【第一回ITリテラシー講座】IPアドレスとドメインの違い、説明できますか?私はできません(でした)。
IPアドレスもドメインもどちらもなんとなく「サイトの住所」的な認識でよくわからないままエンジニアさんに丸投げをしていました。
心当たりのあるBizサイドの方も多いのではないかと思います。
先日エレビスタでは、SDG所属サーバーエンジニア兼PdMオオバヤシによるITリテラシー講座が開かれました。
初回のテーマはなんとなく知っているけどいざ聞かれたら焦っちゃう人向けの初級ドメイン講座でした。
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Bizサイド向けの超基礎的なものとなっていますが、私と同じく聞かれたら焦っちゃう人向けにドメイン講座の内容についてご紹介していきます!
ドメインとは
ドメインとは、一言でいうと「インターネット上の住所」のことです。
サイトを公開するためには、
- サーバ
- サイト/ホームページ
- ドメイン
の3つが必要になります。
広いインターネットの中でどの部分にサイトが存在しているのか、その位置付けをしているものがドメインとなっています。
IPアドレスも「住所」ドメインとの違いは?
突然ですが、エレビスタの本社は〒103-0004にあります。
といって、「東京都中央区東日本橋」だとわかる方はなかなか少数なのではないかと思います。
むしろわかる方は相当な住所オタクだと思うのでそのトンガリで入社してください。お待ちしています。
さておき。
IPアドレスもドメインも両方住所を表しているので検索すると同じサイトが表示されます。
ただ、IPアドレスは192.168.1.1のようなドットと数字で成り立っているため、人間にとって覚えるのが大変です。
そこで、住所を覚えやすくわかりやすくするために開発されたのがドメインです。
住所=IPアドレス=ドメインという認識に間違いはありませんが、ざっくりとしたイメージとしては、
IPアドレス=郵便番号
ドメイン=住所
となります!
DNSとは
人間にわかりやすくするために作ったドメインをIPアドレスと同じ住所に設定するためには紐付けが必要です。
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「IPアドレスとドメインの紐付け」を行う技術がDNS(Domain Name System)と呼ばれているものです。
その紐付け方法(DNSレコード)は多岐にわたっています。
今回は、代表的なものを紹介していきます!
Aレコード
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Aレコード(addressレコード)とは、まさに「IPアドレス=住所」の紐付けを行うものです。
Aレコードを設定することで、「東京都中央区東日本橋」という文字列で「〒103-0004」という場所を表せるようになります。
CNAMEレコード
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CNAMEレコードを設定すると、同じ住所を複数の表現で表すことができるようになります。CNAMEのCはcannnonical(同じという意味)からきており、設定すると別名をつけることができます。
例をあげると、「www.yahoo.co.jp」、「yahoo.co.jp」は文字列が異なりますが両方とも、同一住所を表示します。
MXレコード
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MXレコードは、メールの送受信に使用するメールサーバを設定するものです。MXはMail Exchangeが由来となっています。
冒頭でサーバは土地だと例えましたが、この設定を行うことで利用しているサーバ(土地)以外の例えばGmaiなどの異なるサーバ(土地)でメッセージの確認や送信ができるようになります。
TXTレコード
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TXTレコード(Textレコード)とは、ドメインに任意の情報やコメントを持たせる設定です。
例えばエレビスタのドメインは、URLバーをみていただければわかるように「erevista.co.jp」です。
このようにドメインは誰でも確認できるため、ドメインの管理者であることを伝える方法が必要です。
そこで利用するのがTXTレコードです。
ドメインに持たせた任意の情報を知っているのはドメインの管理者もしくは所有者に限られるため、証明になります。
TXTレコードの使用シーンとして例えばGoogleSearChconsole(サイトの検索トラフィックや掲載順位を測定できるサイト)などでドメインを登録する際にTXTレコードが求められます。
NSレコード
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NSレコード(name srverレコード)は、これまで紹介してきたもののようなDNSレコードをどのサーバで行うのか設定するものです。
これまで紹介してきた画像ではお名前.comでのキャプション画像を使ってきましたが、国内でもDNSレコードを設定できるサーバは複数あり、それぞれに特徴があります。
その中で、ドメインのDNSレコードをどのサーバでやるのかを設定するものが、このNSレコードです。
サーバー上でAレコードなどを設定し他にも関わらず、サイトが見れない場合はまずNSレコードに問題がないか確認しましょう。
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目指せちょいジニア!ITリテラシー講座のゴールは?
いかがでしたでしょうか?
ここまであたかも自分の言葉かのようにドメインやDNSレコードについて解説を行ってきましたが9割先週知った話です。
最後に今回の勉強会を主催したサーバーエンジニア、オオバヤシに話を聞いてみました。
──今回は勉強会の開催ありがとうございました!
いえいえ。こちらこそ、ご参加いただきありがとうございました。
──今回はどういう経緯でITリテラシー講座を主催したんですか?
Biz側、とりわけメディア事業部は業務の中でドメインを扱う機会も多く、普段から相談をもらうことが多かったんです。
もちろん相談自体はウェルカムなんですけど、知識を共有することでIT企業として情報リテラシーの向上に貢献できると思いまして。
具体的にこういう業務に直結っていうところまで想定しているわけではないんですけど、知識の引き出しを多くしておくことで活用できる部分も多いのでは、と。
──今後も開催していただけるとのことですが、「このIT講座を通してこうなって欲しい」みたいなゴールはありますか?
相談を減らす、ですかね。
大前提、相談されるのがめんどくさいとか嫌だということでは絶対ないです。
ただ、Bizサイド側のみなさん、必要以上に身構えてしまっている部分もあると思うので、自分でわかることが増えて「これは相談するまでもないな」と思えるくらい自信をつけていただきたいです。
Bizサイドの方にとっても自分がわかることが増えた方が楽しいと思いますし、エレビスタ株式会社のレベルの底上げにもなると思います。
──なるほど、、、!今回、ドメイン周りについてなんとなくの理解だった部分がちゃんとわかって面白かったです!ありがとうございました!
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2週間程度で内定が出るので、今なら第二回ITリテラシー講座に参加できます!
第二回のテーマは「Cookieについて」です!
ちょうどCookieについてもっと知りたいよって方、今がチャンスです!!!
お待ちしています!