する悪い口コミがヒットした場合、注意した方が良さそうですね。
現場のリアルを知ってから転職するのとそうでないのとでは、転職の成功率も変わってきます。
④経験年数に合わない教育体制しかない医療機関を選ぶ
転職先を検討する上で、教育制度について確認しておくことも大変重要です。看護師の教育体制については、各病院・施設によって異なるため、制度が整っている施設もあれば、そうでない施設もあるというのが現状です。
特に経験年数が1〜3年のいわゆる「新人看護師」が転職する場合は、前職で基本的な看護技術が身についていないことも考えられます。
また、新人看護師でない場合でも、診療科や患者の対象年齢等の変化により、必ず新しい知識が必要になるでしょう。
技術や知識面で十分にフォローしてもらえる体制にあるのかどうかを確認することを忘れないようにしましょう。
⑤病院・施設以外の転職先を検討しない
「病院か施設でしか働けない」と思っている看護師さんには、「ちょっと待った！」と申し上げましょう。
特に前職で「看護師という仕事自体が合わないな」と感じて退職に至る場合は、転職で新しい病院や施設に入職しても、業務内容にはさほど変化がなく、同じ理由でまた仕事が嫌になってしまうことが容易に考えられます。
病院や施設以外にも、看護師免許を活かして働ける職場は意外とたくさんあります。
「治験コーディネーター」や「保育園看護師」「訪問看護師」「美容看護師」「刑務所看護師」等がその一例です。また、保健師免許も併せて保有している場合は「産業保健師」「行政保健師」「学校保健師」等の選択肢もあります。
視野を拡げて、看護師としての「より良い働き方」を考えてみると良いでしょう！
⑥時期を選ばず焦って退職する
看護師の退職では、その「時期」も重要になってきます。
ボーナス月が近い場合は、せっかくですからボーナスをもらってから退職しましょう。今まで頑張って働いてきた特権です。遠慮することはありません。
また、3月〜5月にかけては多くの病院等で人事異動が行われたり、退職者が多く出たりします。この時期は人手不足に陥りやすいため、自分が希望する時期での退職が叶わない可能性があります。
転職先でも同様、その時期はバタバタしていることが多いため、避けられるのであれば避けた方が無難です。
病棟や部署が出来るだけ落ち着いている時期に退職・転職できるよう、転職活動は計画的に行いましょう。また、退職の意思が固まったら、できるだけ早く上司にその旨を伝えておきましょう。
衝動的に退職してしまうと、後から後悔することもあります。まずは、自分自身が本当に今の職場を退職したいのかどうか、退職後の生活はどうなるのか、今後は何をしていきたいのかということについて熟慮した上で、退職時期を決定していきましょうね。
おすすめの看護師転職サイト3選
ここからは、おすすめの看護師転職サイトを3つご紹介します。いずれも料金は一切かからず完全無料で利用できますよ。
①マイナビ看護師
マイナビ看護師のおすすめポイント
- 全国21カ所にオフィスがあり、地域に特化した求人にも詳しい
- 対面(またはビデオ電話)で、専属アドバイザーにしっかり相談できる
- マイナビブランドを活かした「企業」や「美容クリニック」の求人にも強い
- 面接対策、書類添削サービスが充実
マイナビ看護師は、かの有名な「マイナビ」が運営している、看護師に特化した転職サイトです。
サイトに登録後、業界に精通した専属アドバイザーが決定します。転職に関するあらゆることを相談できる心強い存在ですね。
また、「企業」や「美容クリニック」等、近年人気の求人情報も多数把握しているのもマイナビ看護師の特徴の一つとなっています。数多くの選択肢の中から自分にピッタリの職場を探せる可能性が高いのも嬉しいポイントです。
サービスは情報提供のみにとどまらず、面接対策や書類添削サービス、条件交渉や面接日程調整等も全て担ってくれるため、大変スムーズに、そして負担なく転職活動を進められます。転職が初めての人でも、安心感がありますよ。
| サイト名 | マイナビ看護師 |
| 求人掲載数 | 56,089件(2022年1月27日現在) |
| 施設形態 | 病院、クリニック・診療所、美容クリニック、施設(有料老人ホーム・老健等)、訪問看護ステーション、看護師資格・経験を活かせる一般企業、治験関連事業、保育施設、その他 |
| サービス内容 | 求人紹介、履歴書添削、面接対策、日程調整代行、条件交渉、退職交渉 |
| 電話番号・営業時間 | 0120-838-153 平日9:30～20:30 土曜日9:30～17:30 |
| 運営会社 | マイナビ株式会社 |
引用元：マイナビ看護師
②看護のお仕事
看護のお仕事のおすすめポイント
- LINEでのやりとりが可能
- 内部事情を教えてくれる
- 求人数が多い
- 専任アドバイザーによる模擬面接実施サービス
友達に勧めたいサービスNo.1に選ばれている、看護のお仕事は全国に支社を構え、求人数は約50,000件と、非常に多くなっています。
サイトに登録後、初回のヒアリング時に給与、福利厚生、休日数等、妥協したくない条件をヒアリングし、その情報をもとに求人を紹介してくれます。自分が希望する条件とマッチする職場に出会える可能性が高いでしょう。
また、初回ヒアリング後は、求人紹介や諸連絡等についてLINEやメールでやりとりできるのも魅力的なポイントです。仕事をしながらでも、隙間時間を有効活用することで、ストレスなく転職活動が進められます。
また、年間4,000回をこえる職場訪問を行っており、医療方針や辞めた人の退職理由まで、細かく調査しています。
アドバイザーは各医療機関の内部事情について詳しく把握しているため、本当に知りたい本音の部分についても、納得するまで話しを聞くことができます。
応募先が決まったら、希望した日時に専任アドバイザーによる模擬面接も受けられます。実際過去に問われた内容をもとに実施するため、本番の緊張を最小限にすることが可能です。
さらに嬉しいことに、希望すれば本番の面接にキャリアアドバイザーが同席することができます。自分では交渉しにくい条件などもアドバイザーが替わりに交渉してくれるため、大変心強いはずです。
また看護のお仕事では正社員やパートだけでなく、派遣のサポートも行っています。プライベートと仕事を両立させたい人は派遣での働き方も、検討してみても良いかもしれませんね。
| サイト名 | 看護のお仕事 |
| 求人掲載数 | 約60,000件(2019年実績) |
| 施設形態 | 病院、クリニック、介護施設、訪問看護、検診センター |
| サービス内容 | 求人紹介、履歴書添削、面接対策、日程調整、条件交渉、退職相談、アフターフォロー |
| 電話番号・営業時間 | 0120-963-668 平日9:00～21:00 |
| 運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
引用元：看護のお仕事
③看護roo！
看護roo！のおすすめポイント
- 求人掲載数が多い
- 「美容クリニック」求人特集や「土日祝日休み」求人特集等がある
- ネット上に載っていない詳しい話が聞ける
- 面接練習サポート
看護roo!の一番の魅力はその求人数。2022年1月現在、求人数は60,000件と、業界トップクラスです。求人の絶対数が大きければ大きいほど、自分に合った職場を紹介してもらえる確立も上がっていきます。
もちろん、履歴書添削や面接対策にもしっかり対応しているため、転職が初めてであっても安心して利用できます。
また、求職者側と病院側双方を1人のコンサルタントが担当する「一気通貫性」を採用しています。このことにより、病院側のニーズや希望を求職者に、また求職者の希望を病院側に直接伝えてもらうことができ、双方が納得した上で転職活動を進められるメリットがありますよ。
| サイト名 | 看護roo! |
| 求人掲載数 | 60,578件(2022.1.27時点) |
| 施設形態 | 一般病院、大学病院、一般＋療養、療養型病院、精神病院、クリニック、訪問看護、介護施設、健診センター、保育園・学校、その他施設 |
| サービス内容 | 求人紹介、面接対策、日程調整代行、アフターフォロー |
| 電話番号・営業時間 | 0120-512-919
平日9:00～21:00 |
| 運営会社 | 株式会社クイック |
引用元:看護roo!転職サポート
看護師を辞めた方がいい人の特徴
すでに看護師の仕事自体に疲れ切ってしまっていて、転職後は別の仕事を希望している人も多いです。
看護師の仕事自体を辞めた方がいい人の特徴について、ご紹介します。
体調面や精神的に影響が出ている
体調面や精神面で不調が表れている人は、看護師を辞めた方がいいといえます。
すでに体調が悪くなってしまっていたり、精神的にも不調が出ている場合には、職場を変えたとしても看護師の職業を変えないことには、体調や精神面での改善ができない場合が多いです。
そのため、一度看護師を辞めて休む時間を取るか、他業種に就いてみることをおすすめします。
転職したいと思ってから3ヶ月以上経っている
転職したいと思ったとしても、一時的な場合も多々あります。ただ転職したいと考え始めてから、3か月以上が経っている場合は、本格的に転職活動を始めていきましょう。
一時的な気持ちではなく、看護師の仕事を続けていくモチベーションが保てない場合は、業務中にミスをしてしまう可能背も高まりますし、3ヶ月以上も転職したいという気持ちが変わらなければ、退職に向けて行動を始めることをおすすめします。
別業種にチャレンジしたいと意欲がある
看護師の職業自体が向いていないと考えたり、他にチャレンジしたい業種がある場合には、看護師を辞める方向に進みましょう。
別業種にチャレンジしたい意欲が高まっている場合は、転職活動もスムーズにいく可能性が高いので、やりたい業種の求人を見たり転職サイトに登録したりと、行動を起こすことをおすすめします。
看護師の資格があれば、看護師として復帰することはできるため、やりたいことがあるなら、若いうちに他業種を経験してみることも大切です。
看護師の転職に関するQ&A
看護師からの転職を考えている方の疑問を、解消していきます。
看護師の転職でありがちな失敗は？
看護師からの転職でありがちな失敗は、給料の低さが挙げられます。夜勤ありから夜勤なしの職種に転職した場合は、夜勤手当がなくなりますし、看護師以外の職種に転職した場合は、資格が必要ない職種も多いことや、未経験のため給料が一気に下がってしまうことが考えられます。
給料アップを目的に転職をする場合は、看護師の資格を活かした職種に転職することをおすすめします。
他にもありがちな失敗として、職場のミスマッチが挙げられます。職場の雰囲気や業務内容については、あらかじめ口コミなどをチェックしたり、転職エージェントを利用するなどして事前に詳しく確認しておくと、ミスマッチを避けられます。
看護師の転職で良い職場を見わけるポイントは？
看護師が転職する際に、良い職場を見分けるには、以下のポイントに注意が必要です。
- 口コミサイトをチェックする
- 職場見学をしてみる
- 複数の求人サイトを利用する
上記3つのポイントを抑えておきましょう。口コミサイトは転職先の雰囲気を知るためにも、絶対に見ておくことをおすすめします。
病院全体の口コミをみるだけでも、雰囲気がわかる場合もあるため、患者さんの口コミにも目を通しましょう。
求人に応募する前や書類選考後などに、職場見学を行っている職場もあります。実際の職場を見学することで、職場の雰囲気などを事前にチェックできるので、職場見学を行っている場合は都合をつけて参加するとミスマッチを防げます。
看護師として転職する場合は、看護師の転職に特化した求人サイトをいくつか利用しましょう。エージェントが担当してくれるサイトもあるため、忙しい看護師でも、仕事をしながら転職活動を行えるようにサポートしてもらえます。
看護師におすすめの転職先は？
病院勤務の看護師が多数を占めますが、看護師資格を活かした病院以外のおすすめの転職先は、一般企業の看護師や治験コーディネーター、美容クリニックの看護師などが人気を集めています。
いずれも看護師の資格が必須になる職業ですが、病院とは異なり夜勤もなく重篤な患者さんもほとんどいないため、一般企業に勤めるのとそう変わらない待遇で働けます。
看護師が退職する時に起こりやすいトラブルは？
看護師が退職を申し出ても、実際に退職するまでにトラブルが起こってしまう場合があります。
中でも多いのは、辞めさせてもらえず引き留められてしまうというトラブルです。看護師は常に人手不足の業界なので、退職を申し出てもすぐに受け入れてもらうことが難しいとされています。
直属の上司にこまめに確認したり、いつなら退職ができるのかを明確にしてもらいましょう。
また中には、退職する場合は違約金が発生するといわれる場合もありますが、退職を理由として違約金を請求されても、支払う必要はないので安心してください。
看護師が転職する時にかかる期間は？
看護師の転職にかかる期間は、人によっても異なりますが、一般的には2ヶ月程度が目安です。内定をもらってから、実際に新しい職場で勤務するまでだと、おおよそ3ヶ月程度かかります。
求人を見て書類を揃えて応募するまでに約1ヶ月程度、書類送付や面接などの選考で約1ヶ月、退職のための引継ぎや手続きなどで約1ヶ月が目安です。
まとめ
今回は、「仕事を辞めたい」と考えている看護師に向けて、辞めたいと思う理由でよくあるものや、看護師を辞めたい人がとってはいけないNG行動、おすすめの転職サイトについて解説しました。
「看護師を辞めたい」というのは、看護師であれば誰もが一度は考えたことのあることだと思います。
環境を変えることで、悩みから解放される可能性もあります。活き活きと働く自分の姿を想像しながら、転職も視野に入れていきましょう。
本文中でもご紹介しましたが、看護師の活躍の場は病院やクリニックだけに留まりません。「すぐに辞めたい」という気持ちはとてもよく分かりますが、一度深呼吸して、視野を広く持って、ゆっくりと考えてみましょう。焦りは禁物です。
まずは、転職エージェントに登録して、話を聞いてみることから始めてみても良いかもしれませんね。
より良い働き方が見つけられることを祈っています。
