PayPayカードはクレジットカードに該当しますが、クレジットカードを作成する際には必ず審査を受けなければなりません。
PayPayカードは「審査落ちした」「審査は甘い」「厳しい」など賛否両論あり、PayPayカードの申し込みをするにあたって、もっとも気になるのが審査に合格するかではないでしょうか。
PayPayカードの審査難易度や審査落ちしやすい人の特徴、審査落ちした場合に考えられる理由、審査に合格するためのポイントについて解説します。
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参考:「クレジットカード・セキュリティガイドライン」が改訂されました (METI/経済産業省)
参考:【動画】クレジットカードの特徴と注意点とは?:デジタル社会の消費生活 | 消費者庁
目次
PayPayカードの概要
年会費 | 永年無料 |
申し込み条件 | 18歳以上(※学生可・高校生除く) ※満18歳~20歳未満の独身の方は親権者の同意が必要 本人または配偶者に安定した継続的な収入のある方 |
ポイント還元率 | 1.00%~5.00% |
発行スピード | 最短2営業日 |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
ETC・家族カード | ETC 年会費550円(最高5枚まで)・家族カード 無料 |
PayPayカードは年会費永年無料で、申し込み条件は18歳以上で安定した継続収入がある人となっています。
学生でも作成可(高校生不可)なので、アルバイト程度の収入でも申し込みできるため、比較的審査が甘く作りやすいクレジットカードです。
また、学生であれば本人に収入がなくても、両親が安定した収入を得ていれば申し込みできます。Yahoo!アカウントの保有が必須条件となっているので、Yahoo!アカウントを持っていないならば先に作っておくとスムーズです。
ETC・家族カード作成に関してですが、家族カードは無料で作成できる一方で、ETCカードは年会費550円必要です。ETCカードの発行限度枚数は最大5枚となっていますが、一般家庭であれば5枚も発行できれば十分です。
PayPayカードの審査は厳しい?甘い?審査基準
新しくカードを申し込む際に、もっとも注意しなければならないのが、審査に申し込んで合格するかです。
PayPayカードの審査難易度や審査に要する日数、そして学生やブラックリスト入りしている人でもカードを発行できるのかについて解説します。
PayPayカードの審査基準
PayPayカードの審査基準は公式に公開されていません。PayPayカードだけではなく、クレジットカードの審査基準は各社すべてで公開されていないため、審査基準を見て審査が厳しいか甘いかを判断するのは難しいでしょう。
ただし、PayPayカードの審査難易度は以下の2つの理由から、そこまで高くはないと考えられます。
PayPayカードが信販系の会社から発行されているカード
審査が甘いとい考えられる理由のひとつは、PayPayカードが信販系の会社から発行されているクレジットカードであるという点です。
金融機関が発行するカードのうち、もっとも審査が厳しいのは銀行が発行しているカードで、もっとも審査が甘いと言われているのは消費者金融が発行しているカードです。
そして信販系のクレジットカードは、ちょうどその中間にあたるため、消費者金融よりは審査は厳しい傾向にあるものの、銀行カードよりは甘いことが想定されるので、審査難易度はそこまで高くないことが予想できます。
申し込み条件が18歳以上
PayPayカードの申し込み条件は「18歳以上(高校生を除く)で安定した収入があること」となっています。つまり安定した収入であれば、大学生や専門学校生でも申し込めます。
安定した収入と言っても正社員や派遣社員といった高いレベルを求められているわけではなく、アルバイト程度の収入で問題ないため、収入面でみても審査難易度はそこまで高くないだろうと判断できます。
また、学生ならば本人に収入がなくても両親が安定した収入を得ていれば申し込み可能です。このような理由から、PayPayカードの審査は比較的甘いといわれているのかもしれません。
PayPayカードの審査は何日かかる?
PayPayカードの審査スピードは最短2分となっており(10時~21時30分までの申し込み)、審査完了後すぐにカード番号が発行されます。ただし、審査状況によっては審査結果が出るまで1週間程度かかることもあります。
なお、審査が完了した後プラスチックカードが自宅に届くまでには約1週間かかるとのことですが、申し込み時に口座登録が完了していればカードが届く前に、カード番号等の決済に必要な情報を受け取れます。
また、Yahoo!ウォレットにもカードが自動で登録されるため、Yahoo!ウォレットが利用できるショッピングサイトですぐに利用できます。
PayPayカードの審査は学生でも通る?
PayPayカードの申し込み基準は18歳以上で安定した収入がある人となっていますが、高校生は除外となっています。
しかし大学生や専門学校生は除外されていないので、安定した収入があれば大学生や専門学校生でもPayPayカードを作成できます。
アルバイトを定期的にやっていて、毎月一定の収入があるならばPayPayカードの審査に合格する可能性はかなり高いです。収入が不安定で返済能力がないと判断された場合、審査落ちとなります。
PayPayカードの審査はブラックリスト入りしていても通る?
クレジットカードの審査の合否に大きく影響するのがブラックリスト入りしているか否かです。結論から言えば、ブラックリスト入りしてしまうと、PayPayカードの作成はほぼ不可能で審査落ちの可能性が高いでしょう。
クレジットカードや固定費など、引き落としによる支払いが一定期間以上遅れた場合にブラックリスト入りします。
ブラックリスト入りすると、信用情報という全金融機関が共有している個人情報に名前が記載され、要注意人物として扱われます。
日本の信用情報機関は下記3つです。
PayPayカードの審査は最短2分で実行されることから、人の手ではなく機械での自動審査で合否を判定していると見て間違いありません。
ブラックリスト入りしている時点で自動審査では資格がないと判断され、即座に不合格と見なされます。
審査結果のメールがこない場合は審査落ちの可能性が高い?
PayPayカードの審査結果のメールが来ない場合、審査落ちの可能性があります。通常PayPayカードの審査結果は、最短2分から遅くても1週間程度で届くため、それ以上待っても審査結果のメールが来ない場合は、審査落ちの可能性が高まります。
ただ申し込みを行ったタイミングや審査状況によっては、審査完了まで時間がかかる場合もあるので、審査結果が届くのを待つか公式サイトの右上にある会員メニューから、審査状況を確認してみましょう。
PayPayカードの審査に通らない場合どうすればいい?
PayPayカードに審査落ちしてしまった場合には、6か月以上の期間を空け再度申し込みを行うという対処法があります。これは、信用情報にクレジットカードの申し込み履歴が6か月間記載され、前回の申し込み履歴があると審査結果が変わらないことが多いからです。
また、申し込み条件が年齢のみなど審査条件がそこまで厳しくないクレジットカードに、申し込みを行うのもおすすめです。三井住友カード(NL)やJCBカードWは比較的審査が厳しくないと評判なので、申し込みを検討してみましょう。
多重申し込みは審査落ちのリスクを高めるだけでなく、信用情報に傷がつく可能性が高くなります。
PayPayカードの審査に落ちた理由・審査落ちする人の特徴
クレジットカードの審査基準を踏まえて想定される、PayPayカードの審査に落ちる人の特徴は以下の通りです。
収入が安定していない・極端に少ない
PayPayカードは「本人または配偶者が安定した収入を得ていること」を申し込み条件としていることから、アルバイトなどで収入が安定していない人や極端に少ない人は審査に落ちてしまう可能性があります。
また、正社員であっても就職・転職直後の方も勤続年数が少ないことから安定した収入を得ていないと判断される場合が多いです。
逆に、本人が無職であっても配偶者に安定した収入があれば審査に通過できることもあることから、世帯収入が全くない人以外は審査落ちを心配する必要はないと言えます。
借金を多く抱えている
借金を多く抱えている人は利用料金の支払い能力がないと判断されて審査に落ちとなる可能性が高いです。
特に複数の消費者金融などから借入をしている場合には、いくら安定した収入があったとしても返済額が多すぎるためクレジットカードの利用料金を滞納してしまうのではないかと思われてしまいます。
多額の借金を抱えている人は、クレジットカードを申し込む前に借金を完済したり、おまとめローンなどで借り換えを行うことを検討してください。
短期間に複数のカードに申し込みをしている
短期間に複数のクレジットカードに申し込みをした場合には「申し込みブラック」と言われる状態となり、審査に通過するのが難しくなります。
これは手元に現金がないために複数のクレジットカードを作成しなければいけないとカード会社に判断されてしまう可能性があるためです。
1度に申し込むクレジットカードは1枚までとし、複数のクレジットカードが欲しい場合には最低でも6ヵ月以上の期間を開けて申し込みを行ってください。
過去5年以内に遅延・滞納といった金融事故を起こしている
過去5年以内にローンやほかクレジットカードの遅延や延滞といった金融事故を起こしている場合には、審査に通過することは困難です。
金融事故を起こすと個人信用情報に異動情報が記録され、この記録は5~10年程度残ります。
異動情報が残っているうちは基本的にローンやクレジットカードの審査に通過することが難しいため、記録が消えるまで時間をおいてから再度申し込みをしましょう。
クレジットカードを一度も使ったことがない
クレジットカードを一度も使っていない人は返済能力の有無を確認できないので、合格するのが若干難しくはなります。しかし安定した収入があり借金が一切なければ、審査に通る可能性はかなり高いです。
PayPayカードは学生でも申し込みができるクレジットカードであることから、クレジットカードを作ったことのない人のはじめてのクレジットカードとしてもおすすめできます。
PayPayカードの審査に落ちないためのポイント
審査に落ちる人の特徴を知っておけば、審査落ちを割けるためにはどういった点に注意すれば良いかが分かります。
PayPayカードの審査に落ちないために特に気をつけなければならないポイントは以下の通りです。
- 金融事故でブラックリスト入りしているなら5年は申し込みをあきらめる
- キャッシング枠を0円にする
- 借金は申し込み前に全額返済する
- ある程度安定した収入を確保する
- ほかのカードを申し込まない
キャッシングカードは銀行口座にお金がなければ使えません。常に口座にある程度のお金が入っている状態にするには、安定した収入を得ることは必須です。
そして借金があれば、申し込みする前に完済しておきましょう(住宅ローンや車のローンなどは対象外)。
そのうえでキャッシング枠は0円に設定し、PayPayカード以外を申し込む際は、PayPayカードの申し込みが完了してからにしておけば高い確率で審査には通ります。
ただし、金融事故によりブラックリスト入りしている場合は、少なくとも5年間クレジットカードを作成できません。
PayPayカードの審査に通るための収入の書き方
審査に通るための収入の書き方は、とにかく虚偽の記載をしないことに尽きます。嘘の収入を記載しても金融機関側は簡単に見抜き、その時点で審査は不合格となります。
PayPayカードに限りませんが、収入は手取り収入ではなく、税金などが差し引かれる前の金額を記載しましょう。単位は10万円単位以上は細かく記入する必要があります。
PayPayカードの審査に関するよくある質問
PayPayカードの審査についてこれまで解説しましたが、すべてを説明できているわけではありません。PayPayカードの審査に関して特に多く寄せられている質問のうち、6つに厳選して解説します。
ここで紹介した以外で気になる点があれば、PayPayカードの公式サイトを確認してみてください。
審査状況・結果の確認方法
審査状況はPayPayアプリならPayPayカードアイコン内の「審査状況を確認する」をタップすれば確認できます。ブラウザの場合は、Yahoo!会員の会員メニューから確認してください。
審査結果は申し込み時に登録したメールアドレスに届きます。
カード申し込みの際に在籍確認はある?
PayPayカードの審査は問題がなければ2分で完了するので、基本的には在籍確認はありません。ただし、申し込み内容を確認した時点で在籍確認が必要と判断した場合は、在籍確認が行われる場合があります。
キャッシング枠をありにすると審査落ちの可能性が高くなる?
キャッシュ枠を設定すればとっさのときにお金を借りることができますが、そのお金は当然利息込みで返済しなければなりません。
キャッシング枠を設けると、その分高い返済能力を求められるので、審査難易度は高くなります。キャッシングを利用するつもりが一切ないのであれば、キャッシング枠を0円に設定しましょう。
審査結果の連絡が来ない場合は審査落ちの可能性が高い?
審査結果は合否に関係なく、必ず申し込み時に入力したメールアドレスに届きます。
審査結果が届かないのは、入力したメールアドレスが間違っているか、PayPayカードからのメールアドレスが着信拒否になっているかのどちらかなので、すぐに確認して対処しましょう。
2週間以上経っても連絡が来ない場合、審査落ちの可能性が高いです。
PayPayカードは主婦でも審査に通る?
PayPayカードの申し込み条件は18歳以上で一定以上の収入がある人となっており、一見すると主婦(主夫)は収入が一切ないため申し込みできないように思えます。
しかしこの一定以上の収入は本人だけではなく、配偶者に安定した収入があれば審査に合格し、カードを所有できるため、主婦でもPayPayカードを所有できます。
PayPayカードは無職でも審査に通る?
PayPayカードは18歳以上でも申し込み可能(高校生除く)ですが、これは安定した収益を得ていることが前提です。
正社員や派遣社員ほどの収入は条件として求めておらず、アルバイトやパート程度の収入でも審査に合格する可能性はとても高いですし、本人が無職でも両親が安定した収入を得ていれば審査に通ります。
ただし、無職で一切収入がない人は申し込み条件を満たしていないため、申し込んでもまず審査落ちの可能性が高いです。
まとめ
「審査が厳しい」「甘い」両方の口コミがあるPayPayカード。年会費永年無料で、安定した収入があり、18歳以上であれば高校生以外の学生でも作成できるクレジットカードです。
審査難易度はどちらかといえば甘めであり、問題なければ最短2分で結果が分かります。ただし、多額の借金があったり、安定した収入がなかったりすると審査に合格するのは難しいです。
また、滞納など金融事故を起こし、ブラックリスト入りしているとほぼ確実に審査には落ちてしまいます。