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わずか72日で爆誕した『OFFSEL』開発秘話!

こんにちは!!
最近『サピエンス全史』が読みたくて本屋をハシゴしました嘉藤です!

サピエンス全史は人類の約30万年の歴史が解説されている本です。発展を辿る歴史というのはロマンがあってとてもワクワクしますよね。

サピエンス全史には30万年分、日数にしておよそ1億日のロマンが詰まってます。
本日は、サピエンス史と比較してわずか0.00000072日の圧倒的遅早で爆誕したにも関わらず、ロマン詰まりまくりのOFFSELについてまるっと大解剖していきます!

OFFSELとは?事業概要をサックリ紹介!

OFFSELのご紹介をするにあたり、SDGの方々に聞き周り調査を行いました!

──お疲れ様です!早速ですが、OFFSELの事業概要を教えてください!

CO2排出量をオフセット(相殺)するカーボンオフセットっていう方法があるんだけど、OFFSELはカーボンオフセットを行うための証書やクレジットを取り扱うプラットフォームです。

──どんなことをしているんですか?

簡単にいうと、再エネ証書とカーボンクレジットを代理調達しています。

──フムフム。再エネ証書ってなんですか?

再生可能エネルギーで作られた電力の環境価値を切り離して売買できるようにしたのが再エネ証書。有名なところでいうと、非化石証書とかがこれに当たります。
例えば、再エネ電力を積極的に使っている企業が、もう十分環境に優しいって認められている場合、余った環境価値を再エネ証書として売りに出す。
B社がその売りに出された再エネ証書を買い取ることでB社は実質的に再エネ電力を使用しているとみなされる、みたいな感じ。

──ホウホウ。じゃあカーボンクレジットとはなんですか?

カーボンクレジットはCO2排出量の削減量をやりとりするようなもの。J-クレジットとか聞いたことある人も多いんじゃないかな。
元々CO2排出量を80で抑えようねって企業が60で抑えたら、その余剰の削減量に経済的な価値をつけて売買できるようにしたもの。

──再エネ証書は、再生可能エネルギーの環境価値を切り取ってやりとりをするもので、カーボンクレジットはCO2の削減目標よりも削減した余剰分をやりとりするものという認識で大丈夫ですか?

そう!
それでOFFSELは、再エネ証書やカーボンクレジットを代理調達して、実際にニーズがある企業の方に届けるって部分を担ってる。

──競合と比べた時のOFFSELの強みはなんですか?

3つあって、
1.価格
2.取り扱いクレジットの種類
3.公式サイトの情報量

かな。

──1つ目と2つ目はイメージしやすいんですけど、3つ目の情報量について少し補足いただいてもいいですか?

結構カーボンクレジットは問い合わせしてみないと中身がわからないっていうのが多くて、気軽に比較できるような材料がないから提示された価格を「そういうものなんだ」って思っちゃうんだよね。
でも、それって”もっとも”じゃないなって思って。
だからOFFSELは公式サイトでできるだけ知りたいことが知れるように種類や価格といった情報をオープンに開示してる。

──何社も問い合わせするのって結構大変ですもんね。

そうそう。
エレビスタが先頭をきって積極的にオープンにしていくことでカーボンオフセットが気軽に情報を入手して比較しやすいような市場にしていきたいと考えてる。

──目指せもっともなカーボンオフセット市場ですね!OFFSELについてご説明いただきましてありがとうございました!わかりやすかったです!

OFFSEL立ち上げまでの72日間

ここまでカワムラにOFFSELについてご説明いただきましたが、ここからはバトンタッチしてOFFSELをわずか72日で立ち上げたスーパーPdMワタナベに突撃しました!

──まずOFFSELってどういう風に始まったんですか?

突然社長たちに「非化石証書なんか良さそうじゃない?」って言われた。

──それが立ち上げのきっかけですか。

そう笑
任せてもらったから色々調査して、まずは非化石証書の取り扱いができるように証書の運営母体の会員登録をした。
登録するために、販売シミュレーションとか提出しないといけないものが結構あったんだけど、情報集めて必要なこと書いてって、とにかくインプットとアウトプットがかなり近いところにあった。
それから30日かからないくらいで完了した。

──提案から1ヶ月かからないくらいでサービスの必要最低限ができたって感じですか。

取り扱いができる、って状態になっただけだからまだまだやることは山積みだったけどね。
本当にスタートラインに立ったって感じ。
それから利用規約を作ったり、競合調査をしながら販売量や販売単価とかの商品設計をして、非化石証書の代行サービスとしてOFFSELのサービスが始まった。ここまで、72日。

──72日!!しかも当時ワタナベさん1人ですよね。

ね笑
ロゴとかはデザイナーのドウキさんに作ってもらったりしたけど、初期のサイトとかは自分で作ったし、最初の立ち上げの大部分は1人でやってた。
サービスを育てていくためにプレスリリースを打ったり、営業したりして今に至るって感じ。

──ありえんすごいです。

どうも笑
それから去年、オオバヤシさんが入ってきてくれてだいぶ引き継ぎしてOFFSELはオオバヤシさんが主体で進めてくれてる。

OFFSEL誕生物語

DAY0     突然、社長たちから告げられる→市場調査開始
DAY28   フォーマットもない状態から会員取得
DAY57   利用規約爆誕
DAY65   競合調査→商品設計完成
DAY72   OFFSEL爆誕、非化石証書の代行サービスを開始

OFFSELを振り返って

──OFFSELを振り返ってみてどうですか。特に大変だったこととか。

まずは知識が足りないとこだよね。
書類提出や利用規約を作る時、何をインプットするべきかわからないところからスタートした。
これまでのことをインプットするのももちろん大事だけど、カーボンクレジットって制度が変わったり、新しくできたりするから常に情報のアップデートが必要で、これを全部覚えたら完璧ってならないのが難しい。
必要な知識を蓄えながら常に新しい情報を追ってっていう風にして知識不足を補ってた。

──購入者が安心して買えるように正しいことをアウトプットできるようにならないといけないですもんね…!どういう風にインプットを進めたんですか?

WEBで調べたり運営側の社団法人に細かく質問したり、できることはなんでもしてたよ。こういう場合はどうなる?とか。

OFFSELで今後実現していきたいこと

──およそ2ヶ月半でサービスを立ち上げたわけですけど、今後OFFSELで実現していきたいことなどありますか?

いっぱいあるよ。OFFSELはまだ1/100くらいの完成度だと思ってる。

──あんなに色々動いてるのにですか!

うん。今はまだオフセットしたいですっていう方に対して、じゃあこれを買ったらいいですよ、っていってアナログな手続きをして…っていう感じで選ぶ自由がないんだよね。やってることのニュアンス的にはコンサルが近い感じ。
だから、将来的にはAmazonみたいな感じで気軽に買えるようなものにしていきたい。証書やクレジットを購入したい人が自分で選んで買えるように。
今ってなんでも便利が当たり前じゃん。だからオフセットもそのレベルまで便利じゃないとサービスって名乗れないと思ってる。

──Amazonで買い物する感覚までオフセットが浸透したら市場が活発に色々動きそうですね。

ね。
それとオフセットって今はまだ法人向けのものだけどいずれは個人のオフセットを可視化できるようなサービスにも展開していきたい。
OFFSELをカーボンオフセットの軸にして、既存のプロダクトと連携させたり、新規のカーボンニュートラルに役立つようなサービスを立ち上げたりして展開していきたい。

──なるほど…!ありがとうございました!今後のOFFSELの展開・活躍楽しみです!

わずか2ヶ月半で新規サービスが立ち上がるエレビスタ。今後も”もっとも”をつくるために、必要な新規プロダクトの開発にも力を入れていきます!

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